Xリーグ 秋季リーグ戦 第2戦 vs OBICシーガルズ

2017/9/17 (日) 14:00 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 0 - 14 OBICシーガルズ
0 1QT 7
0 2QT 0
0 3QT 7
0 4QT 0
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
OBIC 1 09:24 RUSH #6 菅原 8 KICK #49 星野 G
OBIC 3 04:27 RUSH #43 望月 11 KICK #49 星野 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム OBICシーガルズ
18 (8 - 9 - 1) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 14 (9 - 5 - 0)
28 - 14 - 3
148Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
13 - 9 - 0
77Yds
32 - 119Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 37 - 142Yds
60 - 267Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 50 - 219Yds
2 - 10Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 3 - 35Yds
1 - 1 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
0 - 0 (フィールドゴール) 回数 - 成功 0 - 0
24:32 TIME OF POSSESSION 23:28
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
39 シオネ ホマ 12 56 0 15
98 デヴィン ガードナー 12 46 0 24
2 宮幸 崇 7 25 0 9
25 東松 瑛介 1 -8 0 -8
TOTAL 32 119 0
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
98 デヴィン ガードナー 28 14 3 148 0 17
TOTAL 28 14 3 148 0
RECEIVING
NO. PLAYER NO YDS TD LG    
85 八木 雄平 8 86 0 17
84 吉田 武蔵 3 22 0 9
15 出島 崇秀 2 26 0 15
6 佐藤 励 1 14 0 14
TOTAL 14 148 0
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
53 マリオ オジョムリア 4.5 13.5 1.5 0 0
22 河石 泰 4.5 0 0 0 0
41 増山 純季 4 0 0 0 0
52 鈴木 修悟 4 0 0 0 0
44 小宮 洋平 3.5 13.5 1.5 0 0
16 今井 龍之介 3 0 0 0 0
3 佐久間 徹 2.5 2 0 0 0
5 田中 喜貴 2.5 0 0 0 0
9 番矢 大輝 2 0 0 0 0
92 守屋 一歩 1.5 0 0 0 0
23 北村 雅史 1 0 0 0 0
26 渡辺 健太 1 0 0 0 0
43 池田 貴士 1 0 0 0 0
59 西尾 公伸 1 0 0 0 0
81 鈴木 謙人 1 0 0 0 0
85 八木 雄平 1 0 0 0 0
TOTAL 39 29 3 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YDS TD      
TOTAL 0 0 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
         
TOTAL 0
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
25 東松 瑛介 3 41 0 2 26 0
20 前島 利勇 1 0 0
TOTAL 3 41 0 3 26 0

試合レポート

プロローグ

大型の台風18号の影響で冷たい雨の降る中での対戦となったオービックシーガルズ戦。昨年の対戦では13-14と1点差の惜敗。前回の試合で大量得点を挙げ勢いに乗るライズの得点力に期待がかかる。一方、前節でIBMビッグブルーに黒星を着けられた今年のパールボウル覇者、シーガルズがどんな戦法で来るのか。降りしきる雨の中で、熱戦の幕は上がった。

1Q

ライズのリターンで試合開始。RB#25東松(立命館大)がリターンするもシーガルズの速い潰しに合い、自陣19ヤードからライズは攻撃を開始する。サードダウンの攻撃でパスを投げようとするQB#98ガードナー(ミシガン大)にシーガルズDLジャクソンがプレッシャーをかける。体制を崩しながらガードナーが投じたパスは勢いがなくWRまで届かず、そのパスをシーガルズがインターセプト。シーガルズは敵陣25ヤードから攻撃権を得る。ライズはこのシーガルズの攻撃を食い止めるが、FG(フィールドゴール)を決められてしまう。しかし、ここでシーガルズにパーソナルファールの反則があり、FGは取り消し。さらに、15ヤード罰退しパントとなる。

シーガルズのパントはタッチバックとなりライズは自陣20ヤードからの攻撃。シーガルズDLのプレッシャーを受け、QBガードナーはパスを投じることができない。スクランブルで自ら走るが大きくゲインできずスリーアンドアウトとなる。攻撃権が代わり、シーガルズは自陣48ヤードから攻撃となる。シーガルズはQB#6菅原が短いパスを繋ぎ、ファーストダウンを更新。ゴール前6ヤードからパスプレーを選択すると、今度はQB菅原のスクランブルラン。自らエンドゾーンに持ち込みTD(タッチダウン)。PATも決まり、0-7とシーガルズが先制する。

反撃をしたいライズだが、次のシリーズではスナップ前の反則を犯すなどなかなかリズムに乗れない。ここもスリーアンドアウトとなるがK/P#11市森(中央大)が降雨の悪条件の中、ハングタイムのあるパントで陣地を大きく回復。好リターナーの多いシーガルズにリターンさせない。


