Xリーグ 秋季リーグ戦 第3戦 vs IBM BigBlue

2020/11/23 (月) 14:00 KICKOFF @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 27 - 17 IBM BigBlue
0 1QT 3
10 2QT 7
10 3QT 7
7 4QT 0
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
IBM 1 10:35 FG #19 佐藤 太希 39
ノジマ相模原 2 2:37 PASS #6 KURT PALANDECH→#26 森本 紘介 60 KICK #59 笹尾 健 G
ノジマ相模原 2 6:35 FG #59 笹尾 健 28
IBM 2 8:04 PASS #3 Kevin Craft→#40 John Stanton 60 KICK #19 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 3 4:42 FG #59 笹尾 健 35
ノジマ相模原 3 7:05 RUN #6 KURT PALANDECH 97 KICK #59 笹尾 健 G
IBM 3 8:58 PASS #3 Kevin Craft→#82 白根 滉 39 KICK #19 佐藤 太希 G
ノジマ相模原 4 0:37 RUN #20 DERECK AKIRA WILLIAMS 1 KICK #59 笹尾 健 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム IBM BigBlue
14(4 - 7 - 4) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 21(2 - 18 - 1)
23 - 11 - 0
161Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
51 - 29 - 2
403Yds
28 - 174Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 18 - 42Yds
51 - 335Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 69 - 445Yds
7 - 55Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 7 - 41Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
2 - 2 (フィールドゴール) 回数 - 成功 1 - 2
24:06 TIME OF POSSESSION 23:54
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
6 KURT PALANDECH 7 114 1 10
26 森本 紘介 9 37 0 9
20 DERECK AKIRA WILLIAMS 12 23 1 7
TOTAL 28 174 2 97
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
6 KURT PALANDECH 23 11 0 161 1 60
TOTAL 23 11 0 161 1 60
RECEIVING
NO. PLAYER REC YDS TD LG    
26 森本 紘介 1 60 1 60
85 ⼋⽊ 雄平 2 45 0 33
23 伊藤 雅恭 2 19 0 10
15 出島 崇秀 2 18 0 10
21 秋⼭ 光 1 13 0 14
20 DERECK AKIRA WILLIAMS 1 6 0 6
77 原田 大輔 0 2 0 2
25 東松 瑛介 1 -2 0 0
TOTAL 11 161 1 60
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
0 0 0 0 0
TOTAL 0 0 0 0 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YRD TD
7 LEE HIGHTOWER 1 3 0
5 田中 喜貴 1 0 0
TOTAL 2 3 0      
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
TOTAL 0          
PUNTING
NO. PLAYER PUN YRD LG
13 鈴木 健太 5 277 58
TOTAL 5 277 58      
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
22 渡辺 健太 0 0 0 1 31 0
23 伊藤 雅恭 0 0 0 2 10 0
11 財津 弘彬 2 19 0 0 0 0
3 佐久間 徹 1 14 0 0 0 0
2 宮幸 崇 1 11 0 0 0 0
TOTAL 4 44 0 3 41 0

試合レポート

プロローグ

前節、関西で今季初勝利をあげたノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)。
今節の相手は、今季未勝利ながら強豪のIBM BigBlue(以下、BigBlue)。
両チームに決勝のJAPAN X
BOWL進出の可能性はなく、今季の最終戦となったが、今季の集大成と来季につながる戦いを如何に見せることができるか。
また、ライズにとっては近年幾度も接戦を繰り広げながらも、中々勝利を収められないBigBlue相手に是が非でも勝利したい試合。
秋晴れの中、初披露となる純白の新ユニフォームを纏い、最終戦の戦いが始まった。

1Q

日本代表K#13鈴木(慶應義塾大学)のスクイブキックで試合開始。
BigBlue陣15ヤードでキャッチしたリターナーをTE/FB#11財津(一橋大学)が31ヤード地点でタックル。

