前節、終始富士ゼロックスミネルヴァAFCを圧倒し、3シーズン振りの開幕3連勝を達成したライズ。 今節の対戦相手は、秋季2連覇中のディフェンディングチャンピオン、富士通フロンティアーズ。 日本一に向け、さらに勢いを加速させたいライズは、強敵を相手に、地元相模原で大きな1勝を目指す闘いが今始まる。
ライズのリターンで試合開始。DB#3佐久間(名城大)がナイスリターンをするもライズの反則があり自陣11ヤードからの攻撃となる。
ライズのオフェンスを指揮するのはQB#11ロックレイ(カリフォルニア大デービス校)。サードダウンでダウン更新すべくパスを投げる態勢になった瞬間、相手にボールをファンブルさせられてしまう。フリーボールをそのままエンドゾーンに運ばれ、開始3プレーでタッチダウン(以下、TD)をされてしまう。PATも決まり、フロンティアーズ先制し、0-7となる。
自分たちのミスを直ぐに挽回したいオフェンスは、自陣24ヤード付近からの攻撃となる。RB#2宮幸(中央大)の6ヤードラン、TE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)の6ヤードキャッチ、WR#6佐藤(日本体育大)の15ヤードキャッチなどで敵陣10ヤードまでドライブするが、フォースダウンに追い込まれ、フィールドゴール(以下、FG)となる。27ヤードのFGはK#13鈴木(慶応大)が確実に決め3点を返し、3-7と点差を詰める。
ライズディフェンスのファーストシリーズは、DL#52鈴木(国士館大)、LB#5田中(法政大)の力強いタックル、DB#36グリフィン(アシュランド大)、DB#7ハイタワー(ヒューストン大)の早い寄せで前進を許さず、スリーアンドアウトに追い込む。
完璧な立ち上がりのディフェンスに応えたいライズオフェンスは、QB#11ロックレイのスクランブルで敵陣に入ると、TE#80プリンキーへの27ヤードパス等で敵陣14ヤードまで前進したところで第1Q終了。
TDを取りたいシチュエーションであったが、フロンティアーズディフェンスに要所を止められロス。ここで、K#13鈴木の38ヤードFGが成功し、6-7と1点差に詰め寄る。
ここで再び堅守したいライズディフェンスであったが、1プレー目にフロンティアーズRBの74ヤード独走TDを許してしまう。PATも決まり、6-14と再び離されてしまう。
直後のオフェンスはQBサックをされ、スリーアンドアウト。
これ以上失点をしたくないライズディフェンスは、LB#18増山(日本体育大)、DL#90伊倉(法政大)のタックルで守るが、ロングパスを通されTDを献上してしまう。PATも決まり、6-21とさらに点差を広げられる。
得点を返したいライズオフェンスはTE#33財津(一橋大)のナイスリターンで、自陣41ヤードからの攻撃となる。しかしオフェンスが続かず自陣37ヤードからパントへ。P#13鈴木は右にロールアウトしパント。コントロールされたボールは敵陣3ヤード付近でアウトバウンズとなり大きく陣地挽回となった。
スペシャルチームの好プレーに応えたいライズディフェンスはダウンを1回更新されるものの、好プレーを続ける相手RBに素早い対応でランストップ。パントへと追い込む。
点を返したいライズオフェンスは相手の反則もあり、敵陣まで攻め入るも痛恨のインターセプトをされ攻守交代。
ここで、嫌な流れを断ち切ったのがDB#3佐久間。前半残り2分を切り、尚も得点を狙うフロンティアーズQBのパスを右サイドライン付近で値千金のインターセプト。ライズは敵陣35ヤード付近よりオフェンスとなる。
パス、ランを織り交ぜ敵陣9ヤードまで前進するもその後が続かず、このシリーズもFGとなる。K#13 鈴木のFG成功で、ライズ9-21フロンティアーズ。
このまま前半が終了すると思われたが、直後のキックオフをビッグリターンされ、最後にFGを入れられ、ライズ9-24フロンティアーズで前半終了。
第3Qはフロンティアーズのリターンで再開。
フロンティアーズは短いパスを中心に時間を掛けたオフェンスを展開。実に5分をかけてライズ陣25ヤードまで前進し4ダウン2ヤードでギャンブルを選択する。ダウン更新を狙い突進する相手RBをLB#5田中がタックルし、見事ダウン更新を防ぎ攻守交代。
ディフェンスのビッグプレーに応えたいライズオフェンスは、WR#85八木(慶応大)のキャッチ等で敵陣37ヤードまで前進し、最後はWR#15出島(久留米大)へのロングパスが成功。ライズはこの試合初TDとなる。PATは失敗し、ライズ15-24フロンティアーズと9点差に詰め寄る。
しかし直後のライズディフェンスでフロンティアーズRBにロングゲインを許し、追加点を奪われてしまう。PATも決まり、ライズ15-31フロンティアーズと、再び点差を広げられる。
反撃したいライズオフェンスだが、相手ディフェンスに抑えられ攻守交代。
続くディフェンスは何としても止めたいところ。フロンティアーズ陣35ヤードからサードダウンの攻撃で相手RBがボールをファンブル。フリーボールをリカバーしたのはDB#3佐久間。
