Xリーグ 秋季リーグ戦 第3戦 vs 富士ゼロックスミネルヴァAFC

2018/9/15 (土) 13:30 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 65 - 14 富士ゼロックスミネルヴァAFC
28 1QT 0
21 2QT 7
14 3QT 0
2 4QT 7
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
RISE 1 01:23 PASS #11 ロックレイ → #15 出島 83 KICK #13 鈴木 G
RISE 1 04:22 RUSH #2 宮幸 3 KICK #13 鈴木 G
RISE 1 07:25 PASS #11 ロックレイ → #2 宮幸 23 KICK #13 鈴木 G
RISE 1 11:01 RUSH #25 東松 67 KICK #13 鈴木 G
RISE 2 02:46 INT #3 佐久間 37 KICK #13 鈴木 G
RISE 2 08:51 PASS #11 ロックレイ → #21 秋山 17 KICK #13 鈴木 G
富士ゼロックス 2 10:42 PASS #3 佐々 → #81 萱間 18 KICK #22 加藤 G
RISE 2 11:44 PASS #11 ロックレイ → #20 前島 5 KICK #13 鈴木 G
RISE 3 01:16 PASS #10 藤本 → #21 秋山 38 KICK #13 鈴木 G
RISE 3 06:46 PASS #10 藤本 → #6 佐藤 25 KICK #13 鈴木 G
富士ゼロックス 4 05:55 PASS #3 佐々 → #22 加藤 17 KICK #22 加藤 G
RISE 4 09:33 SAF
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム 富士ゼロックスミネルヴァAFC
23(5 - 18 - 0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 12(1 - 10 - 1)
27 - 19 - 0
390Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
32 - 14 - 1
201Yds
24 - 171Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 25 - 11Yds
51 - 561Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 57 - 212Yds
3 - 30Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 3 - 20Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
0 - 0 (フィールドゴール) 回数 - 成功 0 - 0
21:19 TIME OF POSSESSION 26:41
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
25 東松 瑛介 1 67 1 67
20 前島 利勇 10 46 0 9
2 宮幸 崇 2 6 1 3
11 ジミー ロックレイ 2 18 0 20
29 吉田 光輝 3 17 0 9
37 櫻井 佑介 3 9 0 3
27 細野 陽平 3 8 0 5
TOTAL 24 171 2
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
11 ジミー ロックレイ 15 12 0 269 4 83
10 藤本 亮 10 7 0 121 2 38
17 小林 貴紀 2 0 0 0 0 0
TOTAL 27 19 6 390 0
RECEIVING
NO. PLAYER NO YDS TD LG    
85 八木 雄平 4 77 0 31
80 ヘイデン プリンキー 2 23 0 12
15 出島 崇秀 1 83 1 83
2 宮幸 崇 1 23 1 23
21 秋山 光 3 75 2 38
6 佐藤 励 4 70 1 25
20 前島 利勇 1 5 1 5
98 藤本 遼 1 23 0 23
91 谷口 恵介 2 11 0 6
TOTAL 19 390 6
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
7 リー ハイタワー 1 0 0 0 0
3 佐久間 徹 1 3 0 0 0
52 鈴木 修悟 1 1 0 0 0
4 矢口 俊太 3 0 0 0 0
56 浦野 雄大 4 3 0 0 0
18 増山 純季 1 0 0 0 0
22 河石 泰 2 0 0 0 0
47 梶浦 嵩之 1 0 0 0 0
33 財津 弘彬 1 0 0 0 0
92 宮本 拓磨 1 0 0 0 0
24 山口 亮二 1 0 0 0 0
31 新井 直輝 1 0 0 0 0
16 今井 龍之介 1 0 0 0 0
57 中井 悠貴 1 0 0 0 0
43 池田 貴士 1 0 0 0 0
TOTAL 32 11 0 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YDS TD      
3 佐久間 徹 1 37 1
TOTAL 1 37 1
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
TOTAL 0
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
15 出島 崇秀 1 18 0 1 9 0
33 財津 弘彬 1 30 0 0 0 0
7 リー ハイタワー 0 0 0 2 20 0
56 浦野 雄大 1 11 0 0 0 0
25 東松 瑛介 0 0 0 1 0 0
20 前島 利勇 0 0 0 2 24 0
TOTAL 3 59 0 6 53 0

