Xリーグ パールボウルトーナメント 1回戦 VS 東京ガスクリエイターズ

2014/4/29(火) 14:00キックオフ @川崎富士見球技場
ゲームプレビュー 得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 45 - 6 東京ガスクリエイターズ
10 1QT 0
7 2QT 3
7 3QT 3
21 4QT 0
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG
1 06:51 PASS #5木下→#16出澤 13 KICK #16出澤 G
1 12:08 FG #16出澤 13
2 09:23 PASS #5木下→#1中田 11 KICK #16出澤 G
2 14:57 FG #4飯島 44
3 11:33 FG #4飯島 37
3 14:11 RUSH #2宮幸 9 KICK #16出澤 G
4 04:43 PASS #5木下→#15出島 58 KICK #16出澤 G
4 10:37 PASS #17藤本→#16出澤 54 KICK #16出澤 G
4 14:50 PASS #17藤本→#85関 4 KICK #16出澤 G
スタッツ
28 (10 - 18 - 0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 11 (6 - 4 - 1)
39 - 28 - 1
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト 21 - 10 - 1
427Yds 獲得ヤード 119Yds
36 - 212Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 40 - 142Yds
75 - 639Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 61 - 261Yds
9 - 68Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 5 - 35Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 1 - 1
1 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 4 - 2
TIME OF POSSESSION
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
35 櫻井 佑介 20 112 0 12
5 木下 雅斗 3 18 0 15
25 東松 瑛介 4 19 0 10
17 藤本 亮 4 3 0 8
2 宮幸 崇 3 43 1 35
29 菊池 駿介 2 17 0 9
TOTAL
36
212
1
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
5 木下 雅斗 18 13 0 209 3 58
17 藤本 亮 21 15 1 218 2 54
TOTAL
39
28
1
427
5
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
35 櫻井 佑介 2 10 0 8
16 出澤 信 8 162 2 54
1 中田 結 3 43 1 24
87 原田 大輔 3 14 0 9
19 北川 拓磨 2 7 0 4
81 井上 繁明 1 19 0 19
83 下段 亮太 1 9 0 9
15 出島 崇秀 5 138 1 58
85 関 大義 2 19 1 15
29 菊池 駿介 1 5 0 5
TOTAL
28
426
5
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YARDS SACK      
90 伊倉 良太 2.5 0 0
70 木村 圭祐 2.5 0 0
52 鈴木 修悟 5 0 0
92 守屋 一歩 4.5 9 1
55 安川 大輔 3.5 0 0
9 矢口 俊太 5 0 0
13 綾部 洋平 4 0 0
3 佐久間 徹 4.5 0 0
6 ロカ カノンガタ 6 0 0
22 河石 泰 0 0 0
23 北村 雅史 3 0 0
31 木村 亘 2 0 0
4 山口 亮二 3.5 0 0
26 井上 貴弘 2.5 0 0
96 杉浦 卓紀 3 0 0
49 嶋田 安孝 2.5 0 0
41 増山 純季 1 0 0
TOTAL
55
9
1
INTERCEPT
NO. PLAYER INT YARDS TD      
26 井上 貴弘 1 27 0
TOTAL
1
27
0

試合レポート

いよいよ2014シーズンの初戦を迎えるノジマ相模原ライズ。春の社会人NO.1に向けて、そして悲願の日本一に向けて、内容の濃い試合を見せてほしい所。見所としては、今シーズンのライズのオフェンス/ディフェンスのプレーの方向性がどのようになるのか、そして長年チームを牽引してきたベテランが去ったQBのポジションをどのようにカバーするのか、加えて4/26(土)に行われた第五回シニア世界選手権アジア予選で日本代表選手として出場した、RBの#2宮幸崇(中央大学)、#25東松瑛介(立命館大学)、OLの#76秋葉英明(法政大学)が、中2日というアメリカンフットボールではあり得ない過密なスケジュールの中、どのように起用され、どのようなパフォーマンスを発揮するのかにも注目したい。

1Q

ライズの先発QBは#5木下雅斗(立命館大学)。今シーズンから導入したノーハドルオフェンスを展開する。RBのポジションには、3日前に行われた日本代表戦での疲れを考慮し、宮幸・東松の両日本代表メンバーではなく、2年目の#35櫻井佑介(日本大学)が入る。この櫻井のランプレーと、今季ユニットリーダーを務める若手WR #16出澤信(早稲田大学)へのパスで東京ガス陣内に侵攻。最後は木下から出澤へのタッチダウンパスが決まって先制、PAT(※1)のキックも決まって7−0とリード。続く東京ガスの攻撃は、新人DL#92守屋一歩(拓殖大学)の好タックルもあり、3アンドアウト(※2)に追い込む。続くライズの攻撃では、QBを2年目の#17藤本亮(日本大学)にチェンジ。以降の攻撃は木下と藤本が交互にタクトを振るう。ここで早くも登場した東松のラン、出澤へのパスで東京ガス陣に攻め込むが、ここはフィールドゴールの3点に押さえられ10-0。次の東京ガスの攻撃、ライズのキックオフからのボールを東京ガスリターナーに47ヤードのビッグリターンを許すが、失点には至らず、10−0で1Qは終了。


