パールボウル準決勝

2017.6.04

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富士通スタジアム川崎

11:00 開始

パールボウルトーナメント Aグループ第2戦 vs 富士通フロンティアーズ

2017/5/21 (日) 14:00 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 38 - 20 富士通フロンティアーズ
7 1QT 0
7 2QT 7
10 3QT 7
14 4QT 6
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
RISE 1 02:46 RUSH #98 ガードナー 7 KICK #17 市森 G
RISE 2 02:34 RUSH #98 ガードナー 4 KICK #17 市森 G
富士通 2 07:00 RUSH #20 高野橋 11 KICK #25 大塚 G
RISE 3 01:57 RUSH #98 ガードナー 60 KICK #17 市森 G
RISE 3 06:12 FG #17 市森 25
富士通 3 10:40 PASS #12 平本 → #86 森田 11 KICK #5 納所 G
RISE 4 00:43 PASS #98 ガードナー
→ #81 鈴木(謙)
36 KICK #17 市森 G
富士通 4 00:58 KOR #6 神山 96 KICK #25 大塚 NG
RISE 4 05:33 RUSH #98 ガードナー 4 KICK #17 市森 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム 富士通フロンティアーズ
23 (12 - 10 - 1) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 15 (6 - 7 - 2)
24 - 15 - 1
206Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
29 - 21 - 0
170Yds
36 - 290Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 23 - 65Yds
60 - 496Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 52 - 235Yds
2 - 20Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 2 - 18Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 1 - 1
2 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 1 - 0
26:38 TIME OF POSSESSION 21:22
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
98 デヴィン ガードナー 13 166 4 60
2 宮幸 崇 22 117 0 22
25 東松 瑛介 1 7 0 7
TOTAL 36 290 4
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
98 デヴィン ガードナー 24 15 1 206 1 36
TOTAL 24 15 1 206 1
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
85 八木 雄平 5 69 0 19
81 鈴木 謙人 4 81 1 36
15 出島 崇秀 3 23 0 13
6 佐藤 励 2 27 0 21
8 秋山 光 1 6 0 6
TOTAL 15 206 1
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YARDS SACK FUMBLE
FORCE
FUMBLE
RECOVER
 
16 今井 龍之介 5 0 0 0 0
43 池田 貴士 3 8 2 0 0
44 小宮 洋平 3 1 1 0 0
41 増山 純季 3 0 0 0 0
59 西尾 公伸 2 6 0 0 0
26 渡辺 健太 2 0 0 0 0
33 伊田 拳斗 2 0 0 0 0
91 谷口 恵介 2 0 0 0 0
3 佐久間 徹 1 4 0 0 0
9 番矢 大輝 1 5 0 0 1
4 矢口 俊太 1 0 0 0 0
24 山口 亮二 1 0 0 0 0
99 木村 健太朗 1 3 0 0 0
22 河石 泰 0.5 0 0 0 0
23 北村 雅史 0.5 0 0 0 0
TEAM 6 0 0 0 0
TOTAL 30 27 3 0 1
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YARDS TD      
TOTAL 0 0 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
26 渡辺 健太 1          
TOTAL 1

試合レポート

プロローグ

パールボウル第2戦の相手は昨年の覇者、富士通フロンティアーズ。パールボウルでの対戦カードが決まってから、昨年度覇者を超えるという意味でも目標にして来たこの試合。不遇のシーズンを送った2016シーズンにケジメをつけ、早春の段階からチーム一丸となって取り組んで来たことに対して、何らかの結果が現れることだろう。創設以来一度も勝利を挙げていない相手に対し、日本一を目指すライズが、必ず乗り越えなければならい壁として、高く立ちはだかるその頂を超えて秋シーズンへの足がかりとしたい1戦と言えるだろう。

1Q

ライズのキックオフで試合開始。ここでライズは奇襲を仕掛ける。ライズは、キックオフで敵陣深くへ蹴り込むと見せて、フィールド右サイドへオンサイドキック。転がるボールは、10ヤードを超えた付近の右サイドライン際で#26DB渡辺(帝京大)がこれをカバー。ビッグプレーで攻撃権を得る。

