Xリーグ 秋季リーグ戦 第1戦 vs パナソニックインパルス

2022/09/11 (日) 12:00 KICKOFF @神戸市王子スタジアム
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 10 - 30 パナソニックインパルス
0 1QT 3
3 2QT 10
0 3QT 10
7 4QT 7
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
パナソニック 1 9:30 FG #16 佐伯 眞太郎 38
ノジマ相模原 2 0:05 FG #37 佐藤 太希 33
パナソニック 2 10:34 FG #16 佐伯 眞太郎 31
パナソニック 2 11:55 Fumble
Recover
#47 小西 憂 47 KICK #16 佐伯 眞太郎 G
パナソニック 3 7:27 FG #16 佐伯 眞太郎 39
パナソニック 3 11:14 RUN #5 ミッチェルビクタージャモー 1 KICK #16 佐伯 眞太郎 G
ノジマ相模原 4 8:55 PASS #6 KURT PALANDECH→#9 DARNEAIL JENKINS 4 KICK #37 佐藤 太希 G
パナソニック 4 10:25 RUN #12 荒木 優也 25 KICK #16 佐伯 眞太郎 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム パナソニックインパルス
13(1ー12ー0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 26(14ー12ー0)
44ー19ー1
202Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
29ー18ー2
235Yds
20 - 54yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 41 - 192yds
64 - 256yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 70 - 427yds
5 - 65yds (反則) 回数 - 損失ヤード 4 - 45yds
1 - 1 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
1 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 3 - 4
22:37 TIME OF POSSESSION 25:23
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
#6 KURT PALANDECH 5 20 0 18
#20 DERECK AKIRA WILLIAMS 3 17 0 9
#29 吉田 光輝 7 10 0 4
#35 若島 慎兵 1 5 0 5
#25 森本 紘介 4 2 0 3
TOTAL 20 54 0 18
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
#6 KURT PALANDECH 44 19 1 202 1 35
TOTAL 44 19 1 202 1 35
RECEIVING
NO. PLAYER REC YDS TD LG    
#2 宜本 潤平 5 53 0 26
#10 伊藤 圭吾 2 43 0 35
#23 伊藤 雅恭 2 27 0 21
#87 定成 吉輝 2 24 0 18
#13 加藤 太武 2 21 0 15
#15 出島 崇秀 1 18 0 18
#20 DERECK AKIRA WILLIAMS 1 7 0 7
#29 吉田 光輝 1 7 0 7
#9 DARNEAIL JENKINS 1 4 1 4
#85 八木 雄平 2 -2 0 16
TOTAL 19 202 1 35
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
#7 LEE HIGHTOWER III 4 0 0 0 0
#3 佐久間 徹 5 0 0 0 0
#5 田中 喜貴 5 0 0 0 0
#1 小澤 優太 3 0 0 0 0
#22 渡辺 健太 3 0 0 0 0
#32 永田 大河 2 0 0 0 0
#33 山口 昂一郎 2 0 0 0 0
#41 松木 晋也 2 16 2 0 0
#90 伊倉 良太 2 -2 1 0 0
#38 宮本 侑知 1 0 0 0 0
#40 JACE CAPPS 1 0 0 0 0
#24 織田 裕樹 1 0 0 0 0
#45 田島 翔太 1 0 0 0 0
#91 佐伯 哲明 1 0 0 0 0
#93 池田 貴士 1 4 1 0 0
#95 山形 祐貴 1 0 0 0 0
TOTAL 35 18 4 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YRD TD  
#22 渡辺 健太 1
#24 織田 裕樹 1
TOTAL 2      
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
TOTAL 0          
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
#23 伊藤 雅恭 5 157 0 0 0 0
#25 森本 紘介 1 17 0 0 0 0
#35 若島 慎兵 1 13 0 0 0 0
TOTAL 7 187 0 0 0 0

プロローグ

新たに4チームが加わり、6チーム2ディビジョンに再編された今季のX1SUPER。
ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)の初戦の相手は昨年リーグ戦1位の強豪パナソニックインパルス(以下、インパルス)。
最高気温33℃を記録した灼熱の神戸市王子スタジアムで、2022年シーズンが始まった。


1Q

コイントスで勝利したライズはリターンを選択。ライズ陣21ヤードから今季最初のオフェンスが開始される。
注目のファーストプレーは、加入3年目のQB#6カート・パランデック(ネバダ大学ラスベガス校)からRB#29吉田光輝(龍谷大学)へ右サイドのトスプレーで2ヤード獲得。
続く2ndダウンの攻撃では、富士通より移籍のWR#2宜本潤平(立命館大学)へ9ヤードのパスが成功し幸先よく1stダウンを更新する。
しかし、RB#29吉田のランとQB#6カートのパス2本はインパルスディフェンスの堅守に阻まれ4thダウンパントとなる。P/DL#99木村健太朗(専修大学)のパントはインパルス陣26ヤード付近でキャッチされたが、DB#22渡辺健太(帝京大学)が激しいタックルをして前進を許さない。