BigBlue陣31ヤードからのライズディフェンス。
1stダウンの攻撃は左サイドのインサイドレシーバーにパスをするも、LB#5田中(法政大学)がしっかりとマークしパスは不成功。
続く2ndダウンもパス。このパスは右側サイドライン際に通され1stダウン獲得。
BigBlueはノーハドルオフェンスを展開し、得意のパス攻撃でゲインを狙う。
BigBlue陣48ヤードからの1stダウンは左サイドに6ヤードの短いパス、2ndダウンは再び右サイドライン際へのパスで1stダウン更新。
続く1stダウンの攻撃でインサイドへのランプレー。このプレーは前節エレコムのランをマイナス23ヤードに抑えたライズディフェンス陣がしっかり対応。LB#5田中がタックルする。
2ndダウンは左インサイドレシーバーにスクリーンパス。これにLB#18増山(日本体育大学)が素早く反応。ブロッカーを巧みにかわし2ヤードのロスタックルで3rdダウンとなる。
3rdダウン9ヤードのインサイドランプレーはDB#3佐久間(名城大学)がタックルし4thダウンへ。
今季初勝利を目指すBigBlueは、ライズ陣35ヤードの4thダウン5ヤードでギャンブルプレーを選択。RBを配置しないエンプティ隊形からWRへフックパスを通しダウン更新に成功、ライズ陣23ヤードまで前進。
続く1stダウンでライズにオフサイドの反則があり5ヤード罰退。
ライズ陣18ヤードから1stダウン5ヤードは左アウトサイドのランプレー。
DL#47梶浦(早稲田大学)が走路を塞ぎ、最後はLB#5田中が1ヤードのロスタックルに仕留めランディフェンスの好調さを示す。
TDを取りたいBigBlueは得意のパスを試みるが、2ndダウンのコーナーパターンのパスはLB#18増山とDB#33山口(早稲田大学)のカバー、3rdダウンのスラントパスはDB#22渡辺(帝京大学)のカバーで防ぎ、ライズ陣19ヤード地点より再び4thダウンとなる。
ここは手堅くフィールドゴール(以下、FG)を狙うと思われたが、BigBlueはまたしてもギャンブルプレーを選択。
このパスプレーもDB#3佐久間がしっかりWRをマークし阻止。
得意のタイミングパスでドライブはされたが、無失点でオフェンスへボールを渡す。

自陣19ヤード地点から開始されるライズオフェンスを率いるのはQB#6カート・パランデック(ネバダ大学ラスベガス校)。
最初の攻撃はパスプレーだったが、WRが空いていないと判断すると、得意の走力を活かしたスクランブルラン。8ヤードを獲得する。
ライズオフェンスは、残り2ヤードをランプレーでダウン更新を狙うが、BigBlueの強力ディフェンスにノーゲインに抑えられてしまいスリーアンドアウトでパントとなる。

BigBlue陣33ヤードから、この日2回目のライズディフェンス。
最初のパス攻撃はオーバースローで失敗。続く2ndダウンのインサイドランはLB#56浦野(立命館大学)、副将DL#44小宮(帝京大学)のタックルで1ヤードのゲインに抑える。

3rdダウン9ヤードの攻撃でインサイドレシーバーへ34ヤードのフェイドパスを通され一気にライズ陣32ヤードまで前進される。
BigBlueは次の攻撃も左のWRへ19ヤードのミドルポストパスを通しライズ陣13ヤードまで前進。
BigBlueは続く1stダウンでパスから一転、右サイドのアウトサイドランを選択するも、好調のライズランディフェンスは、DL#41松木(上智大学)がアウトサイドをキープしRBの走路を膨らませる。そこに三度LB#5田中が追いつき3ヤードのロスタックル。
2ndダウン13ヤードとなり、BigBlueは得意のパス攻撃を試みるが、タイミングをずらしラッシュしたDL#93池田(名城大学)がQBサック。
3rdダウン18ヤードと明らかなパスシチュエーションでは、セーフティの位置からブリッツしたDB#3佐久間のプレッシャーもありオーバースロー。 4thダウン18ヤードとなり、今回は39ヤードのFGトライとなる。
このFGが決まりBigBlueが先制する。
【スコア】1Q 10分35秒 ライズ 0-3 BigBlue