攻守交代となるがライズオフェンスはスリーアンドアウトに抑えられてしまいパントとなる。#13鈴木のパントをTE#33財津が敵陣1ヤードで抑えて第3Q終了。
好位置のディフェンスとなり、早く相手を抑え、オフェンスにボールを渡したいライズはLB#56浦野(立命館大)のパスディフレクトなどでパントへ追い込む。
敵陣43ヤードと好位置からスタートとなったライズオフェンス。パス、QBランを混ぜ、敵陣16ヤードまで前進するもTDを狙ったパスをインターセプトされそのままリターンTDされてしまう。PATも決まり、ライズ15-38フロンティアーズ。
次のオフェンスもスリーアンドアウトとされ、ディフェンスもドライブを許し、TDは阻止するもFGを奪われ、ライズ15-41フロンティアーズとさらに点を重ねられてしまう。
何とか一矢報いたいライズオフェンスは、直後の攻撃でミドルパス、QBランで前進し、最後はTE#80プリンキーへのTDパスが成功。PATも決まり、ライズ22-41フロンティアーズとしたが、最後はニーダウンされ試合終了。
ディフェンディングチャンピオンを相手に、ファイナルスコアは22-41と19点差となったが、必ずしも圧倒されていたとは言えないのではないだろうか。
ディフェンスは要所でフロンティアーズの強力ランを止め、フロンティアーズ自慢のエアアタックも大きなゲインは与えていなかった。
オフェンスの総獲得ヤードもフロンティアーズの378ヤードに対しライズも333ヤードを獲得しており、まったく歯が立たなかったわけではない。しかし、ライズのレッドゾーン(敵陣20ヤード以内)オフェンスの完成度と、ターンオーバーから直接2TDを奪われてしまったことが、この点差を生んでしまった要因ではないだろうか。
ディフェンディングチャンピオンに対し、通用した部分は今後も自信を持ち、力不足であった部分はシーズンを戦いながらパワーアップして次に臨んでいきたい。
次節は、10月6日(土)10:30から、ウェストディビジョン強豪のパナソニックインパルスと富士通スタジアム川崎で対戦となる。
ホーム相模原ギオンスタジアムで行われた前節、春季パールボウルチャンピオンのオービックシーガルズに対して、劇的な勝利を収めたノジマ相模原ライズ。 今節の対戦相手は、ここまで1勝1敗の富士ゼロックスミネルヴァAFC(以下ゼロックス)。ライズは開幕2連勝の勢いを活かし、2シーズン振りの開幕3連勝を目指す闘いが始まる。
ライズのキックオフで試合開始となるが、いきなり45ヤードのビッグリターンを許してしまう。ハーフウェイの好位置より始まったゼロックスのファーストシリーズだが、ディフェンス陣の強いプレッシャーでスリーアンドアウトに抑える。
ライズのオフェンスを指揮するのは、QB#11ロックレイ(カリフォルニア大デービス校)。注目の1プレー目はロックレイ自ら右サイドにロールアウトし、WR#15出島(久留米大)に45ヤードのロングパスをヒット。パスキャッチした出島はゼロックスDB陣を置き去りにしエンドゾーンまで快足を飛ばし1プレー目で83ヤードのTD。PATもK#13鈴木(慶応大)が決め7-0とライズが先制する。
ライズのキックで試合再開となり自陣17ヤードよりゼロックスの攻撃。WRへの早いタイミングでのパス攻撃は、LB#4矢口(東海大)、LB#47梶浦(早稲田大)の素早いタックルでゲインを許さず、このシリーズはゼロックスのパントで攻守交代。
続くライズのシリーズは、DB#7ハイタワー(ヒューストン大)のナイスリターンで敵陣36ヤードからの攻撃となる。10ヤードのフックパターンをキャッチしたWR#85八木(慶応大)はゼロックスDBを巧みにかわしゴール前3ヤードまでナイスゲイン。続くプレーはランプレーを選択。RB#2宮幸(中央大)がブロックの隙間を縫ってTD。PATも決まり14-0とオフェンスは3プレーで2TDと理想的なスタートとなった。
続くゼロックスの攻撃もDL#52 鈴木(国士館大)、LB#24山口(日本体育大)の連続ロスタックルでゲインを許さず、3シリーズ連続スリーアンドアウトとディフェンスも完璧な立ち上がりを見せる。
続く敵陣38ヤードから開始の攻撃は、TE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)の12ヤードキャッチに始まり、RB#2宮幸が2ヤードラン、3ヤードパスキャッチから20ヤード走りきりTDをあげる。PATも決まり21-0と差を広げる。
次のゼロックスの攻撃もDB#16今井(日本大)の素早い反応、LB#57中井(明治大)の激しいタックルによりダウン更新を1回に抑える。
自陣33ヤードよりこの試合4回目の攻撃シリーズとなったライズはロックレイよりハンドオフを受けたRB#25東松(立命館大)が次々とゼロックス守備陣をかわし67ヤードの独走TDをあげる。PATも決まり28-0で更にリードを広げる。
続くディフェンスもLB#57中井を中心にダウン更新を許さずスリーアンドアウトで攻守交代となり1Q終了。
