2012 Xリーグ 2ndステージ 第2戦 vs パナソニックインパルス 試合結果

2012/11/18(日) 14:30キックオフ @長居陸上競技場
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート ヘッドコーチ談話
ノジマ相模原ライズ 28 - 27 パナソニックインパルス
0 1QT 7
14 2QT 3
7 3QT 14
7 4QT 3
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG
114:02INT/RTD#12今西30KICK#11佐伯G
27:04FG#11佐伯39
211:11RUSH#5木下18KICK#16出澤G
214:19PASS#5木下→#7井本19KICK#16出澤G
34:42PASS#18大原→#7長谷川14PASS#11佐伯G
38:57PASS#5木下→#20杉原27KICK#16出澤G
314:49INT/RTD#16小原45KICK#11佐伯G
42:48PASS#25東松→#88大滝37KICK#16出澤G
45:52FG#11佐伯39
スタッツ
21 (9-12-0)ファーストダウン(ラン - パス - 反則)17 (8-6-3)
21-14-4(パス) 試投 - 成功 - インターセプト28-16-0
208yds獲得ヤード129yds
42-201 yds(ラン) 回数 - 獲得ヤード36-100 yds
63-409 yds(攻撃) 回数 - 獲得ヤード64-229 yds
6-48 yds(反則) 回数 - 損失ヤード2-10 yds
1-0(ファンブル) 回数 - 喪失0-0
0-0(フィールドゴール) 回数 - 成功3-2
31:18TIME OF POSSESSION28:42
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
2宮幸20103038
5木下1172119
25東松71204
10小島1606
32金子2503
36鈴木73509
20杉原1303
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
5木下18133171227
25東松11037137
10小島201000
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
16出澤347023
7井本345119
88大滝137137
19中田337014
20杉原127127
81井上1707
87原田1707
341101
FIELD GOAL
NO. PLAYER 1 2 3 4 5 Att-Good

試合レポート

舞台は大阪、長居陸上競技場となったセカンドステージ第2戦。 対戦相手はウエストディヴィジョン1位のパナソニックインパルス。インパルスは第1戦でIBMビッグブルーに勝利しているため、ライズは勝たなければファイナルステージ進出はない。前戦から1週間でどこまで立て直しができたのだろうか。

第1Q、ライズのレシーブでキックオフ。
ライズの最初の攻撃は、#5QB木下のキープランなどで攻め込むものの、QBサックもありここはパントに終わる。インパルスの攻撃もライズディフェンスにより3&out。

ライズは#5QB木下、#25RB東松のランでファーストダウンを奪うものの、木下からのパスを#16WR出澤が手につかずファンブル。インパルスインターセプトされ攻守交替となってしまう。インパルスの攻撃だが、ライズ#41中村、#9DLトゥイカがQBサックを披露。その後もディフェンス陣がきっちり押さえ込み、インパルスは4thダウンとなりフィールドゴールトライ。これは失敗に終わる。

攻守交替でライズは#10QB小島が登場するが、ふわっと投げたパスをインパルスディフェンスがインターセプトし、そのままリターンタッチダウン。TFPも決め、0-7。ライズ思わぬ形で先取点を奪われてしまう。

第2Q、ライズの攻撃はパントになり、インパルスの攻撃。#90DL伊倉のタックルなどでここもライズディフェンスの動きが勝り、パントに追い込む。ここまでなかなかリズムのつかめないライズオフェンスだが、このシリーズは#19WR中田が高く上がったパントを胸で弾いてしまいファンブル。なんとか抑えたものの自陣2ヤードからと苦しい位置からの攻撃となってしまいほとんど進めず。

インパルスの攻撃は敵陣39ヤードからという好位置。フィールドゴールを決められ、0-10とされる。

タッチダウンが欲しいライズオフェンス。まず#5QB木下のキープランで18ヤードのロングゲイン。#25RB東松のラン、#16WR出澤へのパスで再びファーストダウンを奪いながら攻め込み、最後は#5QB木下のタッチダウンラン!TFPも決まり、7-10。

ライズディフェンスはまたもQBサックを決めインパルスオフェンスに付け入る隙を与えない。そしてライズの攻撃。再び#5QB木下のランから#2RB宮幸のラン、#16WR出澤、#19WR中田へのパスでゲインを重ね、#5QB木下から#7WR井本への見事なタッチダウンパス!ライズ逆転に成功。スコアは14-10で前半を終えた。

