2024 パールボウルトーナメント 第2戦 vs オービックシーガルズ

2024/05/26(日) 13:30 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 21 - 31 オービックシーガルズ
7 1QT 3
0 2QT 0
0 3QT 14
14 4QT 14
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
ノジマ相模原 1 8:03 RUN #6 KURT PALANDECH 2 KICK #37 佐藤 太希 G
オービック 1 9:58 FG #98 中山 龍之介 53
オービック 3 3:20 PASS #17 Tyler Kulka → #18 渡邊 ジャマール 16 KICK #98 中山 龍之介 G
オービック 3 11:26 PASS #17 Tyler Kulka → #82 成田 将吾 6 KICK #12 山﨑 丈路 G
オービック 4 5:21 PASS #17 Tyler Kulka → #30 大河原 陸 18 KICK #96 髙坂 將太 G
ノジマ相模原 4 6:37 RUN #28 吉澤 祥 52 KICK #7 竹内 空 G
オービック 4 8:57 RUN #29 李 卓 5 KICK #98 中山 龍之介 G
ノジマ相模原 4 10:13 RUN #6 KURT PALANDECH 20 KICK #37 佐藤 太希 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム オービックシーガルズ
16(8 - 7 - 1) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 16(6 - 9 - 1)
31 - 18 - 1
198Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
25 - 15 - 1
175Yds
23 - 142Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 29 - 78Yds
54 - 340Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 54 - 253Yds
9 - 55Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 2 - 10Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
0 - 0 (フィールドゴール) 回数 - 成功 3 - 1
21:21 TIME OF POSSESSION 26:39
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
#28 吉澤 祥 8 71 1 52
#6 KURT PALANDECH 6 45 2 20
#34 川村 龍ノ介 3 11 0 7
#21 阿部 快斗 4 8 0 12
#19 Tayvian Cunningham 1 6 0 6
#13 馬島 臨太郎 1 1 0 1
TOTAL 23 142 3 52
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
#6 KURT PALANDECH 23 15 1 172 0 42
#13 馬島 臨太郎 8 3 0 26 0 14
TOTAL 31 18 1 198 0 42
RECEIVING
NO. PLAYER REC YDS TD LG    
#87 定成 吉輝 5 66 0 32
#85 小林 岳史 3 58 0 42
#1 九里 遼太 2 19 0 14
#10 伊藤 圭吾 1 16 0 16
#19 Tayvian Cunningham 1 12 0 12
#11 財津 弘彬 1 11 0 11
#28 吉澤 祥 2 11 0 9
#9 宜本 潤平 1 7 0 7
#21 阿部 快斗 1 1 0 1
#34 川村 龍ノ介 1 -3 0 0
TOTAL 18 198 0 42
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
#27 松井 悠太 2 0 0 0 0
#32 永田 大河 4 0 0 0 0
#25 藤澤 朗 2 0 0 0 0
#56 浦野 雄大 2 0 0 0 0
#5 田中 喜貴 1 0 0 0 0
#11 財津 弘彬 2 0 0 0 0
#22 岩﨑 匠 2 0 0 0 0
#0 中尾 紘士 1 0 0 0 0
#38 宮本 侑知 1 0 0 0 0
#2 岡田 将典 1 0 0 0 0
#3 佐久間 徹 0 0 0 0 0
#4 星野 慶一郎 1 0 0 0 0
#26 辻 陽輝 1 0 0 0 0
#40 伊藤 大生 1 0 0 0 0
#44 小宮 洋平 0 0 0 0 0
#52 流 正太朗 1 0 0 0 0
#54 梶川 雄貴 1 0 0 0 0
#97 岡本 晃季 1 0 0 0 0
#82 齊川 尚之 1 0 0 0 0
#34 川村 龍ノ介 1 0 0 0 0
#41 大蔵 泰斗 0 0 0 0 0
#33 山口 昂一郎 0 0 0 0 0
TOTAL 26 0 0 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YRD TD  
#33 山口 昂一郎 1 0 0      
TOTAL 1 0 0      
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
#5 田中 喜貴 1          
#41 大蔵 泰斗 1          
TOTAL 2          
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
#82 齊川 尚之 0 0 0 0 13 0
#9 宜本潤平 0 0 0 1 3 0
#28 吉澤祥 1 24 0 1 -1 0
#19 Tayvian Cunningham 2 33 0 0 0 0
TOTAL 3 57 0 2 15 0