試合レポート

プロローグ

ホーム相模原ギオンスタジアムで行われた前節、春季パールボウルチャンピオンのオービックシーガルズに対して、劇的な勝利を収めたノジマ相模原ライズ。 今節の対戦相手は、ここまで1勝1敗の富士ゼロックスミネルヴァAFC(以下ゼロックス)。ライズは開幕2連勝の勢いを活かし、2シーズン振りの開幕3連勝を目指す闘いが始まる。

1Q

ライズのキックオフで試合開始となるが、いきなり45ヤードのビッグリターンを許してしまう。ハーフウェイの好位置より始まったゼロックスのファーストシリーズだが、ディフェンス陣の強いプレッシャーでスリーアンドアウトに抑える。

ライズのオフェンスを指揮するのは、QB#11ロックレイ(カリフォルニア大デービス校)。注目の1プレー目はロックレイ自ら右サイドにロールアウトし、WR#15出島(久留米大)に45ヤードのロングパスをヒット。パスキャッチした出島はゼロックスDB陣を置き去りにしエンドゾーンまで快足を飛ばし1プレー目で83ヤードのTD。PATもK#13鈴木(慶応大)が決め7-0とライズが先制する。

ライズのキックで試合再開となり自陣17ヤードよりゼロックスの攻撃。WRへの早いタイミングでのパス攻撃は、LB#4矢口(東海大)、LB#47梶浦(早稲田大)の素早いタックルでゲインを許さず、このシリーズはゼロックスのパントで攻守交代。

続くライズのシリーズは、DB#7ハイタワー(ヒューストン大)のナイスリターンで敵陣36ヤードからの攻撃となる。10ヤードのフックパターンをキャッチしたWR#85八木(慶応大)はゼロックスDBを巧みにかわしゴール前3ヤードまでナイスゲイン。続くプレーはランプレーを選択。RB#2宮幸(中央大)がブロックの隙間を縫ってTD。PATも決まり14-0とオフェンスは3プレーで2TDと理想的なスタートとなった。

続くゼロックスの攻撃もDL#52 鈴木(国士館大)、LB#24山口(日本体育大)の連続ロスタックルでゲインを許さず、3シリーズ連続スリーアンドアウトとディフェンスも完璧な立ち上がりを見せる。

続く敵陣38ヤードから開始の攻撃は、TE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)の12ヤードキャッチに始まり、RB#2宮幸が2ヤードラン、3ヤードパスキャッチから20ヤード走りきりTDをあげる。PATも決まり21-0と差を広げる。

次のゼロックスの攻撃もDB#16今井(日本大)の素早い反応、LB#57中井(明治大)の激しいタックルによりダウン更新を1回に抑える。

自陣33ヤードよりこの試合4回目の攻撃シリーズとなったライズはロックレイよりハンドオフを受けたRB#25東松(立命館大)が次々とゼロックス守備陣をかわし67ヤードの独走TDをあげる。PATも決まり28-0で更にリードを広げる。

続くディフェンスもLB#57中井を中心にダウン更新を許さずスリーアンドアウトで攻守交代となり1Q終了。


2Q

2Q最初の攻撃シリーズはパスを中心に攻めるも、うまくパスが繋がらずこの試合初めてのパントとなる。

ディフェンスの頑張りに応えたいゼロックスオフォンスは自陣15ヤードからの3rdダウンでダウンを更新すべくロングパスを投じるが、DB#3佐久間(名城大)がいち早く反応し、値千金のインターセプト。そのまま37ヤードのインターセプトリターンTDを奪う。PATも成功し35-0。

続くディフェンスもDB#22河石のタックルなどでスリーアンドアウト。再びオフェンスへボールを渡す。

ボールを受けたライズオフェンスは#20前島(日本体育大)の3連続ラン、WR#85八木へのパス、QB#11ロックレイのスクランブルランなどで着実に前進し、最後はWR#21秋山(日本大)へ17ヤードTDパスがヒット。PATも決まり42-0。