2Q最初の攻撃シリーズはパスを中心に攻めるも、うまくパスが繋がらずこの試合初めてのパントとなる。
ディフェンスの頑張りに応えたいゼロックスオフォンスは自陣15ヤードからの3rdダウンでダウンを更新すべくロングパスを投じるが、DB#3佐久間(名城大)がいち早く反応し、値千金のインターセプト。そのまま37ヤードのインターセプトリターンTDを奪う。PATも成功し35-0。
続くディフェンスもDB#22河石のタックルなどでスリーアンドアウト。再びオフェンスへボールを渡す。
ボールを受けたライズオフェンスは#20前島(日本体育大)の3連続ラン、WR#85八木へのパス、QB#11ロックレイのスクランブルランなどで着実に前進し、最後はWR#21秋山(日本大)へ17ヤードTDパスがヒット。PATも決まり42-0。
前半残り3分、自陣23ヤードからのゼロックスの攻撃は2本の長いパスを通されこの試合初めてのTDを許してしまう。PATも決まり42-7。
前半残り1分になり自陣25ヤードからとなった前半最後のライズオフェンスは、QB#11ロックレイからTE#80プリンキー、WR#85八木、WR#21秋山、WR#6佐藤(日本体育大)へ4連続パス成功で敵陣5ヤードまで前進。最後はRB#20前島へ5ヤードのTDパスを通し2ミニッツオフェンスを完結させた。PATも決まり49-7ライズのリードで前半終了。
ゼロックスのキックオフで後半戦スタート。 早く低い弾道で蹴られたボールをTE#33財津(一橋大)がキャッチし、敵陣49ヤードまでナイスリターン。 後半オフェンスの指揮を取るのはQB#10藤本(日本大)。RB#20前島の2連続ランで敵陣38ヤードまで攻め込むと、右サイドからポストパターンを走った#21秋山へロングパスが成功しTD。PATも決まり56-7。
対するライズディフェンスもLB#18増山(日本体育大)のハードヒット、LB#4矢口のロスタックルなどでダウン更新を1回のみに抑え責務を果たす。
続くオフェンスはRB#20前島のラン、TE#98藤本、WR#6佐藤へのパスを織り交ぜテンポの良いオフェンスを展開。自陣17ヤードからの8プレーを費やし最後は#6佐藤への25ヤードTDで締め括った。PATも決まり63-7。
続くライズディフェンスはダウンを更新されるものの、要所をDB#3佐久間のロスタックル、DL#12守屋(拓殖大)、#95山形(名城大)のQBプレッシャーで凌ぎパントへ追い込む。
自陣32ヤードやらのオフェンスは、RB#27細野(国士舘大)、RB#37櫻井(日本大)のラン、WR#91谷口(立教大)へのパスでこの試合2回目のパントとなり3Q終了。
自陣10ヤードから開始となったゼロックスオフェンス。ライズディフェンスは、LB#57中井を中心にDL#43池田(名城大)のロスタックル等で懸命に守るが、要所で反則を取られジリジリと前進されてしまう。14プレー約6分を使われ最後はパスでTDを献上。PATも決まり63-14。
自陣42ヤードから再開されたライズオフェンスはRB#29吉田(龍谷大)らのランプレーで前進、ダウンを更新するもその後が続かずパントとなる。 #13K鈴木の蹴ったパントはTE#33財津がゼロックス陣1ヤードで抑え、ライズディフェンスにとって好位置でのディフェンスとなる。
パントチームのナイスプレーに応えたいディフェンスはDLを中心に積極的な攻めのディフェンスを展開。1プレー目をノーゲインに抑えた2プレー目、ゼロックスOLを完全にコントロールしたDL#95山形がエンドゾーン内でゼロックスRBをタックルしセーフティ。65-14となる。
試合時間残り2分で再開されたライズオフェンンスは全てランプレーで時間を使い試合終了。最終スコアは、ライズ65-14ゼロックス
前節オービック戦に引き続き、雨交じりの難しい試合となり、目の前の1プレー1プレーに集中し、全力でやりきれるかが試される試合となった。 先発出場のQB#11ロックレイは15投中12回成功、269ヤード4TDの安定感を示し、QB#10藤本も10投中7回成功、121ヤード2TDとロックレイと遜色ないパフォーマンスを披露。全体を通じて、9名にパスを投げ分け、相手ディフェンスに的を絞らせなかった。ランニングプレーも7名がキャリーし171ヤード獲得。1キャリー平均7ヤード超えを達成。
また、ディフェンスはLB#57中井の6タックル、#56浦野の4タックル、#24山口の4タックルなどの数字が示す通り、DLがゼロックスOLを完全にコントロール出来ていた。
キッキングではLB#56浦野のパントカバーでのナイスタックルや、TE#33財津のビッグカバーがあり、今後拮抗した試合の活躍が期待される。 そして、この試合はユニフォームを着た全選手がプレーし、正に総力戦で勝利した事が何よりの収穫だったのではないだろうか。 次節は、秋季2連覇中の富士通フロンティアーズをホームの相模原ギオンスタジアムに迎え9/23(日)13:30にキックオフとなる。