BigBlueのキックオフで試合が再開。
DB#3佐久間がライズ陣30ヤードまでリターンし、そこからこの日2回目のライズオフェンスとなる。
最初の攻撃は右サイドのオプションプレー。QB#6パランデックから移籍RB#20デレク・アキラ・ウィリアムス(日本大学)へピッチし4ヤード前進。
2ndダウンのパスは失敗するも。3rdダウンの攻撃で右サイドを走るWR#15出島(久留米大学)へフックパスが成功。この日初めての1stダウンを更新する。
ライズ陣44ヤードから1stダウンのインサイドランプレーはBigBlueディフェンスに1ヤードロスタックルを許したところで第1Q終了。


2Q

2rdダウン残り11ヤードで再開された第2Q最初のプレーは、QB#6パランデックのスクランブルランで8ヤード前進したが、オフェンスにホールディングの反則があり2ndダウン21ヤードとなる。
ダウン更新を狙った2本のパスは失敗し、このシリーズもパントとなる。


BigBlue陣25ヤードからのライズディフェンスは、1stダウンのWRへのヒッチパスで8ヤードを許すも、2ndダウンのドロープレーをLB#5田中とLB#4星野(立教大学)が1ヤード、3rdダウンのインサイドランも再びLB#5田中が1ヤードのロスタックルに仕留めスリーアンドアウトのパントとなる。

このパントをWR#23伊藤(東京学芸大学)がライズ陣40ヤードまで6ヤード程リターン。
ここでディフェンスの好守に応えたいライズオフェンスに、ビッグプレーが生まれる。
QB#6パランデックは右サイドのWR#23伊藤にクイックパスを投げるフェイクを入れた後に近くにいたRB#26森本(立命館大学)へショベルパス。
パスを受け取った森本は、OLのブロックで第一線を突破すると、そのままフィールド中央を疾走。BigBlueのDBを置き去りにし60ヤードのタッチダウン(以下、TD)レセプションとなる。
TD後のトライフォーポイント(以下、TFP)も新人LB#59笹尾(同志社大学)が決め逆転に成功する。
【スコア】2Q 2分37秒 ライズ 7-3 BigBlue


BigBlue陣24ヤードから3回目のライズディフェンス。
1stダウンでは左へロールアウトしたQBへLB#18増山がプレッシャーを掛けパス不成功。
2ndダウンではセーフティーの位置からDB#7リー・ハイタワーが中央へブリッツし、QBへプレッシャーを掛け再びパス失敗に。
続く3rdダウンのパスプレーでは、この日ランディフェンスで好プレーの光るLB#5田中が、今度はパスカバーに下がり値千金のインターセプト。

ハーフウェイ付近で攻守交代となる。
好位置から攻撃となったライズオフェンスは、最初のプレーで再びQB#6パランデックのスクランブルランで21ヤードを獲得し、1プレーでFG圏内に侵入する。
続くプレーは、RB#26森本の右アウトサイドのランプレー。OL#52流(国士舘大学)、OL#77原田(日本体育大学)の好ブロックで8ヤードのゲイン。
ダウン更新を狙った2回のランプレーはBigBlueの好守にあい1ヤードの前進となる。
4thダウン残り1ヤードとなりライズオフェンスはギャンブルを選択。
このプレーでBigBlueにオフサイドの反則があり、ライズはBigBlue陣14ヤードから1stダウンとなる。
しかしこの後が続かず、4thダウンでFGトライ。
この28ヤードFGをLB#59笹尾が決めリードを7点に広げる。
【スコア】2Q 6分35秒 ライズ 10-3 BigBlue



キックオフはタッチバックとなりBigBlue陣25ヤードから守るライズディフェンスだが、ランとパスでダウン更新を許すと、30ヤードパスを通されてしまう。更にタックルをかわされエンドゾーンまでボールを運ばれ60ヤードのTDレセプションとなる。TFPも決まり同点に追いつかれる。
【スコア】2Q 8分04秒 ライズ 10-10 BigBlue