前半残り3分、自陣23ヤードからのゼロックスの攻撃は2本の長いパスを通されこの試合初めてのTDを許してしまう。PATも決まり42-7。

前半残り1分になり自陣25ヤードからとなった前半最後のライズオフェンスは、QB#11ロックレイからTE#80プリンキー、WR#85八木、WR#21秋山、WR#6佐藤(日本体育大)へ4連続パス成功で敵陣5ヤードまで前進。最後はRB#20前島へ5ヤードのTDパスを通し2ミニッツオフェンスを完結させた。PATも決まり49-7ライズのリードで前半終了。


3Q

ゼロックスのキックオフで後半戦スタート。 早く低い弾道で蹴られたボールをTE#33財津(一橋大)がキャッチし、敵陣49ヤードまでナイスリターン。 後半オフェンスの指揮を取るのはQB#10藤本(日本大)。RB#20前島の2連続ランで敵陣38ヤードまで攻め込むと、右サイドからポストパターンを走った#21秋山へロングパスが成功しTD。PATも決まり56-7。

対するライズディフェンスもLB#18増山(日本体育大)のハードヒット、LB#4矢口のロスタックルなどでダウン更新を1回のみに抑え責務を果たす。

続くオフェンスはRB#20前島のラン、TE#98藤本、WR#6佐藤へのパスを織り交ぜテンポの良いオフェンスを展開。自陣17ヤードからの8プレーを費やし最後は#6佐藤への25ヤードTDで締め括った。PATも決まり63-7。

続くライズディフェンスはダウンを更新されるものの、要所をDB#3佐久間のロスタックル、DL#12守屋(拓殖大)、#95山形(名城大)のQBプレッシャーで凌ぎパントへ追い込む。

自陣32ヤードやらのオフェンスは、RB#27細野(国士舘大)、RB#37櫻井(日本大)のラン、WR#91谷口(立教大)へのパスでこの試合2回目のパントとなり3Q終了。


4Q

自陣10ヤードから開始となったゼロックスオフェンス。ライズディフェンスは、LB#57中井を中心にDL#43池田(名城大)のロスタックル等で懸命に守るが、要所で反則を取られジリジリと前進されてしまう。14プレー約6分を使われ最後はパスでTDを献上。PATも決まり63-14。

自陣42ヤードから再開されたライズオフェンスはRB#29吉田(龍谷大)らのランプレーで前進、ダウンを更新するもその後が続かずパントとなる。 #13K鈴木の蹴ったパントはTE#33財津がゼロックス陣1ヤードで抑え、ライズディフェンスにとって好位置でのディフェンスとなる。

パントチームのナイスプレーに応えたいディフェンスはDLを中心に積極的な攻めのディフェンスを展開。1プレー目をノーゲインに抑えた2プレー目、ゼロックスOLを完全にコントロールしたDL#95山形がエンドゾーン内でゼロックスRBをタックルしセーフティ。65-14となる。

試合時間残り2分で再開されたライズオフェンンスは全てランプレーで時間を使い試合終了。最終スコアは、ライズ65-14ゼロックス


エピローグ

前節オービック戦に引き続き、雨交じりの難しい試合となり、目の前の1プレー1プレーに集中し、全力でやりきれるかが試される試合となった。 先発出場のQB#11ロックレイは15投中12回成功、269ヤード4TDの安定感を示し、QB#10藤本も10投中7回成功、121ヤード2TDとロックレイと遜色ないパフォーマンスを披露。全体を通じて、9名にパスを投げ分け、相手ディフェンスに的を絞らせなかった。ランニングプレーも7名がキャリーし171ヤード獲得。1キャリー平均7ヤード超えを達成。

また、ディフェンスはLB#57中井の6タックル、#56浦野の4タックル、#24山口の4タックルなどの数字が示す通り、DLがゼロックスOLを完全にコントロール出来ていた。

キッキングではLB#56浦野のパントカバーでのナイスタックルや、TE#33財津のビッグカバーがあり、今後拮抗した試合の活躍が期待される。 そして、この試合はユニフォームを着た全選手がプレーし、正に総力戦で勝利した事が何よりの収穫だったのではないだろうか。 次節は、秋季2連覇中の富士通フロンティアーズをホームの相模原ギオンスタジアムに迎え9/23(日)13:30にキックオフとなる。