試合レポート

プロローグ

パールボウルトーナメント1回戦のオール三菱ライオンズ戦は、新戦力を含め多くの選手が出場・活躍し勝利したノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)。
パールボウル準決勝の相手は、パールボウル4連覇中のオービックシーガルズ(以下、シーガルズ)。
昨年のパールボウル決勝(7-9で惜敗)の再戦が富士通スタジアム川崎にて始まった。


1Q

ライズのリターンで試合開始。
キックオフはタッチバックとなり、自陣25ヤードからライズオフェンスとなる。
最初の攻撃は、QB#6カート・パランデック(ネバダ大学ラズベガス校)かTE/FB#87定成吉輝(中央大学)へ8ヤードのパス成功。
続くプレーでQB#6カートのスクランブルランでダウン更新。
再びTE/FB#87定成、RB#28吉澤祥(早稲田大学)への連続ヒッチパスで6ヤード前進。
続くプレーでRB#28吉澤がダウン更新のランプレーを試みるも1ヤード足りずパントとなる。
K/P#7竹内空(名城大学)が高いパントをシーガルズ陣25ヤード付近へ切り込み、シーガルズリターナーが捕った瞬間にTE/FB#11財津弘彬(一橋大学)がソロタックルし前進を許さない。

この試合最初のライズディフェンスは、最初のプレーでRBへパスを通されるもLB#32永田大河(立命館大学)がタックルし6ヤードゲイン。
続くランプレーはDB#27松井悠太(日本体育大学)が素早く反応し1ヤードの前進に抑える。
3rdダウン3ヤードでロングパスを投げられるも、DB#38宮本侑知(福岡大学)が阻止しスリーアンドアウト、パントとなる。

自陣24ヤードからのライズ2回目のオフェンスは、TE/FB#11財津の11ヤードパス、RB#21阿部快斗(法政大学)の12ヤードラン、QB#6カートの9ヤードランなど、5プレーで。シーガルズ陣に進入。
再びTE/FB#87定成へのヒッチパスで11ヤードを前進すると、続くプレーでも定成へ32ヤードのパスが通りゴール前2ヤードまで前進する。
この2ヤードはQB#6カート自らが走りタッチダウン(以下、TD)。
ライズが先制点をあげる。
直後のキックも、K#37佐藤太希(明治大学)が決め、追加点。
【スコア】1Q 8:03 ライズ 7-0 シーガルズ

ライズのキックで試合再開。
ライズに反則があり、ハーフウェイ付近からライズディフェンスとなる。
QBのスクランブルランでダウン更新されるも、DB#8政岡和志(関西大学)、LB#5田中喜貴(法政大学)のパスディフェンス、LB#56浦野雄大(立命館大学)のランディフェンスで連続ダウン更新を阻止。
4thダウンは、ライズ陣36ヤードから53ヤードのフィールドゴールトライ(以下、FG)となり3点を返される。
【スコア】1Q 9:58 ライズ 7-3 シーガルズ

シーガルズのキックはタッチバックとなり、ライズ陣25ヤードからのオフェンスとなる。
最初は、新加入WR#19テイヴィアン・カニンガム(アリゾナ大学)の6ヤードラン、QB#6カートのQBキープで5ヤード獲得しダウン更新。
しかし、その後が続かず1Q終了、4thダウンパントとなる。


2Q

ライズのパントで始まった2Q。
このパントをブロックされ、ライズ陣24ヤードからのディフェンスとなる。

ピンチのライズディフェンスだったが、ランプレーをDL#2岡田将典(早稲田大学)が2ヤードで抑えると、TDを狙ったパスをDB#33山口昂一郎(早稲田大学)がエンドゾーン内でインターセプト。ビッグプレーで攻守交代。

ディフェンスのビッグプレーに応えたいライズオフェンスは、WR#10伊藤圭吾(中央大学)の16ヤードパスキャッチでダウンを更新すると、RB#28吉澤の9ヤードランではハーフウェイ付近まで前進。
しかしその後のプレーを阻止され、パントとなる。
さらにそのパントを好リターンされ、自陣37ヤードからのディフェンスとなる。

得点圏内でのディフェンスだったが、新人DB#22岩﨑匠(日本大学)、DB#26辻陽輝(帝京大学)、DL#97岡本晃季(同志社大学)らのタックルでダウン更新を1回に抑える。4thダウンで39ヤードのFGトライとなるが、これは左に外れ攻守交代。

