2011 Xリーグ 1st Stage 第2節 vs IBM BigBlue

2011/9/16(金) 19:00キックオフ @東京ドーム
試合レポート
ノジマ相模原ライズ 31 - 24 IBM BigBlue
0 1QT 7
10 2QT 7
7 3QT 0
14 4QT 10
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG
                  1 06:36 RUSH #15岡村 12 KICK #8崔 G
2 04:45 FG #16出澤 44                        
                2 07:20 PASS #15岡村→#17小川 18 KICK #8崔 G
2 10:23 PASS #5木下→#87武井 9 KICK #16出澤 G                
3 11:43 PASS #5木下→#28杉原 31 KICK #16出澤 G                
                4 04:52 RUSH #15岡村 1 K #8崔 G
4 05:15 RUSH #5木下 65 KICK #16出澤 NG                
                4 08:49 FG #8崔 22      
4 11:01 RUSH #28杉原 26 PASS #5木下→#25前田 G                
スタッツ
15 (7 - 5 - 3) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 18 (9 - 8 - 1)
27 - 11 - 0 165Yds (パス) 試投 - 成功 - インターセプト / 獲得ヤード 25 - 16 - 1 159Yds
23 - 197Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 32 - 130Yds
50 - 362Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 57 - 289Yds
5 - 65Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 4 - 40Yds
0 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 1 - 1
1 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 2 - 1
27:36 TIME OF POSSESSION 20:24

試合レポート

Xリーグ第2節、ところは東京ドーム、相手はIBMビッグブルーです。
第1節をオービックシーガルズ相手に惜敗しているノジマ相模原ライズ、
「三年で日本一」の目標に向けて負けられない一戦となりました。

本日の試合は選手入場が行われます。チア、コンさる君、キッズチアのゲートに迎えられ、
キャプテン伊倉選手を先頭にライズの選手が入場してまいります。眦を決しています。
試合開始前のハドル、キャプテン、コーチの檄が飛びます。
「負けられない」、どの選手にも気合が満ち溢れています。

IBMのキックオフで試合開始です。
自陣43ヤードの好ポジションからのライズの攻撃ですが、3アンドアウトで終了です。
立ち上がりのオフェンスがかみ合わないのは、オフェンスの主力が新加入選手だからでしょうか。

淡白なオフェンスの影響を受けてか、ディフェンスも何かおかしいです。
#15QB岡村のパスがヒットし、ずるずると後退し、5分36秒のロングドライブを許してしまいます。
最後は、#15岡村のQBキープで15ヤードを走られ、TDで先制されてしまいます。
(キック成功、1Q 6:36 ライズ 0-7 IBM)

続くライズの攻撃、#28RB杉原の16ヤードリターンで自陣31ヤードからの1stダウンです。
相手オフサイドの反則、#5QB木下から#81WR井上繁明へのパスで相手陣に攻め込みますが、後続がなく、
パントとなってしまいます。

続くIBMの攻撃、自陣に押し込めたままでの3rdダウン、
相手パス攻撃を#44DE福田がQBサック、4ヤードのロスで、IBMのパントとなります。

ディフェンスの好守を攻撃につなげたいところです。
押し込んだ位置でのパントです、#28杉原のリターンは押し戻されましたが、
それでも自陣48ヤードの好位置からの攻撃開始です。

ここでライズはQBに#10小島を起用。満を持しての登場です。
双方ペナルティの後、相手陣40ヤードからの1stダウン10、#10小島、パスを試みますが投げられず、
スクランブル、右サイドライン際を駆け上がり、最後は頭から飛び込んで1stダウンを獲得です。
ベテランQBの気迫あふれるプレーでスタンドが盛り上がります。

さらに1stダウンを更新した後、QBを#5木下に代え、相手陣18ヤード3rdダウン14の攻撃、
右エンドゾーン奥で#81井上繁明がフリーとなり、パスキャッチ、ライズTDです。
と、ここでライズに腰から下の不正なブロックの反則。
幻のTDとなってしまいます。

次のプレーはパス不成功でFGを試みます。
44ヤードFGを#16K/WR出澤がしっかりと決め、ライズ反撃の烽火をあげます。
(2Q 4:45 ライズ 3-7 IBM)