前半の残り時間も4分を切り時間を使いながら得点を狙いたいライズオフェンスであったが、3本のパスでゲインは奪えずスリーアンドアウトでパントに。


前半残り2秒31秒でBigBlue陣43ヤードからライズディフェンスとなる。
パスとランを織り交ぜながら前半終了まで1秒を残しライズ陣12ヤードまで前進される。
前半ラストプレーでBigBlueは、29ヤードのFGトライ。
このプレーでスナップを受けたBigBlueのホルダーがボールをうまく置くことが出来ずパスプレーに切り替える。
投じられたパスはDB#22渡辺がはたき落とし前半終了。
【前半スコア】ライズ 10-10 BigBlue


3Q

BigBlueのキックで後半開始。
TE/FB#11財津の好リターンで、ライズ陣44ヤードからの攻撃となる。
最初のプレーはRB#20ウィリアムスのインサイドランで5ヤードを獲得する。
次のプレーでBigBlueにパーソナルファールがあり一気にBigBlue陣35ヤードまで前進する。
RB#26森本のアウトサイドランで7ヤードをゲインすると、WR#23伊藤へ10ヤードのアウトパスが通り1stダウン更新。
BigBlue陣19ヤードまで前進するが次のプレーでライズにホールディングの反則があり罰退。
TDを狙ったパスも僅かに通らず35ヤードのFGトライとなる。
このFGをLB#59笹尾が決め再び3点のリードとなる。
【スコア】3Q 4分42秒 ライズ 13-10 BigBlue


BigBlue陣35ヤードからとなる後半最初のライズディフェンスだが、最初のプレーで18ヤードゲインのパスを通されて、ライズ陣まで進入を許す。
得意のテンポパスを繰り出すBigBlueオフェンスを中々止められずズルズルと前進を許す苦しい展開。7プレーでゴール前1ヤードまで前進されてしまう。
この苦しい展開をDB#7リー・ハイタワー(ヒューストン大学)が断ち切る。
ランフェイクで左サイドにロールアウトしたQBがエンドゾーン内に投げたボールを見事インターセプトし3ヤードリターン。失点のピンチから一転、攻守交替となる。


ボールがオフェンスに渡ったとはいえ、ボールはライズ陣の3ヤード。
ライズのエンドゾーン内でタックルをされるとBigBlueにセーフティ(2点)を献上してしまう状況。
ライズオフェンスは少しでも前進するためにRBのブロッカーを多く配置する隊形。当然BigBlueも前進阻止やセーフティを狙ってランプレーを潰す布陣。
QB#6パランデックはRB#20ウィリアムスにハンドオフをしたと見えたが、自らボールをもって左側へ。BigBlueディフェンスを振り切りそのまま左サイドを駆け上がる。自慢の俊足を活かし一気に97ヤードを走り切りTD。
TFPもLB#59笹尾が決めリードを10点に広げる。
【スコア】3Q 7分5秒 ライズ 20-10 BigBlue


リードを10点としたライズはBigBlue陣20ヤードからのディフェンス。
ここもしっかり抑えてオフェンスにボールを渡したいところ。
BigBlueは引き続き得意のパスプレーでオフェンスを構成。
インサイドレシーバーへのクイックスクリーン、ショートアウト、フックパターンなどを次々と成功させ、4プレーで41ヤードの前進。
ライズ陣39ヤードからの1stダウンのパスプレーで再びLB#5田中がインターセプトしたかに思われたが味方同士と交錯し、弾かれたボールは後ろにいたBigBlueのWRに直接キャッチされそのままエンドゾーンに持ち込まれてしまう。
TFPも決まり僅か5プレーで再び3点差に詰め寄られる。
【スコア】3Q 8分58秒 ライズ 20-17 BigBlue


BigBlueのキックオフで試合再開。
ライズは自陣31ヤードからのオフェンスとなる。
RB#20ウィリアムスのランで6ヤードゲインすると、次のプレーでは右サイドライン際の副将WR#85八木(慶応義塾大学)の12ヤードキャッチでダウン更新。
その後、WR#23伊藤へクイックパス、RB#26森本の9ヤードラン、RB#25東松(立命館大学)のパスキャッチなどでBigBlue陣35ヤードまで前進したところで第3Q終了。