昨年リーグ1位の成績であったライズディフェンスは、このシリーズでも粘り強いディフェンスを魅せる。
インパルスの力強いランプレーやロングパスでライズ陣2ヤードまで前進されるも、ゴール前のランプレーを新人DL#ジェイス・キャップス(カンバーランド大学)がロスタックル。
3rdダウンでタッチダウンを狙って投げられたパスをDB#22渡辺がエンドゾーン内でインターセプト。ディフェンスのビッグプレーでボールは再びライズに。

ライズ陣20ヤードから始まったライズオフェンスの2ndシリーズは、WR#23伊藤雅恭(東京学芸大学)のキャッチでダウンを1回更新するも、ランプレーを止められこのシリーズもパントとなる。このパントもDB#22渡辺の早いタックルでリターンを許さない。

ライズディフェンスの2ndシリーズはインパルス陣35ヤード付近から。
インパルスの強力ランプレーなどで1stダウンを3回更新され、ライズ陣17ヤードまで前進される。
さらにダウン更新を狙ってくるインパルスに対し、ライズディフェンスはLB#5田中喜貴(法政大学)、LB#18増山純季(日本体育大学)、DB#7リー・ハイタワー(ヒューストン大学)の素早い集まりで前進を許さず4thダウンでフィールドゴール(以下、FG)となる。
この38ヤードFGを決め、インパルスが先制する。
【スコア】
1Q 9:30 ライズ 0-3 インパルス

インパルスのキックで再開された試合は、WR#23伊藤が28ヤードのGoodリターン。
ライズ陣33ヤードからの攻撃となる。
このシリーズは、副将WR#85八木雄平(慶應義塾大学)、WR#2宜本のキャッチで1stダウンを更新すると、QB#6カート自らも快速を飛ばしインパルス陣22ヤードまで前進する。
RB#29吉田、RB#25森本紘介(立命館大学)のランプレーでダウン更新を狙うも、インパルス陣16ヤードで4thダウン4ヤードとなる。
ここで第1Q終了。


2Q

ライズの4thダウンはFGを選択。
33ヤードのFGは、K#37佐藤太希(明治大学)が確実に決め同点。
【スコア】
2Q 0:05 ライズ 3-3 インパルス

試合を振り出しに戻したライズのキックオフで試合再開。
TE/FB#11財津弘彬(一橋大学)、DB#3佐久間徹(名城大学)のタックルで10ヤードのリターンに抑える。
インパルス陣20ヤードからのライズディフェンスで再びビッグプレーが生まれる。
インパルスWRの弾いたパスをDB#24織田裕樹(明治大学)がインターセプトし、インパルス陣28ヤードまでリターンし攻守交代。

ディフェンスのビッグプレーで勢いに乗ったライズオフェンスは、RB#29吉田、RB#20デレク・ウィリアムス(日本大学)のラン、WR#15出島崇秀(久留米大学)の18ヤードパスキャッチ、RB#20デレクのランでゴール前1ヤードまで前進し4thダウンとなる。
ここでライズオフェンスはFGではなくギャンブルプレーでタッチダウン(以下、TD)を狙いに行く。
しかしこのギャンブルプレーは、インパルスディフェンスの好守にあい失敗に終わる。

直後のライズディフェンスは、インパルスの強力ランプレーに押され、じわじわと10プレーで50ヤード近く前進を許すが、ライズ陣30ヤード付近での3rdダウンでDL#41松木晋也(上智大学)がQBサック。4thダウンFGに追い込む。
この52ヤードFGは失敗し、2シリーズ連続で無得点に抑える。

前半残り4分32秒、ライズ陣35ヤードからのオフェンスはじっくりと時間を掛けて得点を目指したいところ。
RB#29吉田の7ヤード、TE/FB#87定成吉輝(中央大学)の18ヤードキャッチなどで、インパルス陣40ヤードまで前進するも、RBの弾いたボールをインパルスディフェンスにインターセプトされてしまう。

前半残り3分20秒、チャンスから一転ライズ陣43ヤードからのディフェンスとなり、3プレーで30ヤードの前進を許す苦しい展開。
LB#5田中、DL#95山形祐貴(名城大学)の好守でTDは阻止するも31ヤードのFGを決められ再びリードを許す。
【スコア】
2Q 10:34 ライズ 3-6 インパルス

