2022.10.28 |
チーム情報 |
|
2022.10.20 |
試合情報 |
|
2022.10.14 |
チア |
|
2022.10.07 |
試合情報 |
|
2022.10.02 |
チーム情報 |
ノジマ相模原ライズ | 10 | - | 21 | オービックシーガルズ |
7 | 7 | |||
3 | 7 | |||
0 | 7 | |||
0 | 0 |
得点経過 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 03:21 | INT | #3佐久間 | 21 | KICK | #16出澤 | G | |||||||||
1 | 10:30 | RUSH | #20古谷 | 8 | KICK | #1金親 | G | |||||||||
2 | 09:57 | FG | #16出澤 | 25 | ||||||||||||
2 | 14:44 | PASS | #6菅原→#85萩山 | 24 | KICK | #29長尾 | G | |||||||||
3 | 13:00 | PASS | #6菅原→#85萩山 | 3 | KICK | #1金親 | G |
スタッツ | ||
---|---|---|
15 (6 - 7 - 2) | ファーストダウン(ラン - パス - 反則) | 14 (2 - 11 - 1) |
25 - 10 - 0 | (パス) 試投 - 成功 - インターセプト | 37 - 23 - 2 |
137Yds | 獲得ヤード | 233Yds |
40 - 86Yds | (ラン) 回数 - 獲得ヤード | 40 - 21Yds |
65 - 223Yds | (攻撃) 回数 - 獲得ヤード | 77 - 254Yds |
8 - 21Yds | (反則) 回数 - 損失ヤード | 10 - 64Yds |
1 - 1 | (ファンブル) 回数 - 喪失 | 2 - 0 |
2 - 1 | (フィールドゴール) 回数 - 成功 | 0 - 0 |
23:56 | TIME OF POSSESSION | 36:04 |
個人記録 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
RUSHING | |||||||
NO. | PLAYER | ATT | YARDS | TD | LG | ||
2 | 宮幸 崇 | 4 | 11 | 0 | 9 | ||
5 | 木下 雅斗 | 14 | 25 | 0 | 21 | ||
25 | 東松 瑛介 | 18 | 83 | 0 | 15 | ||
16 | 出澤 信 | 2 | -35 | 0 | -14 | ||
32 | 金子 泰徳 | 2 | 2 | 0 | 3 | ||
TOTAL | 40 |
86 |
0 |
- |
|||
PASSING | |||||||
NO. | PLAYER | ATT | COMP | INT | YARDS | TD | LG |
5 | 木下 雅斗 | 25 | 10 | 0 | 137 | 0 | 23 |
TOTAL | 25 |
10 |
0 |
137 |
0 |
- |
|
RECEIVING | |||||||
NO. | PLAYER | NO | YARDS | TD | LG | ||
1 | 中田 結 | 1 | 18 | 0 | 18 | ||
2 | 宮幸 崇 | 1 | 5 | 0 | 5 | ||
15 | 出島 崇秀 | 1 | 16 | 0 | 16 | ||
88 | 大滝 裕史 | 3 | 33 | 0 | 14 | ||
87 | 原田 大輔 | 1 | 14 | 0 | 14 | ||
7 | 井本 圭宣 | 3 | 51 | 0 | 31 | ||
TOTAL | 10 |
137 |
0 |
- |
|||
TACKLE | |||||||
