2024 パールボウルトーナメント 第1戦 vs オール三菱ライオンズ

2024/05/05(日) 11:00 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 38 - 6 オール三菱ライオンズ
14 1QT 0
7 2QT 0
14 3QT 0
3 4QT 6
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
ノジマ相模原 1 3:51 RUN #28 吉澤 祥 23 KICK #37 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 1 11:52 PASS #6 KURT PALANDECH→#87 定成 吉輝 3 KICK #37 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 2 7:12 PASS #13 馬島 臨太郎→#86 明松 大雅 4 KICK #37 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 3 7:12 PASS #13 馬島 臨太郎→#16 大谷 空渡 12 KICK #37 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 3 8:01 PASS #13 馬島 臨太郎→#85 小林 岳史 4 KICK #37 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 4 0:34 FG #37 佐藤 太希 30 G
オール三菱 4 11:05 PASS #15 西澤 慧介→#89 長岡 大和 14 KICK #8 木村 奎介 NG
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム オール三菱ライオンズ
17 (8 - 9 - 0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 8 ( 1 - 6 - 1 )
32 - 21 - 2
182Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
35 - 14 - 3
98Yds
37 - 117Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 18 - 12Yds
69 - 299Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 53 - 110Yds
3 - 20Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 2 - 10Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
1 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 0 - 0
28:18 TIME OF POSSESSION 19:42
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
#28 吉澤 祥 6 32 1 23
#15 川上 理宇 7 30 0 6
#42 清水 誠 6 26 0 8
#34 川村 龍ノ介 6 21 0 9
#16 大谷 空渡 1 12 0 12
#21 阿部 快斗 3 12 0 11
#9 宜本 潤平 1 9 0 9
#6 KURT PALANDECH 2 8 0 5
#13 馬島 臨太郎 4 -15 0 11
[TEAM] 1 -18 0 0
TOTAL 37 117 1 23
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
#13 馬島 臨太郎 22 12 2 109 3 22
#6 KURT PALANDECH 10 9 0 73 1 22
TOTAL 32 21 2 182 4 22
RECEIVING
NO. PLAYER REC YDS TD LG    
#1 九里 遼太 5 61 0 18
#86 明松 大雅 3 48 1 22
#87 定成 吉輝 3 19 1 13
#85 小林 岳史 3 16 1 14
#16 大谷 空渡 1 12 1 12
#11 財津 弘彬 1 11 0 11
#21 阿部 快斗 1 9 0 9
#9 宜本 潤平 1 5 0 5
#14 加藤 太武 1 1 0 1
#15 川上 理宇 1 0 0 0
#28 吉澤 祥 1 0 0 0
TOTAL 21 182 4 22
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
#26 辻 陽輝 3 0 0 0 0
#27 松井 悠太 2 0 0 0 0
#44 小宮 洋平 3 7 1 0 0
#22 岩﨑 匠 3 0 0 0 0
#40 伊藤 大生 1 0 0 0 0
#54 梶川 雄貴 2 0 0 0 0
#90 伊倉 良太 2 0 0 0 0
#82 齊川 尚之 2 6 1 0 0
#45 木下 凱 2 0 0 0 0
#5 田中 喜貴 1 0 0 0 0
#10 伊藤 圭吾 1 0 0 0 0
#2 岡田 将典 1 0 0 0 0
#15 川上 理宇 1 0 0 0 0
#33 山口 昂一郎 1 0 0 0 0
#56 浦野 雄大 1 0 0 0 0
#86 明松 大雅 1 0 0 0 0
#42 清水 誠 1 0 0 0 0
#67 渡部 孝太郎 1 0 0 0 0
#0 中尾 紘士 0 0 0 0 0
#8 政岡 和志 0 0 0 0 0
#25 藤澤 朗 0 0 0 0 0
#38 宮本 侑知 0 0 0 0 0
TOTAL 29 13 2 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YRD TD  
#25 藤澤 朗 1 0 0      
#82 齊川 尚之 1 0 0      
#27 松井 悠太 1 0 0      
TOTAL 3 0 0      
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
#26 辻 陽輝 3          
#40 伊藤 大生 1          
#82 齊川 尚之 1          
#38 宮本 侑知 1          
TOTAL 6          
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
#9 宜本 潤平 1 0 0 2 4 0
#28 吉澤 祥 1 23 0 1 1 0
#1 九里 遼太 0 0 0 1 0 0
TOTAL 2 23 0 4 5 0