4Q

BigBlue陣35ヤードから3rdダウン12ヤードの状況で開始された第4Q。
ここで右サイドからポストパターンを走るWR#85八木へ24ヤードのパスが通る。八木はBigBlueディフェンダーを引き摺りながらゴール前1ヤードまで10ヤードのランアフターキャッチ。
最後はこの1ヤードをRB#20ウィリアムスが力強く走りTD。
TFPもLB#59笹尾が決め再び10点差とする。
【スコア】4Q 37秒 ライズ 27-17 BigBlue


BigBlue陣34ヤードからのライズディフェンスは、前進を阻止したいところであったが、BigBlueのRBにランアフターキャッチでライズ陣32ヤードまで進まれてしまう。
しかし直後のパスプレー時にBigBlueがホールディングの反則をし、ライズ陣42ヤードから1stダウン20ヤードとなる。次のドロープレーをLB#56浦野が3ヤードゲインでタックル、RBへのパスもディフェンスの集まりが早く6ヤードのゲイン、3rdダウン11ヤードのパスもLB#5田中、DB#33山口のプレッシャーでパス不成功にする。
TDが欲しいBigBlueは4thダウンギャンブルを選択。
再びRBに短いパスを通し、ランアフターキャッチでダウン更新を狙ったが、これはDB#33山口、LB#5田中が6ヤードのゲインに抑え攻守交替。

第4Q残り9分15秒。
RB#26森本の2ヤードラン。WR#21秋山(日本大学)の14ヤードパスキャッチなどでハーウェイ付近まで前進するがその後が続かずパントとなる。


第4Q残り6分55秒。
BigBlue陣26ヤードからのライズディフェンスは、DB#22渡辺のあと一歩でインターセプトのプレーや、BigBlueのミスや反則にも助けられスリーアンドのパントに追い込む。


第4Q残り6分27秒。
自陣41ヤードからの攻撃となるライズオフェンスは時間を消費しながらドライブをしたいところ。
RB#20ウィリアムスの3ヤードランと、WR#15出島の7ヤードパスキャッチでダウンを更新するも、その後QBサックを浴びてしまい、このシリーズもパントとなる。


第4Q残り4分2秒。
BigBlue陣34ヤードからのライズディフェンス。
BigBlueは1TD、1FGが最低ミッションの中、得意のパス攻撃を展開してくる。
短いタイミングパスやQBスクランブルでダウンを更新、ライズの反則もありライズ陣21ヤードまで前進される。
1stダウン、2ndダウンのパスを失敗に抑え、3rdダウンのRBへのスクリーンパスはDL#90伊倉(法政大学)が必死にタックルし7ヤードのゲインに抑える。
BigBlueは第4Q残り2分ほどで31ヤードのFGを選択。
このFGを右サイドから突進したDB#22渡辺が長身を活かしブロック。
失点を防ぎオフェンスへボールを渡す。


第4Q残り1分49秒。
ライズオフェンスは、ランプレーで残り時間を消費し試合終了。
【最終スコア】ライズ 27-17 BigBlue


エピローグ

ディフェンスはパス攻撃主体のBigBlueに対し、403ヤードのパス喪失ヤードを献上したが、2インターセプトを記録。
また、3rdダウンコンバージョンの成功率を10%に抑えるなど要所での前進阻止が際立った。
一方オフェンスは、獲得ヤードではBigBlueに劣ったが、カート・パランデックの97ヤード独走TDを含む174ヤード獲得。
ディフェンスがインターセプトでボールを奪取した直後の攻撃で全て得点するなど攻守が噛み合った印象。
2勝1敗でブロック2位となり、JAPAN X BOWLには進出できなかったが、来季へ良い弾みのつく試合であったであろう。

コロナ渦での難しいシーズンであったが、最後まで熱いご支援とご声援を頂き、ありがとうございました。
2021年シーズンはより強く団結力のあるチームになり、日本一に向け取り組んで参ります。
引き続きノジマ相模原ライズへご支援・ご声援をお願いいたします。