前節、リズムの良いオフェンスと堅実なディフェンス、キッキングで強豪LIXIL ディアーズを破り幸先の良いスタートを切ったライズ。 今節の対戦相手は第1節のホームゲームでBULLSに圧勝し勢いに乗る、本年度パールボウルチャンピオンのオービックシーガルズ。 プレーオフを含めた秋季リーグ戦の対戦成績はライズの1勝7敗と大きく負け越しているXリーグ屈指のアスリート集団である。 時より豪雨の降る中、2018シーズン最初のホームタウンゲームの幕が切って落とされる。
ライズのリターンで試合開始。攻撃を率いるのは第1節に引き続き#11ロックレイ(カリフォルニア大デービス校)。RB#2宮幸(中央大)のランプレーを試みるも、シーガルズディフェンスの早い潰しに合いスリーアンドアウト。陣地挽回を狙った4thダウンのパントはブロックされ、フリーボールをエンドゾーンに運ばれTD(タッチダウン)を決められてしまう。PATも決まり0-7とシーガルズが先制する。
続くライズオフェンスは、TE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)のワンハンドキャッチやWR#1中田(日本大)へのパスキャッチでハーフライン付近まで前進するも、その後が続かずパント。
続く自陣40ヤードより再開されたシーガルズオフェンスのファーストプレーはRBへのハンドオフ。左サイドを抜けられ43ヤードのビッグゲインを許してしまう。最後はWRへフックパターンのパスも決まりあっさり追加点を献上。PATも決まり0-14となる。
直後のキックオフはDB#7ハイタワー(ヒューストン大)の好リターンとシーガルズの反則で、自陣47ヤードと絶好の位置からの攻撃となる。しかし、シーガルズディフェンスのプレッシャーに苦しい体勢で投じたQB#11ロックレイのパスをDBにインターセプトされてしまい嫌な流れを断ち切れない。
これ以上の失点は避けたいライズディフェンスは、DL#52鈴木(国士館大)やLB#18増山(日本体育大)の早い寄せでTDは死守するもFG(フィールドゴール)を決められ、0-17とリードを広げられてしまう。
反撃をしたいライズはQB#11ロックレイからWR#85八木(慶応大)、TE#80プリンキーへのテンポパスとRB#2宮幸の早いランプレーでダウンを更新。更にシーガルズディフェンダーを振り切りフィールド中央を駆け上がったWR#15出島(久留米大)への40ヤードロングポストがヒット。一気にゴール前10ヤードまで前進する。最後はWR#85八木へパスが通り待望のTD。PATは失敗するが6-17と次に繋がるドライブとする。
反撃開始直後のライズディフェンスも徐々にアジェストし始める。主将DL#90伊倉(法政大)を中心にLB#4矢口(東海大)、LB#5田中(法政大)の素早い潰しで前進を許さない。3rdダウンのスクリーンパスもLB#5田中のスーパープレーでロスゲインとしパントへ追い込む。
得点差を縮めたいライズオフェンスは、引き続きテンポパスをTE#82伊津野(駒澤大)、WR#15出島らに投げ分け、敵陣25ヤードへ進入。しかし追加点を狙うべく投じたパスをDBにインターセプトされ攻守交代。
第2Q以降のライズディフェンスは、気持ちが全く切れず集中しており、DL#9番矢(京都大)、#43池田(名城大)、#59西尾(中央大)らがライン戦に勝ちランストップ。パスプレーもLB#56浦野(立命館大)の確実なタックルでダウン更新をさせない。前半は6-17とライズの11点ビハインドで終了。
ライズのキックオフで後半開始。シーガルズ自陣30ヤードからの攻撃はDB#22河石(早稲田大)、DL#44小宮(帝京大)らが奮起しスリーアンドアウト。
大事な後半ファーストシリーズを止めたディフェンスにオフェンスが応える。ライズ自陣27ヤードからWR#15出島のスーパーキャッチを含む3本のパスと、RB#2宮幸の縦に早いランプレー6回を織り交ぜ敵陣8ヤードまで前進。最後もRB#2宮幸の中央突破で73ヤードのロングドライブをTDで完結する。しかし、PATはパスで2点を狙うも失敗。スコアは12-17でその差は5点に迫る。
攻守の良い流れを断ちたくないライズディフェンスは、シーガルズQBのスクランブルやパスインターフェアの反則でライズ陣40ヤードまで前進されるが、LB#47梶浦(早稲田大)の素晴らしい反応でこれ以上は前進させず、攻守交代となり、最終第4Qへ突入する。
ライズ自陣5ヤードからの攻撃は、後半に入り力強い走りが増したRB#2宮幸のランプレーを中心にTE#82伊津野、WR#85八木へのパスで敵陣35ヤードまで攻め入るも4thダウン。ここでライズベンチはFGトライを選択。K#13鈴木(慶応大)の蹴ったボールは高い放物線を描き、ゴールポストの中央を通過。見事52ヤードのロングFGを成功させ3点追加。15-17と2点差に迫る。