前半残り1分26秒
ライズ陣25ヤードからのオフェンスは、時間を使い切って得点し前半を終える作戦。
WR#2宜本の8ヤード、新人WR#13加藤太武(法政大学)の6ヤード、18ヤードの連続キャッチなどでインパルス陣46ヤードまで前進する。
しかし、3rdダウンでボールをファンブルしてしまい、ボールを拾ったインパルスディフェンダーにそのままエンドゾーンまで運ばれ痛恨の失点。
TD後のキックも成功しインパルスにリードを広げられ前半を折り返すことになる。
【スコア】
2Q 11:55 ライズ 3-13 インパルス


3Q

ライズのキックで後半開始、インパルス陣10ヤードからのライズディフェンスとなる。
インパルスは前半のラン攻撃から一転し、連続でパス攻撃を仕掛ける。
3本のパスで一気にハーフウェイライン付近まで前進され、今度は強力ランプレーでライズ陣37ヤードまで前進を許す。
しかしここでDB#3佐久間、DB#22渡辺の守りで3rdダウン1ヤードに。
ダウン更新を狙った中央のランプレーをLB#5田中がタックルし4thダウンとなる。
勝負どころと見たインパルスはFGではなくプレーでダウン更新を狙うギャンブルプレーを選択。このプレーはライズディフェンスが踏ん張りノーゲインに抑え好守交代となる。

後半立ち上がりのディフェンスを無失点で抑えたライズであったが、続くオフェンスは反則もありダウンを更新することなくパントとなる。

続くライズディフェンスもインパルスのミドルパスやランプレーに翻弄され、ライズ陣23ヤードまで攻め入られてしまう。
TDを死守すべくLB#1小澤優太(法政大学)やLB#5田中のタックルで4thダウンとなるが、39ヤードのFGを決められ、リードを13点とされる。
【スコア】
3Q 7:27 ライズ 3-16 インパルス

続く攻撃でTDを奪い、1ポゼッション差に縮めたいライズオフェンスだったが、強力インパルスディフェンスにあい、3回でパントに追い込まれてしまう。

ハーフウェイライン付近からの守りとなったライズディフェンスは、パスとラン攻撃を止める事ができず、TDランを許してしまう。
【スコア】
3Q 11:14 ライズ 3-23 インパルス

インパルスのキックで試合再開。キックオフのボールをキャッチしたWR#23伊藤は味方のブロックをうまく利用し44ヤードのビッグリターン。


4Q

ライズ陣44ヤードからという好ポジションからの攻撃となり、RB#20デレクの9ヤードキャッチ、7ヤードランでインパルス陣に進入したが、反則が響きこのシリーズもパントに終わる。

インパルスはQBを交代し、パスを中心にライズ陣30ヤード付近まで前進するが、DL#41松木とDL#90伊倉良太(法政大学)の連続QBサックで凌ぎパントへ追い込む。

ライズ陣20ヤードからのオフェンスは時間をかけずに得点をしたいところ。
パス中心の攻撃を展開し、WR#10伊藤圭吾(中央大学)の35ヤードキャッチなどで80ヤードをドライブ。最後はTE#9ダーニール・ジェンキンス(ロッキーマウンテン大学)の4ヤードTDパスキャッチで今季初TDをあげる。
TD後のキックもK#37佐藤が決める。
【スコア】
4Q 8:55 ライズ 10-23 インパルス

インパルス攻撃を止め、オフェンスにボールを渡したいライズディフェンスだったが、ランプレーで時間を使いながら前進され、最後はインパルスQBに一瞬の隙をつかれ25ヤードのTDランを許してしまう。TD後のキックも決められる。
【スコア】
4Q 10:25 ライズ 10-30 インパルス

次のライズオフェンスも4thダウンギャンブルのプレーを止められる。
最後はインパルスオフェンスのニーダウンで試合終了となった。
【ファイナルスコア】
ライズ 10−30 インパルス


エピローグ

昨年同様に前半はライズディフェンスが健闘しロースコアに抑えていたが、結果として前半最後のファンブルリターンTDが大きく響いた形となってしまった。

次節9月25日(日)は今季Superに昇格したアサヒビールシルバースターと対戦。
今春エキシビションマッチで対戦(19-9でライズ勝利)しているが、春とはメンバー構成も変わり、初戦ではオール三菱ライオンズを倒し勢いに乗っているチームである。

ライズとしては、初戦の反省を活かし今季初勝利をあげたい。