Xリーグ 秋季リーグ戦 第1戦 vs LIXIL DEERS

2018/8/26 (日) 17:30 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 24 - 7 LIXIL DEERS
7 1QT 7
7 2QT 0
7 3QT 0
3 4QT 0
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
RISE 1 05:24 RUSH #11 ロックレイ 10 KICK #13 鈴木 G
LIXIL 1 08:39 PASS #9 加藤 → #84 西川 1 KICK #14 青木 G
RISE 2 01:34 RUSH #2 宮幸 4 KICK #13 鈴木 G
RISE 3 03:34 PASS #11 ロックレイ → #85 八木 3 KICK #13 鈴木 G
RISE 4 10:54 FG #13 鈴木 36
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム LIXIL DEERS
17(4 - 13 - 0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 12 (3 - 9 - 0)
23 - 16 - 0
276Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
38 - 19 - 0
165Yds
33 - 72Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 17 - 32Yds
56 - 348Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 55 - 197Yds
4 - 20Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 4 - 40Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
2 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 1 - 0
26:37 TIME OF POSSESSION 21:23
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
2 宮幸 崇 20 54 1 18
11 ジミー ロックレイ 4 0 1 10
25 東松 瑛介 5 17 0 11
20 前島 利勇 3 4 0 3
TEAM 1 -3
TOTAL 33 72 2
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
11 ジミー ロックレイ 23 16 0 276 1 49
TOTAL 23 16 0 276 1
RECEIVING
NO. PLAYER NO YDS TD LG    
80 ヘイデン プリンキー 5 67 0 22
85 八木 雄平 4 74 1 36
1 中田 結 3 26 0 15
15 出島 崇秀 3 100 0 49
2 宮幸 崇 1 9 0 9
TOTAL 16 276 1
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
52 鈴木 修悟 7 9 1 0 0
7 リー ハイタワー 5 3 0 0 0
5 田中 喜貴 4 4 0 0 0
4 矢口 俊太 2.5 0 0 0 0
56 浦野 雄大 2 17 1 0 0
26 渡辺 健太 2 0 0 0 0
36 マイケル グリフィン 2 0 0 0 0
9 番矢 大輝 1.5 0 0 0 0
3 佐久間 徹 1 0 0 0 0
18 増山 純季 1 1 0 0 0
34 仲島 健 1 0 0 0 0
TOTAL 29 34 2 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YDS TD      
TOTAL 0 0 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
52 鈴木 修悟 1          
3 佐久間 徹 1          
TOTAL 2
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
25 東松 瑛介 0 0 0 1 10 0
20 前島 利勇 2 33 0 0 0 0
15 出島 崇秀 0 0 0 1 -1 0
TOTAL 2 43 0 2 9 0

試合レポート

プロローグ

待ちに待ったシーズンの開幕は、日中の気温が36度という厳しい残暑となった。初戦の対戦相手であるLIXILディアーズ(以下、ディアーズ)とは、昨秋も、激しい点の取り合いを制し勝利を収めているが、一筋縄ではいかない相手である事は、周知の事実だ。しかし、どんなコンディションであろうとも、どんな相手であろうとも、自分たちのフットボールを貫き、"Fearless."のスローガンのもと、常に全力、そして一体感を持って、新たな歴史を刻み、頂点を目指す戦いを今、始める。

1Q

ライズのレシーブで試合開始。リターナーはRB#20前島(日体大)。ライズは自陣21ヤードから攻撃を開始する。

ファーストシリーズの3rdダウンロングでQB#11ロックレイ(カリフォルニア大学デービス校)のパスがWR#1中田(日本大)へ決まりフレッシュを獲得。続く攻撃では、ブーツレッグでロールアウトしたQBロックレイがWR#85八木(慶應大)へ36ヤードのロングパスを決め敵陣30ヤードへ攻め込む。立ち上がりからテンポのいい攻撃を指揮するQBロックレイは、WR中田へパスを通し、1stダウンを更新。ゴールまで19ヤードに迫る。ここからはRB#2宮幸(中央大)のランで手堅くゲインを重ね、最後は、4thダウン1ヤードでQBロックレイがRBのランプレーと見せかけ、右コーナーへ自ら持ち込みTD。PATもK#13鈴木(慶應大)が決め、7-0とリードを奪う。