試合レポート

プロローグ

昨春は、創設以来初のボウルゲーム出場を果たしたノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)。
パールボウルトーナメント1回戦の対戦相手は、オール三菱ライオンズ(以下、ライオンズ)。
新たな戦力も加わり、パールボウル優勝を目指した2024年春季シーズンの公式戦戦が富士通スタジアム川崎にて始まった。


1Q

上下ネイビーユニフォームを纏ったライズのリターンで試合開始。
自陣5ヤード付近でボールをキャッチしたRB#28吉澤祥(早稲田大学)は、23ヤードのリターン。
自陣28ヤードから始まったライズ最初の攻撃は、QB#6カート・パランデック(ネバダ大学ラズベガス校)からRB#28吉澤へトスプレーで1ヤード、続くプレーはカート自らの走りで5ヤードを前進する。
3rdダウン4ヤードで左サイドからスラントパターンで入ってきたWR#85小林岳史(神奈川大学)へ14ヤードのパスが成功しファーストダウンを更新する。
ハーフウェイ付近からの攻撃は、2プレー続けてRB#28吉澤のランで7ヤードを獲得。
迎えた3ndダウンの攻撃は、左サイドで短いアウトパターンを走ったWR#86明松大雅(明治大学)へパスが通る。パスをキャッチした明松は、そこから17ヤードほど前進し再びファーストダウンを更新する。
敵陣23ヤードから2ndダウンの攻撃で、ボールを持ったRB#28吉澤は相手タックルをかわしエンドゾーンまで走り切り先制のタッチダウン(以下、TD)
直後のキックは、K#37佐藤太希(明治大学)が決める。
【スコア】1Q 3:51 ライズ 7-0 ライオンズ

K#37佐藤のキックオフで試合再開。
ライオンズ陣28ヤードからのライズディフェンスとなる。
最初の攻撃は、RBのランプレー。そのランはLB#5田中喜貴(法政大学)が反応し、
1ヤードのゲインに抑える。
2ndダウンで11ヤードのパスを通されダウン更新を許すも、続くパスを新加入DL#82斎川尚之(早稲田大学)がパスを叩き落とす。
3rdダウン1ヤードの場面では、DJB日本代表のDL#44小宮洋平(帝京大学)がロスタックルをしてダウン更新を許さず4thダウンパントとなる。

自陣20ヤードからこの日2回目のライズオフェンスは、パス失敗、QB#6カートのランで3
Rdダウン7ヤードとなる。
ここで移籍新人WR#1九里遼太(明治大学)へ11ヤードのパスが通りダウン更新。
その後は、RB#21阿部快斗(法政大学)のランやパスキャッチで前進するも4thダウン1ヤードでパントとなる。

敵陣38ヤードからのライズディフェンスは、LB#40伊藤大生(青山学院大学)のパスディフレクトとQBへのプレッシャーでパス失敗に抑え、3rdダウンのパスはDB#25藤澤朗(慶應義塾大学)がインターセプト。
ゴール前22ヤードまで33ヤードのリターンをし、好ポジションで攻守交代となる。

チャンスで得点したいライズオフェンスは、TE#87定成吉輝(中央大学)へ短いパスと、移籍新人RB#34川村龍ノ介(法政大学)のランで前進すると、最後は2プレー連続TE#87定成へパスが通りTD。
直後のキックも、K#37佐藤が決め、追加点。
【スコア】1Q 11:52 ライズ 14-0 ライオンズ


2Q

ライオンズ陣31ヤードからのライズディフェンスは、9ヤードのパスを通されるも、続くランプレーをLB#40伊藤がノーゲインタックル。3rdダウンもQBにプレッシャーをかけパス失敗に抑える。

自陣34ヤードからのライズオフェンスは、QBを#13馬島臨太郎(法政大学)にスイッチ。
最初のプレーでTE#11財津弘彬(一橋大学)へ11ヤードのパスを通しダウン更新。
しかしその後のランプレーが続かなくパントとなる。

ライオンズ陣12ヤードからのライズディフェンスは、DB#27松井悠太(日本体育大学)や新人LB#45木下凱(桃山学院大学)のタックル、DL#2岡田将典(早稲田大学)のQBプレッシャーで4thダウンパントに抑える。

このパントは飛距離が短く、ライオンズ陣40ヤード付近でDJB日本代表、主将WR#9宜本潤平(立命館大学)がキャッチし3ヤードのリターン。

再び好位置からの攻撃となったライズオフェンスは、RB#21阿部の11ヤードラン、WR#1九里の9ヤードパスキャッチ、WR#9宜本の9ヤードラン・5ヤードパスキャッチでゴール前4ヤードまで前進すると、最後はQB#13馬島からWR#86明松へパスが通りTD。
直後のキックも、K#37佐藤が決め、追加点。
【スコア】2Q 7:12 ライズ 21-0 ライオンズ