ライズはハーフライン付近から1stdown10の攻撃を開始。#98QBガードナー(ミシガン大)は、小気味良い攻撃を展開し、#85WR八木(慶應大)へのミドルパスも成功。敵陣へ入り込む、WR八木が連続でパスをキャッチし、ゴールまであと19ヤード。次の#2RB宮幸(中央大)のランプレーの際に富士通がフェイスマスクの反則を犯し、ゴール前8ヤードからの1st down to Goal。ショットガン体型からRB宮幸へのインサイドゾーンはフェイクで、QBガードナーが自ら持ち込みTD。PATも決まり、ライズ7-富士通0と幸先の良いスタートを切る。

昨秋の対戦時に富士通は最初のキックオフリターンでトリックプレーを使ったが、今回はライズが仕掛け、主導権を握る。 試合は富士通のオフェンスで再開。富士通は、キックオフリターン後の最初の攻撃で、バックパスを受けたWRがパスを投げるフリーフリッカーのスペシャルプレーを仕掛けてくる。これが成功し28ヤードをゲイン、ライズ陣47ydからの攻撃権を得る。ここで踏ん張りたいライズは#3DB佐久間(名城大)がオープンのランプレーに素早く上がりロスタックル。富士通は折角のスペシャルプレーも後が続かず、4th downパントとなる。富士通はナイスパントで陣地を挽回し、ライズは、自陣2ヤードからの攻撃。ライズの自陣深くからの攻撃は、最初のロングパスが通らず、3アンドアウトとなる。ライズは自陣エンドゾーンからパントを蹴ることになるが、P#17市森(中央大)のパントは50ヤード以上を挽回するナイスパント。富士通は、自陣46ヤードからの攻撃となる。

富士通のQB高木は、#6RB神山へショートパスを決め、この日2つ目のフレッシュを獲得。その後、QB高木がスクランブルから、4th down ショートを残し、ギャンブルを試みようとするが、ライズがタイムアウトをコール。 結局、富士通は47ヤードのフィールドゴールを狙うが、これが失敗に終わり得点ならず。攻撃権を得たライズだが最初のパスをインターセプトされ、すぐに攻撃権を失ってします。ここで富士通はQBを#12平本へスイッチ。QB平本は#15WR成田へのパスなどを成功させ、ライズ陣内へ入り込み、またも4th downでギャンブルを仕掛ける。しかし、ここは#16DB今井(日本大)が相手WRをピッタリとカバーしてパスを防ぐ。攻守交代し、ライズが自陣30ヤードで攻撃権を得たところで1Q終了。7−0とライズがリードで序盤戦を終える。


2Q

2Q、RB宮幸のランプレーなどでテンポよく敵陣に侵入したライズ。さらにパスプレーからQBガードナーのスクランブルで敵陣23ヤードからの1st downを獲得。RB宮幸の中央突破が決まり、ゴール前3ヤードまで迫ると最後はQBガードナーが、エンドゾーンにダイブしTD。PATも決まり、14-0とライズは、富士通を突き放しにかかる。

続く富士通の自陣36ヤードからの攻撃は、ランプレーを重ね1st downを着実に更新していく。ランプレーでじりじりと迫られるライズであったが、#9DL番矢(京都大)がそのランプレーでロスタックルを奪う。ここで富士通が狙ったロングパスはインコンプリートとなるが、ライズにパスインターフェアの反則。その後、富士通はゴール前11ヤードまで攻め込むと、最後は#20RB高野橋がエンドゾーンへ持ち込みTD。PATも決まり、前半残り時間5:17で14-7とライズリード。

ライズは、自陣25ヤードからの攻撃、#6WR佐藤(日体大)、WR#81鈴木(明治大)へ連続でロングパスが決まり、一気に敵陣27ヤードまで前進。最後は敵陣21ヤードからK市森がフィールドゴールで追加点を狙うが、惜しくも失敗。

前半の残り時間は、2:21。富士通は自陣21ヤードからの攻撃をノーハドルでサイドラインへのパスをうまく繋ぎ攻め込むが、ここでもライズディフェンス陣が踏ん張り、パントへと追い込む。ライズが時間を消費したところで前半終了。14-7とライズは、昨年王者の富士通を1TDリードして後半へ。


3Q

富士通のキックオフで後半開始。ライズは自陣21ヤードからの攻撃となるがゲインを重ね、自陣40ヤードまで進める。パスターゲットが見つからないQBガードナーは中央からスクランブル。右サイドライン際を駆け抜けるQBガードナーは、富士通ディフェンダー2人を弾き飛ばし、60ヤードを独走、この日3つ目のTDをあげた。PATも決まり、21-7とライズがリードを広げる。