2Q

自陣40ヤードから攻撃を開始したシーガルズ。引き続きQB菅原が短いパスでライズディフェンスの隙間を丁寧に突いてくる。追加点は何とか阻止したいライズはDL#53オジョムリア(ミシガン大)がQBサック!大きく後退したシーガルズはサードダウンでスクリーンパスを選択。しかし、ここもDLオジョムリアがプレッシャーをかけミスを誘発、シーガルズをパントに追い込み流れを引き寄せる。

シーガルズのパントはライズ陣4ヤードで止まる。自陣深くからのライズの攻撃となるが、シーガルズにまたもパーソナルファールがあり大きく前進する。さらにRB#39ホマ(ミシガン大)が突破力のある力強いランを披露。相手ディフェンスをなぎ倒しながら前進していく。これによりライズオフェンスにリズムが出始め、QBガードナー、RB#2宮幸(中央大)のランプレーでテンポよく繋ぎファーストダウンを重ねる。相手レッドゾーンへ侵入し得点のチャンスを迎えたライズ。サードダウンでスクリーンプレーを試みるが、投じたパスがシーガルズDLにカットされる。浮いたボールをインターセプトをされ、得点の機会を奪われてしまう。

ピンチが一気にチャンスとなり盛り上がるシーガルズ。しかし、ライズがここで反撃を見せる。シーガルズの攻撃をサードダウンに追い込むと、DL#44小宮(帝京大)がシーガルズOLを一瞬でかわしてQBサック!シーガルズをパントへ追いこむと、このパントをRB東松が30ヤードのビッグリターン!シーガルズの反則も加わり、ライズは敵陣45ヤードから攻撃権を得る。

しかしQBガードナーのパスは不成功に終わり前進できず、最後はパントを蹴らされる。前半をシーガルズの7点リードで折り返す。


3Q

後半はシーガルズのリターンで試合開始。シーガルズは自陣38ヤードから短いパスと中央突破のランプレーでゲインを重ねる。ライズに侵入されたところで4thダウンに追い込むが、シーガルズRB望月に突破されてファーストダウンを更新される。QB菅原のスクランブルランでゴール前11ヤードとされると最後もRB望月を止められずTDを奪われる。PATも決まり、0-14とシーガルズが点差を広げる。

まずは得点を奪いたいライズ。シーガルズのキックオフをリターンできず自陣11ヤードからの攻撃となるが、RBホマのランはWR#15出島(久留米大)、WR#85八木(慶応大)へパスが決まり敵陣へ侵入する。その後、QBガードナーのランなどでゴール前10ヤードまで迫ると、セカンドダウンからのQBガードナーのランでエンドゾーンへダイブ。しかし、その際にボールがこぼれてしまう。ファンブルとなると、こぼれたボールをシーガルズに押さえられ攻守交代となる。

シーガルズは自陣1ヤードからの攻撃も、ランプレーで手堅く前進してくる。


4Q

シーガルズの攻撃は敵陣37ヤードまで進入するが、DLオジョムリアのロスタックルもありナイスディフェンスでシーガルズをパントへ追い込む。

残り時間は10分を切り、まずは1タッチダウン差に追いつきたいライズ。4thダウンギャンブルを成功させるなどしてゲインを重ねていく。WR八木への17ヤードのパスが決まるなど、降雨の悪条件の中でもパスが決まりだす。しかし、続く攻撃でシーガルズDBの頭を越すことを狙ったロングパスは途中で失速、インターセプトされてしまう。

シーガルズは自陣41ヤードから攻撃権を得る。早く攻撃権を奪い返したいライズはQBサックを奪うなど守備陣が踏ん張り、シーガルズの攻撃をパントに追い込む。

自陣26ヤードからのライズオフェンス、残り時間は7分弱。プレッシャーを受けたQBガードナーだが、自ら走り24ヤード獲得。TE#84吉田(日本大)、WR#6佐藤(日体大)へのパスが連続で決まりゴールまで18ヤードに迫る。RBホマのランなどでゲインするが4thダウンに追い込まれる。4thダウン3ヤード、ここでWR八木へ投じたパスは一度WR八木の胸の中に入るがこぼれてしまいパス失敗。攻撃権をシーガルズに渡してしまう

リードを守ろうと時間を使いながらローテンポで攻撃をでしてくるシーガルズオフェンス。何とか攻撃権を奪い返したライズだが残り時間は1分半。自陣38ヤードからノーハドルオフェンスで反撃を試みるが敵陣へ侵入したところでタイムアップ。0-14とロースコアでの決着となった。


総獲得ヤードではシーガルズを上回るものも、エンドゾーン直前でターンオーバーされるなど得点機で結果に結びつけることが出来なかったライズ。厳しい結末となった試合だったが、次戦のホームゲームIBMビッグブルー戦での奮起を期待したい。"Fearless."のスローガンのもと、ライズは前を向いて荒馬アポロのように猛々しく前進あるのみ。ここからが今シーズンのチームの真価を問われる対戦になる。目の前の一プレー、そして一戦に全力を尽くし、最後まで戦い抜くライズの勇姿を応援していこう。