NO. | PLAYER | TACKLE | YARDS | SACK | |||
90 | 伊倉 良太 | 3 | 6 | 1 | |||
70 | 木村 圭祐 | 2 | 0 | 0 | |||
52 | 鈴木 修悟 | 6.5 | 0 | 0 | |||
92 | 守屋 一歩 | 1.5 | 0 | 0 | |||
9 | 矢口 俊太 | 3 | 0 | 0 | |||
3 | 佐久間 徹 | 6 | 0 | 0 | |||
6 | ロカ カノンガタ | 5 | 0 | 0 | |||
22 | 河石 泰 | 3.5 | 0 | 0 | |||
23 | 北村 雅史 | 2.5 | 0 | 0 | |||
41 | 増山 純季 | 1 | 0 | 0 | |||
99 | 木村 健太朗 | 0.5 | 0 | 0 | |||
47 | 櫻井 宏介 | 1 | 0 | 0 | |||
11 | 財津 弘彬 | 1 | 0 | 0 | |||
TOTAL | 36.5 |
6 |
1 |
||||
INTERCEPT | |||||||
NO. | PLAYER | INT | YARDS | TD | |||
3 | 佐久間 徹 | 1 | 21 | 1 | |||
6 | ロカ カノンガタ | 1 | 0 | 0 | |||
TOTAL | 2 |
21 |
1 |
||||
PASS CUT | |||||||
NO. | PLAYER | CUT | |||||
5 | 木下 雅斗 | 2 | |||||
22 | 河石 泰 | 1 | |||||
TOTAL | 3 |
2014年の春の社会人王座を決めるパールボウルトーナメント。順調に駒を進めてきたライズは準決勝戦で昨季Xリーグ王者のオービックシーガルズと対戦。悲願の日本一を勝ち取る為に、どうしても越えなければならない大きな壁。秋の本番を前に、ライズが王者に対してどんな戦いを見せてくれるかに注目したい。
1Qはライズのリターンから試合開始。ライズの先発QBは#5エース木下雅斗(立命館大学)。日本代表RB #2宮幸のランを軸にダウンを更新し、自陣22y地点から敵陣に侵攻するもパントへ。この日最初の守備機会で、DB#3佐久間徹(名城大学)が、オービックQBのパスをインターセプトし、そのままエンドゾーンに走り込んでタッチダウン!! キックも決まって7-0と、ディフェンスのビッグプレーで待望の先制点を奪取したライズ。その後も、ライズ守備陣はオービック攻撃陣に前進を許さず、互いにパントを蹴り合う展開に。残り時間6分、オービックのパントをライズリターナーがファンブル、それをオービックに押さえられ、自陣でのディフェンスを余儀なくされてしまう。試合巧者の昨季王者はエースWR #18木下へのミドルパスでライズゴール前に侵攻すると、最後はRBにエンドゾーンに走り込まれて失点。キックも決まって7-7の同点とされる。続く攻撃は簡単にパントに追い込まれ、嫌なムードが漂う展開に、ライズディフェンスが奮起。新人LB #9矢口俊太(東海大学)のタックルで相手の出足を止めると、続くプレーでライズ DB #6ロカ・カノンガタ(サンディエゴ大学)が相手のパスをインターセプト!! 攻撃権を奪い返す。このチャンスを得点に結びつけたいライズは日本代表RB #25東松瑛介(立命館大学)のラン、WR #15出島崇秀(久留米大学)、WR #88大滝裕史(立命館大学)へのパスで前進し、フィールドゴールのチャンスを得たが、キッカー#16出澤信(早稲田大学)の30yのキックはゴール右に外れ、惜しくも追加点ならず、1Qは同点で終了。