ディアーズは自陣41ヤードから攻撃開始。すぐさまDL#52鈴木(国士舘大)がパスカットするなど、いい雰囲気を作ったが、ディアーズもショートパスとQBランを織り交ぜ、TDを奪い返し、7-7に追いつく。

ライズのセカンドシリーズは、RB宮幸のランプレーでペースを作り、新加入のTE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)へのミドルパスやWR#15出島(久留米大)へのロングパスで敵陣20ヤードまで一気に侵入する。ここで、1Qが終了。


2Q

RB宮幸のランプレーとWR中田へのパスなどで刻みながらも確実にゲインを重ねるライズオフェンス、最後はRB宮幸が中央を走り込みTD、PATも鈴木が決め、14-7とすぐにリードを奪い返す。

ライズディフェンスは再三ディアーズを追い詰めるが、ディアーズも3rdダウンのプレーを決め、じりじりと攻められる。しかし、ライズディフェンスはゴールまで21ヤードと攻め込まれた3rdダウンを止め、更に反則で罰退したディアーズの3rdダウンロングで狙ったショベルパスをLB#5田中(法政大)がきっちり止め、フィールドゴールへ追い込み、ディアーズの51ヤードのロングフィールドゴールは失敗となる。ここで、前半の残り時間は5分を切った。ここからは、両チームのディフェンスが踏ん張り、14-7とライズのリードで前半を折り返す。


3Q

ライズのキックオフで試合再開。ディアーズは自陣29ヤードから攻撃を開始する。ショートパスとランプレーで攻めるディアーズをDL鈴木のQBサックなどで止め、さらにLB#56浦野(立命館大)のナイスディフェンスでパントへ追い込む。

すると、ライズは、後半最初のプレーでQBロックレイからWR出島へポストパターンのロングパスが決まり49ヤードのビッグゲイン。ゴール前3ヤードに迫り、最後はWR八木へTDパスをヒット。PATも決まり、21-7とリードを広げる。続く2シリーズは両チームともフレッシュを更新するものの、お互いにディフェンスが粘り得点を与えない。その後、自陣深くから始まったディアーズの攻撃中に3Qが終了。


4Q

ディアーズの攻撃もリズムを掴んだライズディフェンスがきっちり止めパントへ追い込む。パントがタッチバックになり、ライズは自陣20ヤードからの攻撃。3rdダウン15ヤードに追い詰められたライズオフェンスだったが、QBロックレイからWR出島への30ヤードのパスが決まりフレッシュを獲得。RB宮幸のランプレーを挟んで、今度はWR八木への31ヤードのロングパスが決まり一気に敵陣20ヤードへ。しかし、ここから攻め込めず、ディレイオブザゲームの反則もあり、4thダウンで48ヤードのフィールドゴールトライとなるが、失敗に終わる。

そして、試合時間7分を切って、ディアーズの攻撃へと移る。このシリーズはライズの反則などで敵陣に攻め込まれ、嫌なムードが漂い出したその時、3rdダウンでLB浦野が値千金のQBサック。ここで4thダウン27ヤードとなり、ギャンブルを選択したディアーズは失敗。

ライズは残り5分を切って、敵陣41ヤードから攻撃権を得る。ランプレーで堅実にゲインを重ね、敵陣19ヤードまで攻め込み、36ヤードのフィールドゴールをK鈴木がしっかりと決め、24-7と得点を積み重ね、試合終了。最終スコア24-7でライズが初戦を勝利で飾った。


エピローグ

序盤から素晴らしい立ち上がりを見せたオフェンスと試合中盤から、だんだん調子を上げてきて、要所をしっかり抑えたディフェンスが粘り強く、一丸となって掴んだ勝利と言えるだろう。春季に比べるとレシーバー陣とのタイミングが格段にあってきたQBロックレイは、23回投げて16回のパス成功。成功率は69.6パーセントで276ヤード獲得。1TD、インターセプトなしと、素晴らしい成績を収める。シーズンの深まりと共に実戦を通してさらに進化していくと期待が持てる結果となったと言えるだろう。

ディフェンスは要所を掴み、モメンタムを渡さないその粘り強さが一層磨かれるに違いない。次戦は、春季の覇者オービックシーガルズをホームタウン、相模原ギオンスタジアムで迎え撃つ。タフな試合の連戦となるが、必ずやチーム一丸となったライズの本領が発揮されるゲームとなることだろう。ライズの頂点への道のりが始まった。