第3Qはインパルスのレシーブで開始。攻撃を変えてきたインパルスがライズディフェンスを翻弄し、立て続けにファーストダウンを奪う。そして#7へのタッチダウンパス。TFPも決め、14-17。再び逆転される。

しかしライズライズオフェンスも、#7井本、#19中田、#16出澤とレシーバー陣が連続ファーストダウンを奪うキャッチをみせる。そして#5QB木下がディフェンスをかいくぐるようにして投げたパスは、#20RB杉原がエンドゾーンでキャッチ。ライズ、再逆転のタッチダウン。21-17。ここにきて点の取り合いに。

後半最初のシリーズこそインパルスにやられたディフェンスだったが、#90DL伊倉がプレッシャーをかけ、#52LB鈴木のナイスタックルでここは押さえ込んだ。

ライズオフェンスは再び#7WRへのロングパスを決め攻め込むが、なんと再びインパルスがインターセプトリターンタッチダウン。21-24とまたもや逆転。シーソーゲームは最終Qへ。

第4Q、ライズは#87TE原田のキャッチ、#2RB宮幸の連続ランで着実にファーストダウンを奪っていく。#5QBが#25RB東松へハンドオフ。これを東松が#88WR大滝へタッチダウンパス!スペシャルプレーがここで見事に決まった。ライズ、28-24で再再逆転。

インパルスの攻撃はフィールドゴールトライ。これを決め、インパルス28-27。ライズ1点差に詰められる。

ライズは#2RB宮幸のランによるロングゲインで一気に敵陣へ。しかし#5QB木下がプレッシャーを受け、苦し紛れに投げたパスをまたもやインパルスディフェンスがインターセプト。チャンスを逃してしまう。

ターンオーバーでインパルスの攻撃は敵陣47ヤード、残り時間は3:49。フィールドゴールレンジには進ませたくないライズディフェンスは、ここから気力の守りを見せる。インパルス、4thダウン5でギャンブルをするが、ロングパス失敗。ピンチを切り抜けたライズ。

時間を使いたかったライズの攻撃だったが、3&outとなってしまい、1:50を残し攻撃はインパルスへ。

インパルスは時間を止めながらライズ陣内へ。しかし#29LB吉田のQBサックもあり4thダウン。再びギャンブルに出たインパルスのパスは、ライズのパスインターフェアの反則を呼び、土壇場でファーストダウンを奪う。ここで絶対に逆転されたくないライズ、今日のディフェンスの集中力は最後まで切れることはなくインパルスの4thダウンのパスは失敗!

残り5秒でターンオーバー。#5QB木下が大事にニーダウンをし、試合終了。ライズは勝利とともにファイナルステージへの切符を手にした。

この試合で驚く程の立ち直りを見せていたライズ。選手ひとりひとりが素晴らしいパフォーマンスだった。そして選手のみならずスタッフの支えも忘れてはならない。文字通りチーム一丸となっての勝利だった。

次回は横浜スタジアムにてファイナルステージとなる。対戦相手はオービックシーガルズ。臆することなく、ライズらしく全力でぶつかってもらいたい。そして、ひとりでも多くの人に会場に来てもらい、彼らの戦いぶりを直に見て感じて欲しい。

ヘッドコーチ談話

ファイナルステージ進出をかけたパナソニック戦は大阪長居でのアウェイの戦い
でしたが、多くのファンの方々の熱い応援のおかげで、接戦をものにすることが
できました。どうもありがとうございました。
格上のチームに対して、選手は勇敢に挑み、最後まで死力を尽くして戦いました。
負けたらシーズン終了という、大きなプレッシャーのかかった状況で、気負うことなく
力を発揮してくれましたが、やはり多くの課題が残る試合であったということは
否めません。
この試合、我々は致命的なミスを何度か犯しました。4度喫したインターセプトのうち
3つは絶対にやってはならないプレーでしたし、パントの処理でもファンブルをしました。
このようなミスをトップのチームは決して犯しません。チームのあらゆる部分で
ハイスタンダードが徹底されているからです。ライズにはまだまだその部分が
足りません。それは選手達だけの責任ではなく、私が正さなくてはならない部分でも
あります。時間は十分ありますので、細部までもう一度徹底し、チームをレベルアップ
させたいと思っています。
二週間後の最強のシーガルズ戦に向けて、我々は最高の準備をして、チーム一丸で
ライズらしい戦いをします。皆さんの応援がチームに力を与えてくれるということは
間違いありません。是非スタジアムに足を運んでいただき、熱いご声援を
いただければ幸いです。

OVER THE TOP !!
ノジマ相模原ライズ
ヘッドコーチ 須永恭通