2Qはお互いの守備陣が踏ん張り、パントを蹴り合う展開に。残り9:26、自陣14yからのライズの攻撃はRB東松のラン、WR大滝へのパス、そして副将としてチームを牽引するベテランWR #7井本圭宣(立命館大学)のスーパーキャッチもあり、オービック陣のレッドゾーン(※1)に進入。惜しくもタッチダウンはならなかったが、25yのフィールドゴールをキッカー出澤が今度は確実に決めて3点を追加して10-7とする。リードを保ったまま前半を終えたいライズは、守備陣が体を張ったディフェンスでオービック攻撃陣にプレッシャーをかけ続けるが、2Q途中から登場したオービックのQB #6菅原が試合巧者振りを発揮。4thダウンギャンブル(※2)のパスプレー等も成功させて、ライズ陣内に攻め込むと、最後は24yのタッチダウンパスを決められてしまう。キックも成功して10-14と再びリードを許して前半を終了。
激しく雨が降るなか後半に突入。昨季王者から勝利をもぎ取るために早く追いつきたいライズは、守備陣が前半の好調さを持続させ、後半最初のオービックの攻撃において、再び4thダウンギャンブルを狙う1yのランプレーを完璧に止めてターンオーバーをもぎ取る!最高のお膳立てをしてもらったライズ攻撃陣だったが、オービック守備陣のプレッシャーも更に強まり、3アンドアウト(※3)に追い込まれてしまう。ここで、激しい降雨の影響か、パンターがスナップされたボールをファンブル。ボールは押さえたものの、自陣34ヤード地点からの守備となり、大きなピンチを迎えてしまう。ここでライズ守備陣が驚異的な粘りを見せ、オービックにタッチダウンを許さない。4thダウンとなり、オービックはフィールドゴールを選択するが、ここでも雨の影響か、スナップが乱れてキッカーがフィールドゴールを蹴ることが出来ず、オービックも追加点をあげることが出来ない。ディフェンスの踏ん張りに何とか応えたいライズオフェンスだが、オービック守備陣の分厚い壁をどうしても越えることが出来ない。QB木下のスクランブルランでダウンを更新するも、結局自陣からのパントに追い込まれる。ここでパンターがスナップされたボールを確保する際に地面に膝を着いてしまい、自陣27ヤード地点で相手に攻撃権を渡してしまう失態をおかす。ピンチを跳ね返し続けてきたライズ守備陣だが、パスでレッドゾーンに攻め込まれると、最後は4ヤードのタッチダウンパスを決められてしまう。キックも決まり、10-21と引き離されて3Qが終了。
いよいよ後のないライズだが、4Qになっても守備陣がオービックにプレッシャーをかけ続け、安易な前進を許さず、追加点を与えることなく味方の反撃を待つ状況に。期待に応えたいライズ攻撃陣は、自陣14ヤードからの攻撃で、QB木下・RB東松のラン、WR大滝へのパスで連続してダウンを更新し、オービック陣内に攻め込むが、後が続かず、結局パントで攻撃権を相手に渡してしまう。この後互いにパントを蹴り合い、試合残り時間7分からのオービックの攻撃。ここでもライズディフェンダーのタックルは、オービックに刺さり続け、効果的な前進は許さないが、反則での罰退もあり、試合巧者の王者に時間を上手く消費されながら、ズルズルと自陣ゴール前まで進まれてしまう。最後はライズゴール前でオービックのQBがニーダウンし、雨中の激戦に終止符を打った。
10-21というファイナルスコアで昨季王者オービックシーガルズへの挑戦を退けられたライズ。最後まで激しいタックルやパシュート(※4)で、多数の日本代表を擁し、ここまで2試合で156点を取ってきたオービック攻撃陣を21点に押さえたライズディフェンスは、紛れもなくリーグトップレベルにあり、秋の本番に向けて大きな期待を抱かせてくれた。半面、ライズのタッチダウンはDB佐久間のインターセプトリターンタッチダウンのみで、ライズが今期から取り組んでいるノーハドルオフェンスは、現時点ではオービック守備陣の堅固な壁を突き破ることが出来なかった。しかし、東松・宮幸の両エースRBのランプレー、QB木下の成長を軸に、ベテラン井本・大滝が支えるWR陣がそこに絡んでくれば、さらに緊迫した試合に持ち込める可能性は感じさせてくれた。ライズが真のチャレンジャーとして再び舞台に上がることが出来るかどうかは、全て今夏の取り組みにかかってくるだろう。ライバルを刮目させ、ライズファミリーを歓喜させるプレーを見せられるように、選手の、そしてチームの加速度的な成長を期待したい。