Xリーグ 秋季リーグ戦 第4戦 vs 富士通フロンティアーズ

2018/9/23 (日) 13:30 KICKOFF @相模原ギオンスタジアム
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 22 - 41 富士通フロンティアーズ
3 1QT 7
6 2QT 17
6 3QT 7
7 4QT 10
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1 01:07 FUM #13 高橋 7 KICK #11 西村 G
RISE 1 06:09 FG #13 鈴木 27
RISE 2 00:54 FG #13 鈴木 39
富士通 2 01:14 RUSH #16 ニクソン 74 KICK #11 西村 G
富士通 2 04:05 PASS #3 バードソン → #87 西村 23 KICK #11 西村 G
RISE 2 11:25 FG #13 鈴木 27
富士通 2 12:00 FG #11 西村 32
RISE 3 07:58 PASS #11 ロックレイ → #15 出島 37 KICK #13 鈴木 NG
富士通 3 08:48 RUSH #16 ニクソン 37 KICK #11 西村 G
富士通 4 03:06 INT #40 アディヤミ 99 KICK #11 西村 G
富士通 4 09:00 FG #11 西村 21
RISE 4 11:44 PASS #11 ロックレイ → #80 プリンキー 17 KICK #13 鈴木 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム 富士通フロンティアーズ
20(7 - 11 - 2) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 17(8 - 7 - 2)
39 - 17 - 2
217Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
26 - 14 - 1
165Yds
30 - 116Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 26 - 213Yds
69 - 333Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 52 - 378Yds
7 - 50Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 4 - 47Yds
1 - 1 (ファンブル) 回数 - 喪失 2 - 1
3 - 3 (フィールドゴール) 回数 - 成功 2 - 2
29:27 TIME OF POSSESSION 18:33
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個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
2 宮幸 崇 13 34 0 7
11 ジミー ロックレイ 16 77 0 17
1 中田 結 1 5 0 5
TOTAL 30 116 0
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
11 ジミー ロックレイ 39 17 2 217 2 37
TOTAL 39 17 2 217 2
RECEIVING
NO. PLAYER NO YDS TD LG    
85 八木 雄平 4 53 0 17
80 ヘイデン プリンキー 6 73 1 27
6 佐藤 励 5 48 0 20
15 出島 崇秀 1 37 1 37
2 宮幸 崇 1 6 0 6
TOTAL 17 217 2
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
22 河石 泰 5 0 0 0 0
7 リー ハイタワー 3 0 0 0 0
3 佐久間 徹 2 0 0 0 0
36 マイケル グリフィン 2 0 0 0 0
5 田中 喜貴 1 0 0 0 0
4 矢口 俊太 2 0 0 0 0
56 浦野 雄大 1 0 0 0 0
44 小宮 洋平 2 2 0 0 0
43 池田 貴士 1 0 0 0 0
90 伊倉 良太 1 0 0 0 0
9 番矢 大輝 1 0 0 0 0
TOTAL 21 2 0 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YDS TD      
3 佐久間 徹 1 7 0
TOTAL 1 7 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
56 浦野 雄大 1          
TOTAL 1
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
3 佐久間 徹 1 19 0 0 0 0
7 リー ハイタワー 1 21 0 0 0 0
33 財津 弘彬 1 0 0 0 0 0
41 松木 晋也 1 21 0 0 0 0
25 東松 瑛介 0 0 0 3 0 0
TOTAL 4 61 0 3 0 0

試合レポート

プロローグ

前節、終始富士ゼロックスミネルヴァAFCを圧倒し、3シーズン振りの開幕3連勝を達成したライズ。 今節の対戦相手は、秋季2連覇中のディフェンディングチャンピオン、富士通フロンティアーズ。 日本一に向け、さらに勢いを加速させたいライズは、強敵を相手に、地元相模原で大きな1勝を目指す闘いが今始まる。

1Q

ライズのリターンで試合開始。DB#3佐久間(名城大)がナイスリターンをするもライズの反則があり自陣11ヤードからの攻撃となる。

ライズのオフェンスを指揮するのはQB#11ロックレイ(カリフォルニア大デービス校)。サードダウンでダウン更新すべくパスを投げる態勢になった瞬間、相手にボールをファンブルさせられてしまう。フリーボールをそのままエンドゾーンに運ばれ、開始3プレーでタッチダウン(以下、TD)をされてしまう。PATも決まり、フロンティアーズ先制し、0-7となる。

自分たちのミスを直ぐに挽回したいオフェンスは、自陣24ヤード付近からの攻撃となる。RB#2宮幸(中央大)の6ヤードラン、TE#80プリンキー(テキサス大エルパソ校)の6ヤードキャッチ、WR#6佐藤(日本体育大)の15ヤードキャッチなどで敵陣10ヤードまでドライブするが、フォースダウンに追い込まれ、フィールドゴール(以下、FG)となる。27ヤードのFGはK#13鈴木(慶応大)が確実に決め3点を返し、3-7と点差を詰める。

ライズディフェンスのファーストシリーズは、DL#52鈴木(国士館大)、LB#5田中(法政大)の力強いタックル、DB#36グリフィン(アシュランド大)、DB#7ハイタワー(ヒューストン大)の早い寄せで前進を許さず、スリーアンドアウトに追い込む。

完璧な立ち上がりのディフェンスに応えたいライズオフェンスは、QB#11ロックレイのスクランブルで敵陣に入ると、TE#80プリンキーへの27ヤードパス等で敵陣14ヤードまで前進したところで第1Q終了。


