パールボウル準決勝

2017.6.04

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富士通スタジアム川崎

11:00 開始

セントラルディビジョン 3・4位 順位決定戦 vs 東京ガスクリエイターズ

2016/11/26 (土) 13:00 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 69 - 7 東京ガスクリエイターズ
14 1QT 0
28 2QT 7
14 3QT 0
13 4QT 0
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
1 08:17 PASS #98ガードナー → #19松尾 4 KICK #8出澤 G
1 11:29 RUSH #32金子 31 KICK #8出澤 G
2 02:13 PASS #98ガードナー → #84吉田 3 KICK #8出澤 G
2 07:10 PASS #98ガードナー → #15出島 54 KICK #8出澤 G
2 8:22 PASS #1中本→#13笠原 46 KICK #10金親 G
2 08:51 RUSH #98ガードナー 8 KICK #8出澤 G
2 10:33 PASS #98ガードナー → #85八木 71 KICK #8出澤 G
3 06:31 INT #41増山 28 KICK #8出澤 G
3 10:21 RUSH #98ガードナー 15 KICK #8出澤 G
4 02:51 PASS #10藤本 → #19松尾 18 KICK #8出澤 G
4 06:21 PASS #18荒木 → #19松尾 51 KICK #8出澤 NG
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム 東京ガスクリエイターズ
19 (5 - 13 - 1) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 7 (5 - 2 - 0)
40 - 23 - 1
445Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
20 - 4 - 2
57Yds
12 - 91Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 40 - 105Yds
52 - 536Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 60 - 162Yds
4 - 25Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 3 - 25Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 2 - 0
0 - 0 (フィールドゴール) 回数 - 成功 1 - 0
16:19 TIME OF POSSESSION 31:41
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
98 デヴィン ガードナー 6 51 2 17
32 金子 泰徳 3 35 1 31
27 細野 陽平 1 5 0 5
20 前島 利勇 1 3 0 3
10 藤本 亮 1 3 0 3
TOTAL 11 91 3
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
98 デヴィン ガードナー 24 15 0 306 4 71
18 荒木 裕一朗 9 5 1 90 1 51
10 藤本 亮 7 3 0 49 1 18
TOTAL 40 23 1 445 6
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
19 松尾 海太 7 126 3 51
13 ジェレミー ギャロン 5 66 0 30
85 八木 雄平 4 133 1 71
15 出島 崇秀 3 91 1 54
83 下段 亮太 2 18 0 13
84 吉田 武蔵 2 9 1 6
TOTAL 23 445 6
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YARDS SACK FUMBLE
FORCE
FUMBLE
RECOVER
 
12 アート ロウレル 7 11 3 1 0 0
57 田中 喜貴 6 0 0 0 0
11 財津 弘彬 4.5 0 0 0 0
52 鈴木 修悟 4 0 0 0 0
47 小林 哲朗 3 0 0 0 0
41 増山 純季 3.5 0 0 1 0
43 池田 貴士 3.5 0 0 0 0
3 佐久間 徹 2 0 0 0 0
20 前島 利勇 2.5 0 0 0 0
26 渡辺 健太 2 0 0 0 0
92 守屋 一歩 2 0 0 0 0
22 河石 泰 1.5 0 0 0 0
44 小宮 洋平 1.5 0 0 0 0
6 佐藤 励 1 0 0 0 0
9 番矢 大輝 1 0 0 0 0
23 北村 雅史 1 0 0 0 0
24 山口 亮二 1 0 0 0 0
33 伊田 拳斗 1 0 0 0 0
82 伊津野 文人 1 0 0 0 0
42 大倉 夏輝 0.5 0 0 0 0
TOTAL 49 11 1 2 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YARDS TD      
41 増山 純季 1 29 1
23 北村 雅史 1 2 0
TOTAL 2 31 1
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
23 北村 雅史 1          
57 田中 喜貴 1          
TOTAL 2