その後も富士通の攻撃も#59DL西尾(中央大)のロスタックルなどで封じたライズ。ここでもQBガードナーのスクランブルなどで一気にレッドゾーンに侵入。しかし、ゴール前8ヤードまで攻め込むもTDを狙ったパスは失敗に終わる。先ほど失敗したフィールドゴールだが、ここはK市森が25ヤードのフィールドゴールをきっちりと決めて、24-7とリードをさらに広げる。

続く富士通の攻撃シリーズでは、#43DL池田(名城大)のQBサックが富士通を退ける。このまま攻撃権を奪いたかったが、ここで富士通も王者の意地をみせ、QB平本が連続でパスを成功させてライズ陣へ侵入する。ライズはパスを防ぐためレシーバーをカバーするが、今度はQB平本が自ら走り、レッドゾーンへ侵入する。最後はプレイアクションパスをWR#86森田がキャッチしTD。PATも決められ、24-14とリードを縮められる。

ライズは、続くシリーズで自陣深くからとなるがWR八木へのロングパス、RB宮幸の中央突破で1st downを更新していき敵陣へ侵入。ここで第3Qが終了。ライズ10点のリードを守ったまま、最終クオーターへと突入していく。


4Q

ライズ4Q最初の攻撃は敵陣44ヤードからの3rd down残り4ヤード。ここで#15WR出島(久留米大)へのショートパスが決まり1st downを獲得。そして、次の攻撃でQBガードナーから#81WR鈴木(明治大)へのロングパスが決まりTD。PATも決まり、31-14とライズはリードを保ちながら試合を進める。しかし続くキックオフリターンで富士通にリターンTDを奪われてしまう。嫌な流れになりそうであったが、ここで富士通がPATを失敗、31-20となる。

このままリードを保ち逃げ切りたいライズは、ランプレーを中心に時間の消費を狙っていく。ここでRB宮幸がインサイドゾーンから22ヤードを独走し、1st downを獲得。ランとパスをテンポよく織り交ぜ富士通陣内を進むと、最後はゴール前6ヤードでランプレイのフェイクから、またもQBガードナーがエンドゾーンに駆け込みTD。PATも決め、38-20とさらにリードを広げる。

ライズは大きくリードするも試合時間はまだ6分残っているため気が抜けない状況。意地をみせたい王者富士通だったが、2つのパスでライズ陣に攻め込む。しかし、この状況で富士通はQBがスナップを落とす。こぼれたボールをDL番矢がリカバーしてターンオーバー!試合を決定づけるチャンスを得ることとなる。

ライズは、残り時間4分弱で攻撃権を得るとRB宮幸のランプレーを中心に時間を使い切り、ゲーム終了。QBガードナーの4TD(ラン3TD、パス1TD)、トータル371ヤード獲得の活躍があり、ライズ創設以来、初めて富士通を打ち破り勝利を手にした。

この試合、富士通はエースQBキャメロンこそ温存していたが、選手層の厚い王者に対するライズの勝利に変わりない。何よりも、富士通というチームに初めて勝ったことが大きな一歩と言えるであろう。フットボールは組織力のスポーツであり、個々の技量も大切だが、それ以上にチームとしての強さが問われるゲームである。また、早春からコツコツと積み重ねてきたことが、そして、目の前の1プレイに掛けてきた思いが、ここに形となって現れたと言っても、過言ではないだろう。

次戦の相手は、昨年春のパールボウルトーナメントの準決勝で対戦し苦渋を舐めさせられた、難敵IBMビッグブルー。IBMは、ライズに勝利したことで、波に乗り昨年のパールボウルを制覇している。このゲームを取ることが、チームのモメンタムをさらに上昇させる意味でも、そして、秋のシーズンを迎える上でも重要だ。 クラフト、スタントン、栗原、高木といった、ゲームメイカーを誇るオフェンスを今回もライズディフェンスがどう食い止めるのか、また、IBMと初めて対戦するQBガードナーがどのようにオフェンスを率いるかに注目が集まる。ここ2試合で見せた立ち上がりの良さで、相手を圧倒するライズの勝利に期待したい。