試合時間残り4分28秒、シーガルズ自陣12ヤードからの攻撃。時間を使いながらボールを進めたいシーガルズはランプレーを中心に攻撃を展開。対するライズディフェンスは、オフェンスにボールを渡すべく、LB#5田中、#4矢口、#18増山のタックルで死守。シーガルズは自陣40ヤードで4thダウンとなりパントを選択。試合時間残り2分22秒でボールがライズへ。
ライズ自陣25ヤードよりラストドライブ開始。QB#11ロックレイからWR#85八木へ3本連続パス成功、RB#2宮幸のランプレーでシーガルズ陣20ヤードまで前進。試合時間残り2秒まで時計を流しライズのタイムアウト。先ほど52ヤードのスーパーFGを決めたK#13鈴木の右足に全てを託す。ライズの反則がありシーガルズ陣25ヤードからになったFG、K#13鈴木の右足から放たれたボールはまたも美しい放物線を描きゴールポストへ吸い込まれた。42ヤードFG成功と同時にタイムアップのホイッスル。逆転サヨナラFGでの勝利!!最終スコアは、ライズ18-17シーガルズとなり、ホームタウンゲームに相応しい劇的な幕切れとなった。
序盤はシーガルズのビッグプレーや攻守の勢いに押され、第1Qだけで17点を失う苦しいスタートになったが、それ以降のディフェンスはフロント7の粘りとDB#7ハイタワーを中心にDB陣のパスカバーやタックルがシーガルズオフェンスをパス34ヤード、ラン166ヤードに抑えた。
ライズオフェンスは、防げるインターセプトを喫したものの、QB#11ロックレイは6名にパスを投げ分け、36投中23回成功、249ヤード1TDを獲得した。エースRB#2宮幸も力強いセカンドエフォートも含め22回キャリー82ヤード1TDと活躍した。
また、K#13鈴木は52ヤード、42ヤードと2本の難しいFGを見事に成功。パントでも敵陣深くまで蹴り込み陣地を挽回した事など、オフェンス・ディフェンス・キッキング全てのチームが自分たちの仕事を遂行できた事が最大の勝因となった。
次節は富士通スタジアム川崎で富士ゼロックスミネルヴァAFCとの対戦となる。悲願の日本一を勝ち取るまでライズの快進撃は止まらない。
待ちに待ったシーズンの開幕は、日中の気温が36度という厳しい残暑となった。初戦の対戦相手であるLIXILディアーズ(以下、ディアーズ)とは、昨秋も、激しい点の取り合いを制し勝利を収めているが、一筋縄ではいかない相手である事は、周知の事実だ。しかし、どんなコンディションであろうとも、どんな相手であろうとも、自分たちのフットボールを貫き、"Fearless."のスローガンのもと、常に全力、そして一体感を持って、新たな歴史を刻み、頂点を目指す戦いを今、始める。
ライズのレシーブで試合開始。リターナーはRB#20前島(日体大)。ライズは自陣21ヤードから攻撃を開始する。
ファーストシリーズの3rdダウンロングでQB#11ロックレイ(カリフォルニア大学デービス校)のパスがWR#1中田(日本大)へ決まりフレッシュを獲得。続く攻撃では、ブーツレッグでロールアウトしたQBロックレイがWR#85八木(慶應大)へ36ヤードのロングパスを決め敵陣30ヤードへ攻め込む。立ち上がりからテンポのいい攻撃を指揮するQBロックレイは、WR中田へパスを通し、1stダウンを更新。ゴールまで19ヤードに迫る。ここからはRB#2宮幸(中央大)のランで手堅くゲインを重ね、最後は、4thダウン1ヤードでQBロックレイがRBのランプレーと見せかけ、右コーナーへ自ら持ち込みTD。PATもK#13鈴木(慶應大)が決め、7-0とリードを奪う。
ディアーズは自陣41ヤードから攻撃開始。すぐさまDL#52鈴木(国士舘大)がパスカットするなど、いい雰囲気を作ったが、ディアーズもショートパスとQBランを織り交ぜ、TDを奪い返し、7-7に追いつく。
ライズのセカンドシリーズは、RB宮幸のランプレーでペースを作り、新加入のTE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)へのミドルパスやWR#15出島(久留米大)へのロングパスで敵陣20ヤードまで一気に侵入する。ここで、1Qが終了。
RB宮幸のランプレーとWR中田へのパスなどで刻みながらも確実にゲインを重ねるライズオフェンス、最後はRB宮幸が中央を走り込みTD、PATも鈴木が決め、14-7とすぐにリードを奪い返す。
ライズディフェンスは再三ディアーズを追い詰めるが、ディアーズも3rdダウンのプレーを決め、じりじりと攻められる。しかし、ライズディフェンスはゴールまで21ヤードと攻め込まれた3rdダウンを止め、更に反則で罰退したディアーズの3rdダウンロングで狙ったショベルパスをLB#5田中(法政大)がきっちり止め、フィールドゴールへ追い込み、ディアーズの51ヤードのロングフィールドゴールは失敗となる。ここで、前半の残り時間は5分を切った。ここからは、両チームのディフェンスが踏ん張り、14-7とライズのリードで前半を折り返す。
ライズのキックオフで試合再開。ディアーズは自陣29ヤードから攻撃を開始する。ショートパスとランプレーで攻めるディアーズをDL鈴木のQBサックなどで止め、さらにLB#56浦野(立命館大)のナイスディフェンスでパントへ追い込む。