2Q

2Qに入ると、お互いの拙攻・好守もあり、得点が動かず。ライズディフェンスでは、2年目のLB #13綾部洋平(近畿大学)、DB #4山口亮二(日本体育大学)が体を張ったタックルを見せる。ライズは残り時間7分からの攻撃で、満を持して登場の宮幸の46ヤードランでチャンスを創り、最後はスクリーンパスからのRAC(※3)でWR #1中田結(日本大学)がタッチダウン!キックも決まり、17-0とリードを拡げる。続く東京ガスのリータンで、再び好走を許し、不要な反則等も重なり自陣17ヤードまで侵攻を許すが、ライズディフェンス陣が粘りを見せてターンオーバー(※4)を誘発し攻守交代。ここで流れを取り戻したいライズだが、代わったQB藤本のパスを相手ディフェンスにもぎ取られ痛恨のターンオーバー、流れに乗り切れず、最後は東京ガスに44ヤードのFG(※5)を決められて17-3となった所で前半終了。


3Q

前半を終了して17-3と、リードはしているものの、相手を圧倒出来ず、重たい展開に。後半の入りを良い形でスタートしたいライズは、東京ガスの攻撃を、2年目のDB #6 ロカ・カノンガタ(サンディエゴ大学)の好タックル等で凌ぎ、3アンドアウトへ追い込む。ここで追加点が欲しい所だったが、攻撃陣に反則が発生し、勢いに乗り切れずパントに追い込まれる。続く東京ガスの攻撃では、ランプレーでボールを進められ、最後は38ヤードのFGを決められて3点を失い、17-6。続くプレーで先に東京ガスにタッチダウンを取られたら、試合自体が判らなくなるという展開の中、ライズのエースQBである木下が存在感を発揮。RB櫻井のランプレーで陣地を獲得しながら、出澤へのミドルパスを立て続けに決め、最後はエースRB宮幸が9ヤードを走り切ってタッチダウン!キックも決まって得点を24-6として、3Qを終了。


4Q

最終4Qは、東京ガスの攻撃から。最初のプレーで意表をついた39ヤードロングパスを決められ、この日初めて自陣ゴールライン前まで侵攻を許すライズ。この日一番のピンチにディフェンス陣の集中力は更に高まり、東京ガスのRB、QBのランでの前進を許さない。最後は4thダウンギャンプル(※6)のパスプレーを、QBサックに仕留めて攻撃権を奪い返すことに成功!続くライズの攻撃で、ディフェンスの鬼気迫るプレーに応えたのは、やはりエースQBの木下。東松のラン、出澤・#85関大義(駒沢大学)へのパスを挟み、最後はWR #15 出島崇秀(久留米大学)への58ヤードタッチダウンパスを通して31-6とリードを拡げる(キックも成功)。この日最大のピンチを凌いだライズディフェンスは、その後も集中力を切らすことなく東京ガスの前進を阻み続け、LB #96杉浦卓紀(成城大学)の好タックルやベテランDB #26井上貴弘(近畿大学)のインターセプトで東京ガスに得点を許さない。試合時間残り5分からのライズの攻撃では、立正大学出身の新人RB #29 菊池駿太が立て続けに好走し、ダウンを更新。続くプレーでこの日生彩を欠いたプレーが多かったQB藤本からWR出澤への54タードタッチダウンパスが決まり、キックも成功して38-6となる。この日最後の攻撃シリーズも、藤本から出島へのロングパスを足がかりに、最後は藤本から関へのスラントのパスがヒットし、タッチダウン。キッカーも務める出澤がこの日6本目のPATキックを決めて45-6で試合終了となった。

エピローグ

今季、悲願の日本一へ向けての大事な初戦に臨んだノジマ相模原ライズ。攻撃では今季から導入したノーハドルオフェンスから、看板のRB陣がリズム良くボールを前に進める新しいスタイルを披露。エースQBである木下から若手レシーバー陣へのパスも小気味良く決まり、初戦としてはまずますの滑り出しではなかったか。木下とプレー時間を分け合った2年目のQB藤本は、プレーに迷いが見られ、今後の改善に期待したい所。ディフェンスは昨季からの中心メンバーに加え、この試合から戦列に加わった新人達が溌剌としたプレーを見せてくれ、結果としてタッチダウンを許さなかった点は非常に評価出来る。とは言え、反則の多さ(9回/68ヤードの罰退)は昨季から改善をみず、全体的にスロースターターな点も変わらず、今後の上位チームとの対戦に向けて不安を残した。先の話をするべきでは無いが、パールボウルトーナメント準決勝戦で戦うであろう強豪チームとの対戦に向けて、次のオール三菱ライオンズ戦は圧倒的な結果を見せて欲しい。

  1. ※ 1 「PAT」:Point After Touchdownの略。タッチダウンを取ったチームがキック(成功時は1点)かゴール前5ヤードからの1回だけの攻撃(成功時は2点)を選ぶことが出来る追加得点の仕組み
  2. ※ 2 「3アンドアウト」:攻撃側のシリーズが1度もダウンを更新できずにパントに追い込まれること
  3. ※ 3 「RAC」:Run After Catchの略。レシーバーがボールを捕球してからランで前進すること
  4. ※ 4 「ターンオーバー(Turn Over)」:攻撃権が入れ替わること
  5. ※ 5 「FG」: Field Goalの略。タッチダウンではなく、キックで得点を狙うプレー(成功時は3点)
  6. ※ 6 「4thダウンギャンブル」:攻撃側が失敗した際に相手に攻撃権を渡してしまうリスクを冒して4回目の攻撃で1stダウンを取りにいくプレー