しかしながら、IBMの次のシリーズ、キックオフをライズ陣43ヤードまで返され、
#15岡村のパス、ライズディフェンスの反則などで、ライズ陣レッドゾーン内に攻め込まれてしまいます。
ここで#15岡村がエンドゾーン内右奥へ浮かせたパスを投じ、
これを#17WR小川がディフェンスをかわしキャッチ、TDを許してしまいます。
(キック成功、2Q 7:20 ライズ 3-14 IBM)

前半残り4分40秒、もう負けられないライズ、前半のうちに少しでも点差を詰めておきたいところです。

相手のキックオフを#24DBレジー・ミッチェルが26ヤードまでリターンしての1stダウンの攻撃です。
#5木下から右へのパスが、#25WR前田にヒットします。
マークのDBが転倒して、前田はフリーとなり、相手陣26ヤードまでゲイン、
48ヤードのビッグゲインです。
さらに、#5木下のQBキープ、#28杉原へのクイックパスなどで、相手陣9ヤードまで攻め込みます。
ここで右エンドゾーン内、#87TE武井へパスが投じられます。
相手ディフェンスにディフリクトされボールが高く浮きますが、武井がよく戻り、このボールを座り込みながらエンドゾーン内でキャッチ、
ライズTDです。
(キック成功、2Q 10:23 ライズ 10-14 IBM)

ライズ得点後のキックオフ、#99K/P/DT木村健太郎のキックオフをIBMがファンブル、これを相手陣38ヤードで
ライズがリカバーします。
前半終了間際、大きなチャンスとなりますが、パスコースのサインミスなどがあって生かせず、前半終了です。
(前半終了 ライズ 10-14 IBM)

4点ビハインドでの前半終了です。
立ち上がりはもたついたものの、試合が進むにつれて、攻守にわたり歯車がかみ合ってきました。
ハーフタイムショーに続き、トップチアの「がんばれライズ、がんばれライズ」のテンポの良い掛け声に
ライズファンの応援に一段と熱が入ります。さあ、後半戦の逆転劇に期待しましょう。

ノジマ相模原ライズ、#99K/P/DT木村健太郎のキック、IBMのリターンで後半戦開始です。
IBM後半最初のオフェンスシリーズ、なんと、インターセプト、ライズのターンオーバーとなります。
#23FS北村、相手QBのパスコースを読み、50ヤード付近でパスキャッチ、相手陣42ヤードまでリターンです。
後半開始早々のライズディフェンスのビッグプレーです。

しかし、絶好のチャンスも#5QB木下のパスが決まらず、
3アンドアウトで攻撃終了です。

その後攻守交代を繰り返し、むかえた第3クォーター終盤、相手陣31ヤードからの3rdダウン9、ライズの攻撃です。
#5木下、相手ブリッツの厳しいラッシュを受けながらも左エンドゾーンへ浮かせたパスを投げます。
#28RB杉原が走りこんでいました。
見事なTDパスです。ライズ逆転です。
(キック成功、3Q 11:43 ライズ 17-14 IBM)

クォータータイム、ライズ応援スタンドにWAVEが巻き起こります。
チアが、コンさる君が、スタンドが一体となってWAVEの嵐です。
ライズ逆転の後、ファンが盛り上がっています。このまま、Xリーグ初勝利に向けて突っ走りましょう。

しかし、IBMも黙ってはいません。ライズディフェンスの隙を巧みにつき、#14QB多川のランなどで、ライズ陣エンドゾーン直前まで迫ります。
ライズもゴールラインディフェンスをがんばり、自陣10ヤード4thダウン2まで頑張りますが、ここでギャンブルを決められ、
直後のプレーで#15QB岡村がQBスニークでTDを奪います。
IBM逆転です。
(キック成功、4Q 4:52 ライズ 17-21 IBM)

IBMキックオフ直後のプレー、ライズ自陣35ヤードからです。
#5木下がボールをキープし、左へと展開します。
スクリメージを突破すると、早い、早い、右に左にタックルをかわし、ひたすらエンドゾーンへと向け走ります。
ついに、65ヤードを走り切りました。#5木下、QBキープでタッチダウン、ライズ、あっという間に再逆転です。
(キック失敗、4Q 5:15 ライズ 23-21 IBM)