その後、DL#82斎川、DL#44小宮の連続QBサックなどで得点を許さず、前半終了。


3Q

K#37佐藤のキックで後半開始。
ライオンズ陣15ヤードからのライズディフェンスはミドルパスで2度ダウンを更新されるも、DL#2岡田のランストップ、新人DB#22岩﨑匠(日本大学)のタックルで3rdダウン7ヤードとすると、ダウン更新を狙ったパスをDB#27松井がインターセプト。
後半最初のディフェンスを最高の形で抑えた。

自陣37ヤードから後半最初のライズオフェンスは、RB#34川村が5回キャリー18ヤード、WR#1九里が2キャッチ33ヤードを獲得しゴール前12ヤードまで前進。
最後はQB#13馬島からWR#16大谷空渡(日本大学)へパスが通りTD。
直後のキックも、K#37佐藤が決め、追加点。
【スコア】3Q 7:12 ライズ 28-0 ライオンズ

K#37佐藤のキックオフはタッチバックになり、ライオンズ陣25ヤードからのライズディフェンス。
左サイドのRB投じたパスをDL#82斎川が至近距離でインターセプト。リターンTDこそ阻止されたがライオンズ陣4ヤードまで前進する16ヤードのリターンをし2シリーズ連続ビッグプレーで攻守交代となる。

再び絶好のポジションからの攻撃となったライズディフェンスは、この4ヤードをQB#13馬島からWR#85小林へのパスを通しTD。
直後のキックも、K#37佐藤が決め、追加点。
【スコア】3Q 8:01 ライズ 35-0 ライオンズ

K#37佐藤のキックオフはタッチバックになり、再びライオンズ陣25ヤードからのライズディフェンス。
このシリーズはベテランDL#90伊倉良太(法政大学)の連続ロスタックルなどで凌ぎ、スリーアンドアウトパントとなる。

ライオンズ陣46ヤードから攻撃となるライズオフェンスは、新人RB#42清水誠(関東学院大学)の3連続ランプレーで14ヤード獲得すると、RB#15川上理宇(日本大学)も2連続ランで11ヤードを前進。更にWR#1九里へ8ヤードのパスが通り、ライオンズ陣13ヤードまで進んだところで3Q終了。


4Q

4Qに入りダウン更新の2ヤードが取れずこのシリーズは30ヤードのフィールドゴール(以下、FG)トライとなる。
このFGはK#37佐藤がしっかりと決め追加点。
【スコア】4Q 0:34 ライズ 38-0 ライオンズ

4Qのライズディフェンスは、3シリーズ連続スリーアンドアウトのパントに抑えるが、試合終了2分を切ったディフェンスシリーズでTDを奪われてしまう。
直後のキックは、DL#90伊倉がブロックし失敗。
【スコア】4Q 11:05 ライズ 38-6 ライオンズ

その後は両チーム得点なく試合終了となる。

【ファイナルスコア】ライズ 38−6 ライオンズ

【ヘッドコーチコメント】
この試合は、ほぼ全員が試合に出場し、今後に繋がる良い経験ができました。
これは、3月のシーズンイン時に決めた、”個人に頼らない、全員フットボールで勝ちにいく”という方針を、2ヶ月間練習をしてきた成果だと考えています。

新加入の選手の活躍も多く、オフェンスでは#1九里、ディフェンスでは#82斎川が、今後も期待できる結果を出してくれたのはチームにとって非常に大きいプラス材料です。

試合では、オフェンスは先制点を取り、各Qで得点できたこと、ディフェンスでは4Q終盤まで無失点で抑えられたこと、またキッキングチームでは大きなミスもなく、FGも全て成功させられたのは良かった点です。
しかし、勝ちが決まった4Qに、オフェンスはミスの連発でフィールドポジションが悪くなり、3点しか得点できなかったこと、ディフェンスは反則から自陣に攻め込まれTDを奪われたことは、改善していかなくていけません。

準決勝は、昨年の春、秋と2回も負けているオービックシーガルズとの戦いです。
どちらが最後の最後まで、走り続け戦えるかが勝負の鍵になってくると思います。そのために試合までの練習をチーム一丸となって、ライズの戦う心を高めていきたいと思います。


エピローグ

パールボウルトーナメント準決勝は、5/26(日)13時30分から富士通スタジアム川崎にて、6/16(日)のパールボウル決勝進出をかけオービックシーガルズと対戦する。