すると、ライズは、後半最初のプレーでQBロックレイからWR出島へポストパターンのロングパスが決まり49ヤードのビッグゲイン。ゴール前3ヤードに迫り、最後はWR八木へTDパスをヒット。PATも決まり、21-7とリードを広げる。続く2シリーズは両チームともフレッシュを更新するものの、お互いにディフェンスが粘り得点を与えない。その後、自陣深くから始まったディアーズの攻撃中に3Qが終了。
ディアーズの攻撃もリズムを掴んだライズディフェンスがきっちり止めパントへ追い込む。パントがタッチバックになり、ライズは自陣20ヤードからの攻撃。3rdダウン15ヤードに追い詰められたライズオフェンスだったが、QBロックレイからWR出島への30ヤードのパスが決まりフレッシュを獲得。RB宮幸のランプレーを挟んで、今度はWR八木への31ヤードのロングパスが決まり一気に敵陣20ヤードへ。しかし、ここから攻め込めず、ディレイオブザゲームの反則もあり、4thダウンで48ヤードのフィールドゴールトライとなるが、失敗に終わる。
そして、試合時間7分を切って、ディアーズの攻撃へと移る。このシリーズはライズの反則などで敵陣に攻め込まれ、嫌なムードが漂い出したその時、3rdダウンでLB浦野が値千金のQBサック。ここで4thダウン27ヤードとなり、ギャンブルを選択したディアーズは失敗。
ライズは残り5分を切って、敵陣41ヤードから攻撃権を得る。ランプレーで堅実にゲインを重ね、敵陣19ヤードまで攻め込み、36ヤードのフィールドゴールをK鈴木がしっかりと決め、24-7と得点を積み重ね、試合終了。最終スコア24-7でライズが初戦を勝利で飾った。
序盤から素晴らしい立ち上がりを見せたオフェンスと試合中盤から、だんだん調子を上げてきて、要所をしっかり抑えたディフェンスが粘り強く、一丸となって掴んだ勝利と言えるだろう。春季に比べるとレシーバー陣とのタイミングが格段にあってきたQBロックレイは、23回投げて16回のパス成功。成功率は69.6パーセントで276ヤード獲得。1TD、インターセプトなしと、素晴らしい成績を収める。シーズンの深まりと共に実戦を通してさらに進化していくと期待が持てる結果となったと言えるだろう。
ディフェンスは要所を掴み、モメンタムを渡さないその粘り強さが一層磨かれるに違いない。次戦は、春季の覇者オービックシーガルズをホームタウン、相模原ギオンスタジアムで迎え撃つ。タフな試合の連戦となるが、必ずやチーム一丸となったライズの本領が発揮されるゲームとなることだろう。ライズの頂点への道のりが始まった。
ライズのレシーブで試合開始。ライズ、自陣20ヤードからの1stダウン10。QBは#10藤本(日本大)。中央のランプレーとショートパスを組み合わせテンポ良くオフェンスを率いる。このシリーズ、RB#27細野(国士舘大)の中央へのランプレーがビッグゲインとなり、敵陣30ヤード付近まで攻め込む。続けてWR#85八木(慶応大)へのパスも決まり、フレッシュを獲得。ゴール前6ヤードまで進むが、TDを奪えず、このシリーズはフィールドゴールを狙う。これをK#13鈴木(慶応大)がきっちりと決め、3-0と最初のシリーズを得点に結びつける。
SSの攻撃は、自陣22ヤードから。ミドルパスを決められフレッシュを与えるが、次のシリーズは2回のランプレーを止め、3rdダウン5、ここでLB#41増山(日体大)のブリッツが決まり、QBサック!! パントへ追い込む。
ライズのセカンドシリーズはスリーアンドアウトでパントへ、だがSSも次のシリーズはスリーアンドアウト。ここでSSのパントを自陣35ヤード付近でキャッチしたパントリターナーのRB#20前島(日体大)がディフェンスを振り切りTD!! PATも決まり10-0とライズがリードを広げる。
SSは、WRへのクイックスクリーンと中央のランプレーを軸に攻めゴール前24ヤードまで攻め込まれるが、DL#90伊倉(法政大)のQBへのプレッシャーなどでフィールドゴールに留め、10-3でリードを保つ。
続くシリーズ、ライズ自陣25ヤードからの攻撃でライズは新加入のQB#11ラフレア(カリフォルニア大デービス校)を投入。QB#11ラフレアは、パスと自らのランでフレッシュ獲得。続く攻撃では、RB#27細野が中央のランプレーで約12ヤードのゲイン、ハーフライン付近まで陣地を進める。その後も、WR#6佐藤(日体大)へのパスやWR#85八木へパスが決まり、敵陣18ヤードまで攻め込む。ここで約32ヤードのフィールドゴールを狙うが、これは失敗。7点リードのまま、前半残り時間は5分を切る。
SSは自陣20ヤードから攻撃を開始。パスとライズの反則により、フレッシュを更新する。自陣45ヤードまで進むが、1stダウンのパスでDL#52鈴木(国士舘大)がQBサック!! このシリーズの流れを断ち切り、パントへ追い込む。
前半残り2分を切って、ライズは自陣1ヤードからの攻撃。QB#11ラフレアのセカンドシリーズは、最初のプレーでWR#85八木へロングパスが決まり、敵陣39ヤードから1stダウン。しかし、2ndダウンでSSにインターセプトを喫する。