自陣22ヤードからのライズオフェンスだったが、シーガルズディフェンスの速い潰しにあい、このシリーズはスリーアンドアウト。

ハーフウェイ付近からのライズディフェンスは三度ダウン更新を許すも、要所で抑え32ヤードのFGトライとなる。
このキックも左に外れ無失点となる。

その後両チーム共に得点はなく、前半終了。


3Q

K#7竹内のキックで後半開始。
ライズのキックオフカバーチームは、短いプーチキックでライズボールにしようと試みるも、キックインターフェアの反則を取られ、自陣39ヤードからのディフェンスとなる。
このシリーズはパスでTDを奪われてしまい、逆転される。
【スコア】3Q 3:20 ライズ 7-10 シーガルズ

シーガルズのキックはタッチバックとなり、自陣25ヤードからライズオフェンス。
後半最初のオフェンスを指揮するのはQB#13馬島臨太郎(法政大学)。
馬島は、移籍WR#1九里遼太(明治大学)へ14ヤード、WR#85小林岳史(神奈川大学)へ7ヤードのパスを通しダウン更新。
移籍RB#34川村龍ノ介(法政大学)のランでもダウン更新しハーフウェイ付近まで前進したが、その後が続かずパントとなる。

K/P#7竹内のパントでシーガルズ陣18ヤードからのライズディフェンス。
RBのインサイドラン、ミドルパスなどでじわじわと前進を許す展開。
12プレー5分26秒を使われ、最後はパスでTDを許す。
【スコア】3Q 11:26 ライズ 7-17 シーガルズ


4Q

Q終盤から開始されたライズオフェンスは、QB#13馬島からWR#1九里のパス、RB#28吉澤のランでダウンを更新するも、その後が続かずパント。

シーガルズ陣34ヤードからのライズディフェンスも、パス攻撃を阻止することができず、2シリーズ連続でパスでのTDを献上してしまう。
【スコア】4Q 5:21 ライズ 7-24 シーガルズ

これ以上点差を広げられたくないライズオフェンスは、QB#6カートからWR#19テイヴィアンへ12ヤードパスを通すと、WR#85小林へのパスも成功、ハーフウェイ付近まで前進する。
すると直後のインサイドランで、RB#28吉澤がシーガルズディフェンダーを抜き去り52ヤードのビッグTDランをし、追加点をあげる。
【スコア】4Q 6:37 ライズ 14-24 シーガルズ

直後のライズディフェンスもスリーアンドアウトに抑え、オフェンスの得点に応える。

得点をして点差を縮めたいライズオフェンスだったが、パスをインターセプトされてしまい、ゴール前13ヤードからのライズディフェンスも3プレーでTDを許してしまう。
【スコア】4Q 8:57 ライズ 14-31 シーガルズ

試合時間残り3分。早い段階で得点を返したいライズオフェンスは、QB#6カートからWR#85小林へ42ヤードのロングパスを通すと、最後はQB#6カートの20ヤードランでTD。
【スコア】4Q 10:13 ライズ 21-31 シーガルズ

試合時間残り2分弱で、再びボールを保有するためにオンサイドキックを試みたがシーガルズに捕球される。
最後は時計を進められ試合終了。
【ファイナルスコア】ライズ 21−31 シーガルズ

【ヘッドコーチコメント】
21-31という結果で、パールボウルトーナメント準決勝での敗退になりました。
昨年も負けている相手だっただけに、是が非でも勝利したかったので非常に残念で悔しいです。
試合は先制点を取り、序盤からライズペースの試合運びができました。お互いの実力は拮抗していましたが、前半を7-3とリードして折り返すことができました。
後半に入り、リードを許してしまいますが、まだ逆転可能な状況で、オフェンスのターンオーバーやキッキングのミスで、2ポゼッション差を追いかける形になり、最後までその差を埋めることができず試合終了になりました。
プレーでの実力の差は感じなかったですが、やはりシーガルズのような強いチーム、勝つチームは大事な場面でミスをしない、その差が結果に結びついているのだと思います。
しかし、この試合は、負けている状況でもスタメン以外の選手も多く出し、全員フットボールができたことは、秋に向けての大きな成果であったと思います。
この悔しさを闘志に変えて、秋のシーズンで勝てるようにチームを強くしていきたいと思います。


エピローグ

昨年のパールボウル決勝、秋季リーグ戦に続き敗戦となったが、スタッツ上はシーガルズを上回っている部分が多く収穫も多い試合となった。
パールボウルトーナメントの戦いは終わってしまったが、今春得た課題を活かし秋季で勝ちきれるチームになれる様、ライズの挑戦はつづく。