残り6分45秒、ライズのキックオフで試合再開です。
自陣15ヤードからのリターンを#23北村が止めて、自陣36ヤードからのIBMの攻撃です。

左へ右へとピッチからのラン攻撃を仕掛け、IBMあっという間に相手陣に攻め込みます。
さらに、#15岡村から、左へ開いた#18WR高木へとパスが通り、21ヤードのゲイン、相手陣17ヤードまで攻め込みます。
さらにさらに、#15岡村のQBキープ、#30RB工藤のランで、5ヤードまで前進。
ライズ必死のゴールラインディフェンスで、#26RB吉津の左へのダイブは止めますが、次のプレー、
#15岡村からのパスが右から中央へ切れ込んだ#17WR小川に向かいます。
やられた、ライズファン誰もが思いました。
ところが小川がまさかのドロップ、結局FGの3点に終わります。

しかし、TFPを1度外しているライズ、1点のビハインドとなってしまいました。
(4Q 8:49 ライズ 23-24 IBM)

最終クォーター、残り3分11秒、IBMのキックオフはエンドゾ-ン内へ、タッチバックとなり、
自陣20ヤードからのライズの攻撃です。
負けられない一戦、最後の攻撃にかけます。
ラン攻撃を続け、ダウンを更新、自陣36ヤードからの1stダウン、#5木下から、右サイドライン際の
#25WR前田へとパスがヒットし、38ヤードのロングゲイン、相手陣26ヤードまで攻め込みます。

残り時間は1分余り、FGには少し距離があります。
何とか得点に結び付け逆転したいライズ、#25前田へ、#7WR井本へとパスが投げられますがいずれもインコンプリート、
ライズ後がありません。
むかえた相手陣26ヤード3rdダウン10、明らかにパスシチュエーションですが、プレーの選択はランです。
#5木下から右の#28杉原へとピッチ、引き気味の相手ディフェンスが上がってくるところをするりするりとかわし、
右サイドライン際を疾走、26ヤードを走り抜けます。見事なTDです。ライズ、またまた逆転です。

そしてそして、気を弛めずに2ポイントコンバージョンに挑みます。右に配した二人のレシーバーが、
スクリメージラインを越えて、二人揃って左へ、マークが引きずられ空いたスペースに左から#25前田が入ってきます。
#5木下からのパスが前田へとジャストヒットです。絵にかいたようなパスが通り、2ポイントコンバージョン成功です。
(4Q 11:01 ライズ 31-24 IBM)

残り時間59秒、最後に必死の攻撃を仕掛けるIBMですが、#6CB清水のパスディフェンス、
鉄壁ディフェンスラインのランストップでゲインを許しません。迎えた最後のプレー、エンドゾーン間近へのパスを
またまた#6清水が倒れながらも片手をさし伸ばしてボールに触れパスカット、そして相手QBのイリガルフォワードパスの反則があって、
自動的に試合終了です。ライズ、勝ちました。
苦戦ながらもライズ力を結集したノジマ相模原ライズ、Xリーグ初勝利です。
(試合終了 ライズ 31-24 IBM)

ノジマ相模原ライズ 1stステージを1勝1敗としました。

4TD、1FG、31得点を挙げたオフェンス、なかでも#5QB木下、#28RB杉原の活躍が光りました。
木下は、パス10回成功、159ヤード、2TD、ラン5回82ヤード、1TD、杉原は、ラン9回82ヤード、1TD、
レシーブ6回52ヤード、1TD。まさに大車輪の活躍です。そして、忘れていけないのは、#25WR前田です。
大事なところでの2本のパスキャッチ、それも48ヤード、38ヤードのロングゲインです。
いぶし銀のベテランがTDのお膳立ての素晴らしい働きをしてくれました。

次戦は、9月25日午後1時30分川崎球場、相手はアサヒビールシルバースターです。厳しい相手が続きますが、
本日同様、選手、スタッフ、チア、コンさる君、そしてファンの皆様、すべてのライズ力を結集し、
Xリーグを勝ち抜きましょう!!

(記事:石川)