攻撃権を奪われたライズだったが、SSの2ndダウンの攻撃でDL#52鈴木がインターセプト!! 前半残り35秒で再び攻撃権を奪い返す。
ここでライズはQBを#10藤本にスイッチ、QB#10藤本はパスを連続で決め、敵陣18ヤードまで進み、35ヤードのフィールドゴールをK#13鈴木が決め、13-3で前半終了。
後半はライズのキックオフで試合開始。SSの攻撃は、自陣31ヤードから。ここでも中央のランプレーをDL#52鈴木がナイスタックル!! 3ヤードロスさせる。SSは、3rdダウンでパスを狙うが、DL#90伊倉がQBサック!! パントへ追い詰める。
後半最初のライズの攻撃は自陣41ヤードから。QB#10藤本は、WR#15出島(久留米大)へパスを決め、パスを受けたWR#15出島はRAC(ランアフターキャッチ)で約20ヤードゲインし敵陣へ入る。その後もWR#85八木へのパスやRB#27細野のランでフレッシュを重ね、ゴールまで3ヤードに迫る。最後は、RB#27細野が中央を突破しTD、PATもK#13鈴木が決め、20-3と差を広げる。
ライズのキックオフで試合再開し、LB#42中井(明治大)がナイスディフェンスを見せ、SSは自陣15ヤードからの攻撃となる。ここでSSは、QBを#3スティッグマンにスイッチ。しかしこのシリーズでも3rdダウンでパスを投げようとしたところ、DL#52鈴木がQBサックし、パントへ。
ライズは敵陣43ヤードと良いフィールドポジションからの攻撃。WR#85八木へのパスやRB#27細野のランでフレッシュを獲得し、TE#82伊津野(駒沢大)へのパス、RB#20前島の中央突破によりフレッシュを重ねる。敵陣16ヤードまで攻め込み、最後はK#13鈴木が28ヤードフィールドゴールを決め、23-3とSSを突き放す。
自陣45ヤードから攻撃を開始したSSは、ハーフライン付近まで陣地を進めるが、ここで、DL#92宮本(中央大)がQBサック!! パントへ追い込む。
続くライズは自陣28ヤードからの攻撃、QBは#11ラフレア。WR#85八木へのパス、RB#27細野のランで敵陣へ入り、敵陣42ヤードから1stダウンを獲得。QB#11ラフレアはその後もWR#15出島へパスを決める。RB#27細野も中央を突破し10ヤードをゲイン。敵陣26ヤードまで攻め込む。ここで、QB#11ラフレアからWR#85八木へTDパスが決まり、SSをさらに突き放す。PATも決め、30-3。この試合最大の27点のリードを奪う。
SSは、自陣22ヤードから攻撃を開始し、QBのスクランブルなどでゴール前1ヤードまで迫られ、続きパスでTDを取られるが、30-10とリードを保ち試合残り時間は、約2分。
キックオフをレシーブしたWR#15出島がナイスリターンを見せ、自陣37ヤードより攻撃開始。ライズは、QBを#19山本(京都大)にスイッチし、ランプレーを続けフレッシュ獲得。最後は、時間をコントロールし試合終了となった。
この試合は、常にリードを保ち、危なげない試合運びで勝利を得た。次戦パールボウル準決勝は、昨年と同カード、IBMビッグブルーとの対戦となる。今年こそパールボウル出場を勝ち取りたいところだ。QB#10藤本は落ち着いたクォーターバッキングとテンポのいい攻撃でオフェンスを牽引し、新加入のQB#11ラフレアも最初こそスロースタートだったが、徐々に試合感覚を取り戻し、WR#85八木への最後のTDパスは鋭く、次戦以降への期待が持てた。ディフェンス陣は、堅い守りを続け、30ヤード以上のロングパスを許していない。また、3サック、1インターセプトとQBにプレッシャーをかけ続け、リードを保ち続けた。次戦も攻守に渡る、全力プレーで相手を圧倒し、東京ドームへ駒を進めたい。
ライズのキックオフで試合開始。東京ガスクリエイターズ(以下、東京ガス)の先発QBは#6ウーズィー、自陣19ヤードからの攻撃は、スリーアンドアウトでパントへと変わる。
ライズのファーストシリーズは、自陣13ヤードから。RB#2宮幸(中央大)のランプレーはスルスルっと抜け、幸先良く7ヤードのゲイン。2ndダウンでエースWR#85八木(慶応大)にパスが通りフレッシュ獲得。ライズの先発QB#10藤本(日本大)は、中央のランとパスを組み合わせ、テンポのいいオフェンスを指揮し、WR#15出島(久留米大)への28ヤードのコーナーパターンのパスなどを決め、ゴール前22ヤードまで迫る。その後、RB#25東松(立命館大)のランプレーなどでゴール前8ヤードまで攻め込み、最後はQB#10藤本からRB#2宮幸への右サイドのフラットパターンのパスが決まりTD、PATもK#13鈴木(慶応大)が決め、今シーズンのファーストシリーズをTDで締め、7-0とリードを奪う。
東京ガスのセカンドシリーズでは、中央のランプレーをしっかり守り、パスではDL#9番矢(京都大)がプレッシャーをかけインコンプリートを誘う。東京ガスは、パントするも陣地をあまり挽回できなかった。