試合レポート

プロローグ

チーム始まって以来の大型補強を敢行し、宿願であるアメフト日本一へ大きくジャンプするはずだったノジマ相模原ライズは、予想に反して苦戦を続け、リーグ戦を1勝5敗と大きく負け越し、SUPER9最下位でJapan X Bowlトーナメントへの出場も叶わず、不本意な成績で日本一へのチャレンジを閉じる結果となった。そんなライズの今季最終戦は、セントラル地区の順位決定戦。対戦相手はリーグ戦で唯一勝利を挙げた東京ガスクリエイターズ。リーグ戦では34-14で退けた相手だが、内容的に圧倒した試合ではなかった。特に地上戦で苦戦し、一回あたり平均5ヤード以上走られている。ライズが今年のチームで目指したものが何だったのか、それが来季にどのようにつながっていくのか。すべての関係者、そしてファンがその一挙手一投足に注目している。

1Q

試合はライズのキックオフ、東京ガスのリターンで開始。この一戦にすべてをかける東京ガスは得意のランプレーでオフェンスを組み立て、4thダウンもすべてギャンブルでボールを進める戦略。ライズ守備陣は4thダウンギャンブルを含め2回連続してダウンの更新を許し、自陣への侵攻を許してしまうが、東京ガスのフォルススタートによる罰退、東京ガスの快足QB徳島へのライズLB#41増山(日体大)の好タックルでダウンの更新を許さず、東京ガスの4thダウンギャンブルを失敗に追い込み攻撃権を奪取。

ライズの攻撃を率いるのはQB#98デヴィン・ガードナー(ミシガン大)。ガードナーからのパスを受けたWR#85八木(慶応大)がRAC〔ランアフターキャッチ〕で大きく前進、東京ガス陣9ヤード地点まで一気に侵攻すると、最後はガードナーからWR#19松尾(日本大)への4ヤードタッチダウンパスが成功。PAT〔ポイントアフタータッチダウン〕のキックを、リーグ戦終盤からキッカーに戻った#8出澤(早稲田大)が落ち着いて決めて7-0とする。

続く東京ガスの攻撃で、3rdダウンロングのパスシチュエーションからQB徳島がスクランブルでダウンの更新を狙うが、再びライズLB増山が猛タックルを浴びせてダウンの更新を阻止、パントに追い込むことに成功する。変わってライズの攻撃、WR#13ジェレミー・ギャロン(ミシガン大)へのパスとそこからのRACで東京ガス陣内に攻め込むと、東京ガス陣31ヤード地点でガードナーからボールを受けたRB#32金子(立教大)が、東京ガスディフェンスのタックルを弾き返しながら激走、そのままエンドゾーンまで走りきってタッチダウンを奪うことに成功。PATのキックも成功して、 14-0とリードを拡げて1Qを終了。


2Q

1Q終盤からの東京ガスの攻撃は、4thダウンギャンブルでのパスが失敗に終わり、自陣43ヤード地点からライズの攻撃。QBガードナーのキープランで敵陣に攻め込むと、ガードナーからWRギャロンへのホットラインでパスが成功、一気に東京ガス陣10ヤード地点までボールを進める。最後はガードナーが自らボールを持ってエンドゾーンに飛び込むと見せかけてディフェンスを引きつけ、フリーになったTE#84吉田(日本大)への3ヤードタッチダウンパスが成功。PATのキックもK出澤が冷静に決めて21-0とリードを拡げる。

続く東京ガスの攻撃もパントに追い込んだライズは、WR#15出島(久留米大)がQBガードナーからのパスを東京ガスディフェンスと競り合いながら好捕、そのままエンドゾーンに飛び込んでタッチダウンパスを完成させる。PATのキックも成功し、7点を追加して28-0とする。ここまでキックオフリターンでのビッグゲインを警戒してか、短めのキックで東京ガスのリターナーに走るスペースを与えない戦術を採用してきたライズだが、ここはキックオフのボールが東京ガスの選手に当たり、ほぼハーフライン付近から東京ガスの攻撃を受けることになってしまう。厳しいプレッシャーで東京ガスを4thダウンに追い込むライズだが、東京ガスがギャンブルを選択して投じたパスを、ライズDBの裏を取ったWRにキャッチされてそのままタッチダウン。PATのキックも決められて28-7と追い上げを許してしまう。

