【RISE LETTER:The Sun Also Rises. #2】幹部対談-前編
2021.8.11

解散、そして再結成から12年。「もう一度、日本一へ。」

RISE:陽はまた昇る。チーム名に込められた思いを体現するため、RISEメンバーは何を思い、どう考え、どこを目指しているのか。そんな秘めた思いに迫る本企画。

第2弾は、主将のOL#78 笠井英治、副将のWR#85 八木雄平、DB#7 Lee Hightowerの3名です。

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2021年のRISEをけん引する幹部たちは、今のRISEに何を思っているのか。

それぞれのリーダーシップについて、話を聞きました。



ーーー 今年のRISEはどんなチームでしょうか。

Lee:We are a developing team. I would say we have a lot of new people. So I think after the short season last year, we're kind of finding our identity, and figuring out exactly what kind of team we are. So I think developing would be the word that I use to describe our team.

訳)発展途上のチームかな。若いチームで、去年はフルシーズンを戦っていないので、チームとしての強みをまだみつける作業をしているチームだと感じています。

八木:Leeの言う、チームが「developing:発展途上」というのは言いえて妙だと思う。まだ自信を持って、ファンに対して「こういうチームだ」というのをなかなか結果として見せれていなくて、それをチーム全員が認識している状態だと思う。自分たちがやってきたこと、今やっていることを信じて、結果をもって見ている人にどういうチームかを判断してほしい。



ーーー では、どんなチームでありたいと思いますか?

笠井:みんなが入りたいと思うようなチームかな。

八木:あと、応援したくなるチームがいいな。

Lee:I would say a team of belief. I'll say two things. One, a team that believes in each other and ourselves. I think there's a lot of uncertainty on our team and I think having a belief in each other and a belief in ourselves, would go a long way to making us a lot better. Second, I would also say being a sound team. I think those two go hand in hand, if we're sound fundamentally we'll be sound at what we do and like I said we're still developing what we want to do. So I think once we get to a point where we're sound in what we do, and we all believe in it, I think that would be the best case scenario for me as far as becoming a good team.

訳)信頼できるチームでありたい。ひとつは、お互いに、そして自分自身を信じているようなチームであるこ と。チーム内での信頼。選手同士、スタッフ含めたチーム全体での信頼を大切にしたい。それから、全員が堅実、健全であることも重要だと思います。この2つは密接に関係していると思っていて、基本的に健全であれば、先ほど言ったように自分たちのやりたいことを発展させることができるんじゃないかな。だから、自分たちが健全な状態で、全員がそれを信じられるようになることが良いチームになるための最良のシナリオだと思います。



ーーー それぞれのRISEに入団されたきっかけ、入団を決意した理由を教えてください。

笠井:銀座のしゃぶしゃぶを石井さん(RISEゼネラルマネージャー)に奢ってもらって、「お代わりしていいよ」と言われたからだね(笑) というのは冗談で、社会人になってからフットボールを続けるつもりはなかったんだけど、石井さんの人柄に惹かれ、「すげーな。一緒にやりたい。」と思ったのがきっかけです。石井さんほど人のために自分を犠牲にしている人がいない、と思ったから力になりたいなと。

Lee:Ishii treated me to shabu-shabu as well.

訳)私も石井さんにしゃぶしゃぶ連れて行ってもらいました(笑)

八木:石井さん!まだ、石井さんにしゃぶしゃぶご馳走になってません!!奢ってもらえたらもっと頑張れます!!!



ーーー 八木さんはしゃぶしゃぶなしで、なぜRISEに?

八木:大学4年生の時に、RBコーチの加藤さんから突然電話がかかってきて、「お前の試合見たで!はいれや!」って言われたからだね。



ーーー そんなにすごい試合だったんですね。どんなプレーだったか気になります。

笠井:いや、八木は大学のとき光ってなかったから、他のチームから声がかからなかっただけだよ。たまたまRISEに声かけられて、たまたま入ったんだよ。

八木:本当のやつ言うなよ(笑)

笠井:でも結果的に、RISEに入って覚醒したよね。Xリーグを代表するWRになったから。 今は「八木のプレースタイルがやりづらいな」という人と、「むかつくからコテンパンにしたい」という人が1:9くらいの割合でいるんじゃないかな。

八木:おい!後者が多いな(笑)

笠井:9割は、八木のことをやっつけたいと思ってる。そんな選手はなかなかいないと思う。相手に「こいついけんな」と思わせておいて、大事なところをしっかり決めるからこそだと思うね。



ーーー LeeさんはなぜRISEに?

Lee:Like what Eiji was saying I thought Ishii was tight. When I came out to visit, Ishii for sure had a really cool personality and he was just really in to football. And, you know, before that, I didn't even know that they had football in Japan. So to see Ishii who owns his own company, and he's most passionate about football, you can tell he really likes it, the same way I love football. So, that was my calling, like "Ok, this is somebody I could come play for." He has a passion for football for sure.

訳)私も笠井の理由と同じで、石井さんが「かっこいい」と思ったからかな。日本にもフットボールがあるのを知ったタイミングで石井さんと出会い、僕がフットボールを愛するように、石井さんがフットボールに強い情熱を持っているのを感じて、「こんなにフットボールを愛している人が日本にもいるんだ」と知ったんです。そして、この人となら一緒にプレーしてもいいかなと思ったんです。

笠井:Leeがチームにいてくれて、本当にうれしいよ。RISEの外国人選手は、毎年変わるような状態で、チームとしてどう外国人選手に接して良いのかわからずに四苦八苦していてなかなか定着していかなかったけど、LeeはRISEにフィットしてくれている。そもそも強いところでプレーしていたからこそ、チームのあるべき、footballのあるべきを考えて、チーム全員を引っ張ってくれてる。Footballだけじゃなく、チームビルディングの観点でもLeeがいてくれてよかったな。

Lee:よかった!



ーーー 外国人選手が1年単位で入れ替わる中、LeeさんはなぜRISEでプレーを続けているのでしょうか。

Lee:I say, for two reasons. One, I really see the potential in the RISE. When I told you that I was coming to fight for the RISE, part of it was coming to play but part of it was also to, you know, teach and bring what I know from my experiences in America to help Japanese football and help the RISE become better. Not just to play football but also, to help the whole team. So, I feel like that hasn't been realized. I feel like there's still a process and we're in the process of realizing how to get it done right and how to really communicate what I know about football and get it to come across. The other reason is, I just really want to win a championship.

訳)理由は2つあって、1つはRISEの可能性を本当に感じているからです。私がRISEのために戦うと決めたのは、プレーするためというのもありますが、アメリカでの経験から得たことを教えたり、日本のフットボールに役立てたりしたいと思ったからです。自分はプレーするだけでなく、このチームを強くしていきたいと感じています。もうひとつは、とにかく日本一になりたいからです。RISEでまだその目標が達成されていないから、RISEでプレーを続けているんです。



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笠井、八木、Leeの対談は後編へと続きます。(2021/8/18に発信) お楽しみに!


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