2Q

TDを取りたいシチュエーションであったが、フロンティアーズディフェンスに要所を止められロス。ここで、K#13鈴木の38ヤードFGが成功し、6-7と1点差に詰め寄る。

ここで再び堅守したいライズディフェンスであったが、1プレー目にフロンティアーズRBの74ヤード独走TDを許してしまう。PATも決まり、6-14と再び離されてしまう。

直後のオフェンスはQBサックをされ、スリーアンドアウト。

これ以上失点をしたくないライズディフェンスは、LB#18増山(日本体育大)、DL#90伊倉(法政大)のタックルで守るが、ロングパスを通されTDを献上してしまう。PATも決まり、6-21とさらに点差を広げられる。

得点を返したいライズオフェンスはTE#33財津(一橋大)のナイスリターンで、自陣41ヤードからの攻撃となる。しかしオフェンスが続かず自陣37ヤードからパントへ。P#13鈴木は右にロールアウトしパント。コントロールされたボールは敵陣3ヤード付近でアウトバウンズとなり大きく陣地挽回となった。

スペシャルチームの好プレーに応えたいライズディフェンスはダウンを1回更新されるものの、好プレーを続ける相手RBに素早い対応でランストップ。パントへと追い込む。

点を返したいライズオフェンスは相手の反則もあり、敵陣まで攻め入るも痛恨のインターセプトをされ攻守交代。

ここで、嫌な流れを断ち切ったのがDB#3佐久間。前半残り2分を切り、尚も得点を狙うフロンティアーズQBのパスを右サイドライン付近で値千金のインターセプト。ライズは敵陣35ヤード付近よりオフェンスとなる。

パス、ランを織り交ぜ敵陣9ヤードまで前進するもその後が続かず、このシリーズもFGとなる。K#13 鈴木のFG成功で、ライズ9-21フロンティアーズ。

このまま前半が終了すると思われたが、直後のキックオフをビッグリターンされ、最後にFGを入れられ、ライズ9-24フロンティアーズで前半終了。


3Q

第3Qはフロンティアーズのリターンで再開。

フロンティアーズは短いパスを中心に時間を掛けたオフェンスを展開。実に5分をかけてライズ陣25ヤードまで前進し4ダウン2ヤードでギャンブルを選択する。ダウン更新を狙い突進する相手RBをLB#5田中がタックルし、見事ダウン更新を防ぎ攻守交代。

ディフェンスのビッグプレーに応えたいライズオフェンスは、WR#85八木(慶応大)のキャッチ等で敵陣37ヤードまで前進し、最後はWR#15出島(久留米大)へのロングパスが成功。ライズはこの試合初TDとなる。PATは失敗し、ライズ15-24フロンティアーズと9点差に詰め寄る。

しかし直後のライズディフェンスでフロンティアーズRBにロングゲインを許し、追加点を奪われてしまう。PATも決まり、ライズ15-31フロンティアーズと、再び点差を広げられる。

反撃したいライズオフェンスだが、相手ディフェンスに抑えられ攻守交代。

続くディフェンスは何としても止めたいところ。フロンティアーズ陣35ヤードからサードダウンの攻撃で相手RBがボールをファンブル。フリーボールをリカバーしたのはDB#3佐久間。

攻守交代となるがライズオフェンスはスリーアンドアウトに抑えられてしまいパントとなる。#13鈴木のパントをTE#33財津が敵陣1ヤードで抑えて第3Q終了。


4Q

好位置のディフェンスとなり、早く相手を抑え、オフェンスにボールを渡したいライズはLB#56浦野(立命館大)のパスディフレクトなどでパントへ追い込む。

敵陣43ヤードと好位置からスタートとなったライズオフェンス。パス、QBランを混ぜ、敵陣16ヤードまで前進するもTDを狙ったパスをインターセプトされそのままリターンTDされてしまう。PATも決まり、ライズ15-38フロンティアーズ。

次のオフェンスもスリーアンドアウトとされ、ディフェンスもドライブを許し、TDは阻止するもFGを奪われ、ライズ15-41フロンティアーズとさらに点を重ねられてしまう。

何とか一矢報いたいライズオフェンスは、直後の攻撃でミドルパス、QBランで前進し、最後はTE#80プリンキーへのTDパスが成功。PATも決まり、ライズ22-41フロンティアーズとしたが、最後はニーダウンされ試合終了。


エピローグ

ディフェンディングチャンピオンを相手に、ファイナルスコアは22-41と19点差となったが、必ずしも圧倒されていたとは言えないのではないだろうか。

ディフェンスは要所でフロンティアーズの強力ランを止め、フロンティアーズ自慢のエアアタックも大きなゲインは与えていなかった。

オフェンスの総獲得ヤードもフロンティアーズの378ヤードに対しライズも333ヤードを獲得しており、まったく歯が立たなかったわけではない。しかし、ライズのレッドゾーン(敵陣20ヤード以内)オフェンスの完成度と、ターンオーバーから直接2TDを奪われてしまったことが、この点差を生んでしまった要因ではないだろうか。

ディフェンディングチャンピオンに対し、通用した部分は今後も自信を持ち、力不足であった部分はシーズンを戦いながらパワーアップして次に臨んでいきたい。

次節は、10月6日(土)10:30から、ウェストディビジョン強豪のパナソニックインパルスと富士通スタジアム川崎で対戦となる。