前半残り3分30秒、更に点差を詰めて終わりたい東京ガスは、攻撃の継続を狙ってオンサイドキックを敢行。これをリターンチームの#11財津(一橋大)がしっかりキャッチしてそのままリターン、一気に東京ガス陣ゴール前6ヤード地点までボールをキャリー。最後はQBガードナーが自らボールを持って8ヤードのタッチダウンランを成功させ、PATのキックも成功して、35-7と再び突き東京ガスを突き放すライズ。前半最後にQBガードナーから自陣でパスを受けたWR八木がRACで64ヤードを走りきってこの日2本目のタッチダウンを成功させる。PATのキックも成功し、42-7として前半を終了。


3Q

大量リードを奪ったライズは、後半からQBにガードナーの控えに回っている#18荒木(立命館大)を投入。しっかりボールを前に進め、存在感を発揮したい所だが、ここは3アンドアウトでパントへ。ライズディフェンスが東京ガスオフェンスをこちらも3アンドアウトでパントに追い込み、ライズの攻撃へ。QBはこちらも控えの#10藤本(日本大)にチェンジ。藤本も攻撃をリズムに乗せることができず、パントに追い込まれる。東京ガスの快足QB徳島が1QのライズLB増山によるタックルで負傷退場した後、東京ガスのランプレーをほぼ完璧に抑え込むことに成功しているライズ守備陣。ここでも東京ガス陣内でのランプレーをロスタックルに仕留めると、次のプレーでライズDL#12アート・ロウレル(ハワイ大)が東京ガスQBに激しいプレッシャーをかける。無理な体勢から投じたパスを、LB#41増山がインターセプトしてそのままエンドゾーンまで走りきってタッチダウン!! K出澤のキックも決まって7点を追加、49-7とする。

次のディフェンスでもライズディフェンダーが東京ガスランナーに殺到して前進を許さず、3アンドアウトのパントへ。ライズはここでQBをガードナーにチェンジ。ガードナーは出島、八木へのパスであっさりと東京ガス陣15ヤード地点まで攻め込むと、次のプレーで敵のプレッシャーを受けながらボールをキープ、東京ガスディフェンダーのタックルを躱し、弾き飛ばして自ら前進、そのまま15ヤードを走りきってタッチダウン。PATのキックも成功して7点を追加、56-7と更に点差を広げることに成功する。3Q残り1分30秒、東京ガスはランプレーで前進をはかるがライズの壁を崩すことができない。3rdダウンロングのシチュエーションから無理なロングパスに追い込まれ、それをDB#23北村(立教大)がインターセプト!!攻撃権を奪い返すことに成功する。


4Q

後半はQBをローテーションで回す作戦のライズ。3Q終盤から登場したQB荒木は、味方の反則での罰退もあって、2ndダウン20のシチュエーションへ。ダウンの更新を狙って荒木が投じたパスは、東京ガスディフェンダーにインターセプトされて攻守交代。続くライズのディフェンスは危なげなく東京ガスの攻撃をさばいて3アンドアウトでパントへ。

自陣36ヤード地点からのライズの攻撃、QBは藤本へ。東京ガスによるパスインターフェアの反則で敵陣にボールを進めると、藤本から同窓のWR松尾へのロングパスが成功して東京ガスレッドゾーン内へ。最後は再び藤本・松尾のホットラインで18ヤードのタッチダウンパスが成功して6点を追加。PATのキックも成功して63-7とリードを広げることに成功するライズ。激しいタックルとパシュートでチームにモメンタムをもたらすことに成功しているライズ守備陣。ここでも東京ガスのランをしっかり抑え、3rdダウンロングのパスシチュエーションに追い込むと、この日エッジラッシャーとして激しいプレッシャーをかけ続けるLBロウレルがここでもQBサック、8ヤードのロスタックルに仕留めて東京ガスをパントに追い込む。

ライズのQBは荒木に変わり、自陣28ヤードからの攻撃へ。荒木からWR出島へのパスでダウンを更新すると、続く攻撃で荒木からWR松尾へのパスが成功、松尾はRACで37ヤードを走りきってタッチダウン!! 出澤のキックは左へ逸れて、PATは失敗となったが6点を追加して69-7と62点のリードを奪うことに成功する。東京ガスは最後までランプレーでライズに対抗しようとし、執念のランプレーで連続してダウンを更新され、自陣への侵攻を許してしまうが、レッドゾーンへは進ませない。東京ガスはフィールドゴールを選択し、3点を狙うが、このキックをライズDL#59西尾(中央大)がはたき落とし、こぼれたボールをライズの副将でDB#22河石(早稲田大)が拾い上げて敵陣までリターンするビッグプレーで東京ガスに追加点を許さない。試合はこのまま終了し、ライズが69-7と大量リードを奪って東京ガスを一蹴、セントラルディビジョンの3位を確定させた。