ライズは敵陣39ヤードから攻撃権を得る。中央へのランとWR#6佐藤(日体大)へのショートパスなどを組み合わせて攻撃し、このシリーズはフィールドゴールを狙うが失敗に終わる。続く東京ガスのシリーズは、スリーアンドアウト。 ライズは自陣49ヤードから攻撃開始。WR#15出島へのショートパスなどを絡め前進し、ここで1Qが終了。
ライズは、敵陣33ヤードからの攻撃でスクランブルしたQB#10藤本がエンドゾーンにパスを投げ、東京ガスは堪らずインターフェアの反則。攻撃を続けるライズは、ゴール前8ヤードからの3rdダウン、WR#21秋山(日本大)へのパスが決まりTD、PATもK#13鈴木が決め、14-0とリードを広げる。
東京ガスは、QBを#1中本へスイッチ、ここで、ライズディフェンスは、LB#47梶浦(早稲田大)のパスカットやDL#95山形(名城大)のQBサックでフレッシュを与えない。続くシリーズをお互いスリーアンドアウトで終え、前半の残り時間は3分を切る。
ライズはフレッシュを獲得するも攻撃が続かず、東京ガスに攻撃権が移る。ここで東京ガスはQBを#6ウーズィーにスイッチするが、ライズディフェンスは、このシリーズをきっちり止める。前半残り1分弱でライズが攻撃権を得るが、1stダウンのパスがインターセプトされ、攻守交代。
東京ガスは、自陣42ヤードからの1stダウン。残り時間27秒でエンドゾーンを狙ってパスを投げるが、ライズDB#26渡辺(帝京大)がナイスカット。しかし、続く攻撃を決められゴールまで8ヤードに迫られる。前半残り時間2秒で東京ガスはフィールドゴールを試みるが、ライズディフェンスがブロック。得点を許さず前半を14-0で折り返す。
後半は、ライズのリターンから。ライズは自陣21ヤードより1stダウン。このシリーズは、TE#82伊津野(駒沢大)へのパスとランプレーでフレッシュを重ね、WR#85八木へのパスなどでロングドライブを続け、ゴール前8ヤードまで迫る。ここでQB#10藤本は、TE#82伊津野へパスを決めTD、PATもK#13鈴木が決め、21-0と東京ガスを突き放す。
しかし、次のキックオフで東京ガスがビックリターンを決め、ライズ陣26ヤードより攻撃。ライズディフェンスが粘りこのシリーズは、フィールドゴールへ持ち込むも、東京ガスは36ヤードのフィールドゴールを決め、21-3と差を縮める。
ライズの攻撃は、WR#85八木を中心に展開し、自陣20ヤードからロングドライブを続ける。東京ガスのインターフェアの反則もあり、最後はWR#85八木がゴール前26ヤードでポストパターンからフィールド中央でパスをキャッチしTD、PATもK#13鈴木がきっちり決め、28-3と東京ガスを突き放す。
しかし、またも東京ガスがビックリターンし、敵陣18ヤードより攻撃権を得る。堅いライズディフェンスにQB#6ウーズィーは攻めあぐねるが、最後はスクランブルからRBへのパスが決まりTD、PATでプレーを行い2点獲得し、28-11とその差を縮め、ここで3Q終了。
ライズは自陣25ヤードからの攻撃。ここでもWR#85八木へのパスが決まり前進を続ける。敵陣36ヤードからの3rdダウン、WR#15出島へのパスはエンドゾーン手前で捕球し数歩走ってエンドゾーンへ倒れ込み、そこでボールを離したが、キャッチしていなかったと判定され、インコンプリート。ライズベンチの抗議も実らず試合が再開される。嫌なムードになったが、ここでK#13鈴木が49ヤードのロングフィールドゴールを難無く決め、31-11とまたも突き放す。
試合残り時間は9分を切った。東京ガスは、続く攻撃で4thダウンギャンブルをするが、ライズディフェンスが踏ん張り、フレッシュを与えない。逆にライズは敵陣41ヤードから攻撃権を得る。ライズはフレッシュを獲得するが反則などもあり、最後は42ヤードのフィールドゴールを狙うが失敗。東京ガスの攻撃に代わる。このシリーズのセカンドダウンでDL#44小宮(帝京大)がQBサックを決め東京ガスをパントへ追い込む。
続くライズのシリーズは前進できずパントへ。試合時間は残り3分を切った。東京ガスはQBを#8徳島へスイッチしオプションシリーズを展開するもライズディフェンスがきっちり止める。東京ガスは、4thダウンでQBを#6ウーズィーに代えるが、このギャンブルも止め、試合は、残り時間1分を切ってライズに攻撃権が移り、ライズがニーダウンし試合終了。
パールボウルトーナメントの初陣を勝利で飾った。この試合は、LB#47梶浦など新人の活躍も目立ったが、エースWR#85八木やDL#9番矢などもしっかり自分の役割を果たし勝利に貢献した。キッキングゲームには、課題が残ったが、次戦まで約一ヶ月の時間があるため、今後の修正できっちり仕上げてくれることだろう。次戦は、強豪シルバースターとの対戦となる。リズム良い得点力のあるオフェンスと粘りあるディフェンスに期待して、今年はまず、パールボウルトーナメントを制し、秋のシーズンへの足掛かりとしたいところだ。春シーズンの頂きを目指すライズの挑戦は続く。