東京ガスとのシーズン2度目の対戦となったこの試合。最初の対戦で平均して5ヤード程度進まれていた東京ガスのランプレーを、この試合では3ヤード以下に抑えるなど、ディフェンスが奮闘して終始モメンタムを離さなかったことが、大きな点差につながったと言える。加えて今季のライズの攻撃陣をけん引してきたQBガードナーが、最後までその爆発的な攻撃力を発揮。メインターゲットであるWRギャロンに加え、出島・八木・松尾といった若手のWR陣にもボールを配球、パスで4タッチダウンと効率の良い攻撃を展開した。今季最終戦となったこの試合を勝利で飾ることができたが、秋季シーズンの通算成績は2勝6敗と、日本一のチームにはほど遠い戦績となってしまった。同じ週末に行われたJapan X Bowlトーナメントのセミファイナルでは、リーグ戦でライズが苦杯を舐めたオービックシーガルズ(13-14で敗戦)と富士通フロンティアーズ(10-17で敗戦)がそれぞれ勝利を収め、Japan X Bowl出場を決めた。オービックとは1点差、富士通には試合終了22秒前までリードしていたように、どちらのチームにも大きなプレッシャーを与える力を今年のライズは持っていたことは間違いない。それでも勝ち切れなかった事実と向き合い、残すこと・変えることを決めて実行する。他のチームよりも早くシーズンが終了するということは、それだけ早く次のシーズンへの準備をスタートできるということでもある。ライズの2017シーズンはすでに始まっている。

須永ヘッドコーチ コメント

今シーズンの最終戦、東京ガスとの試合は69対7で勝つことができました。 優勝の可能性を断たれ、順位決定戦という試合にもかかわらず、これまで同様にスタジアムにはたくさんのファンの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。

点差はつきましたが、試合内容は今季を象徴する、反省が多く残る内容でした。オフェンスは狙い通りにゲインを重ねることができず、荒く雑な内容でしたし、ディフェンスはタックルミスを繰り返し、ビッグプレーでTDを許してしまいました。そしてキッキングゲームでは、キックの飛距離が出ず、相手を押し込むことができませんでした。

富士通に負けて優勝の可能性がなくなり、大きな目標を失った約一ヶ月でしたが、選手らは自分らを奮い立たせ、どんな時でも一年間ライズを信じて応援してくださったファンの方々の前で、今季最高の試合をすることを目標に、練習に全力で取り組みました。正直、チームはバラバラになり、くじけてしまってもおかしくない状況でしたが、誰一人として離脱者を出さず、試合に臨むことができました。

目標の日本一には遠く及ばず、不本意なシーズンでしたが、 全力で臨んだ上での結果ですので、受け入れなくてはなりません。 ただ一つだけ言えるのは、今季から採用された対戦システムにおいては、一切ごまかしは通用しないということです。これまでのライズのように、1敗か2敗でレギュラーシーズンを乗り切り、プレーオフに進み、チーム一丸でワンチャンスに賭けて強豪を倒すという目論見は通用しません。個々がより強くなり、その強い個々の集合体で戦わなくては、必ずや重要な局面で強者に押し切られてしまいます。

2017年シーズンに向けて、すでに戦いは始まっています。今のこの時期にどれだけ個々が強くなれるかが大きなカギとなります。選手らにさらなる成長を強く求めるとともに、私自身が大きな成長を遂げなくてはチームを前に進めることはできません。来春、スタジアムで大きく成長したライズをお見せできるよう、まずは私自身が強い覚悟を持ってチームを牽引していきたいと考えています。

今シーズンも厚いご支援と熱いご声援ををいただき誠にありがとうございました。

来シーズン、スタジアムで皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

Fearless.
全員フットボール
ノジマ相模原ライズ
ヘッドコーチ 須永恭通